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原子力発電は複数の専門家が、既に経済性はなく、経済的にはできるだけ早く撤廃し、再生エネルギーなどを推進した方が出費が少なく安価な電力を作る事ができる、と言う長期的な見通しを出しています。http://digital.asahi.com/articles/ASK3N3QJ6K3NULBJ001.html [asahi.com]http://www.wwf.or.jp/activities/climate/cat1277/wwf_re100/#energyscena... [wwf.or.jp]
既に原発に利害関係を持たない経済学者の間ではこれが主流ですよ。そして利害関係がある人たちは騒いでいますが、市場の評価は、主要な原子力企業は軒並み経営不振。株価は低下。売り先も無く売却もできない状態です。日本政府に限らずいろいろな原発輸出をしたい国が莫大な補助金と債務保証をつけて強引に輸出をしようとしていますが、そう言う条件ですら、プロジェクトの破綻が相次いでいます。
ほぼ経済性はありません。中国やアメリカ、フランスなどある程度経済性を虫できる軍需的目的がある場合は話が別ですが、日本ではほぼ意味がありません。
再生可能エネルギーに限らなくとも、電力価格はアメリカのシェールガス革命に代表されるように、一定以上のコストになると実用になってくるエネルギーが多数あります。従って、一定以上のコスト上昇はありません。一方ウランは中国が軍事目的で買っていますが、長期的にはどこまで需要が見込めるか解らない中、新たな開発どころか将来性皆無と考えられて押し付け合いが発生しています。ゴミの廃棄コストも上昇中で、価格が上がる事は間違いがないでしょう。
引き続き軍事分野では有用性がありますが、アメリカは軍事分野を分離した残りカスを英国経由で東芝に押しつけ、結果ご覧の有様です。中国は経済自体が軍事分野と分離されていませんから、民間でもまだ勢いがあります。しかし、同時に中国は、再生可能エネルギーのコストを大幅に低下させている中心地でもあります。いずれアメリカと同じ戦略をとるでしょう。残りカスを押しつける先があるかはわかりませんが。
そう言う声を無視して都合の良い所だけ「専門家はこういっているが愚衆が邪魔をする」という構図を作りたがるのはどうかと思うのですが。都合の悪い専門家の声を聞かない、これこそ「心情的」の典型では無いのですか?
原発の必要性は経済性だけじゃないのが難しいところ。
アメリカはそこをすごくうまくやっているんだよな。
まず、軍事用はWHを売る前に切り離している。アメリカの原子力予算のうち、軍用は8割を占める。従来型の原子力空母に搭載された軍用の原子炉はWH製だったが、その開発部門は分社化され、現在の最新鋭の原子力空母などに搭載されているのは、WHから切り離された人たちの会社が作っている。軍用の原子炉を作る会社は3社あるが、いずれも大きな会社からスピンアウトして、完全に民間とは分離されている。
次に、医療用の放射性物質を作るための原発というものがあるんだが、これもアメリカだと別予算で動いている(らしい。)こっちは出力が小さく特殊な型らしいのでよく分からないが。
また、アメリカはエネルギーの安全保障はあんまり考えなくて良い。原子力産業の連中は軍需で喰わせることができるので、うまくやってると思うわ。
一方の日本は軍需用は、基本的には、基本的にはないので考えなくて良い。医療用原発はそもそも日本にはない。完全に輸入。研究はされているが、加速器のほうがいいんじゃねと言う話になりつつある。ただしこれは裏返すと、原子力の技術を維持するために、これらの名目を使う事ができないと言う所で原子力産業周辺の連中は民間に固執することになり、色々と不幸な事が起きているとも言えるが。
そうなると日本はエネルギーの安全保障の問題が「経済性以外」という所で最も大きいんだと思う。そこで従来は原子力が大事だと言っていたわけだが、戦争が海洋封鎖を伴う国家間の戦争から、テロリズムに対する戦いに切り替わってきて久しく、安全保障上必要というものから、致命的な急所に変わりつつある。それを耐えるために新たな設計基準が適応されるようになり、更に輪をかけて変えてコスト高を招いている。(ただし、上のACがあげているような多くの試算には、これらのコスト上昇が含まれていないのが恐ろしいところ)
その一方で、エネルギーの自給自足という再生可能エネルギーが実用になると言う研究や、原発に対しては、結局稼働させるために必要なもの(それは化石燃料も含む)は海外からの輸入に頼らざるを得ないので原発はエネルギー安全保障としては実際には役に立たない、等と言う発表が専門家からでるようになっていて、エネルギーの安全保障と言う点では重要性が落ちつつあるのが今のところだ。もちろん将来大きく事情は変わるかも知れないけど。
経済性以外の必要性とは?
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
原発は既に経済性が無い。都合悪い「専門家」の声も聞け (スコア:4, 興味深い)
原子力発電は複数の専門家が、既に経済性はなく、経済的にはできるだけ早く撤廃し、再生エネルギーなどを推進した方が出費が少なく安価な電力を作る事ができる、と言う長期的な見通しを出しています。
http://digital.asahi.com/articles/ASK3N3QJ6K3NULBJ001.html [asahi.com]
http://www.wwf.or.jp/activities/climate/cat1277/wwf_re100/#energyscena... [wwf.or.jp]
既に原発に利害関係を持たない経済学者の間ではこれが主流ですよ。
そして利害関係がある人たちは騒いでいますが、市場の評価は、主要な原子力企業は軒並み経営不振。株価は低下。売り先も無く売却もできない状態です。日本政府に限らずいろいろな原発輸出をしたい国が莫大な補助金と債務保証をつけて強引に輸出をしようとしていますが、そう言う条件ですら、プロジェクトの破綻が相次いでいます。
ほぼ経済性はありません。
中国やアメリカ、フランスなどある程度経済性を虫できる軍需的目的がある場合は話が別ですが、日本ではほぼ意味がありません。
再生可能エネルギーに限らなくとも、電力価格はアメリカのシェールガス革命に代表されるように、一定以上のコストになると実用になってくるエネルギーが多数あります。従って、一定以上のコスト上昇はありません。
一方ウランは中国が軍事目的で買っていますが、長期的にはどこまで需要が見込めるか解らない中、新たな開発どころか将来性皆無と考えられて押し付け合いが発生しています。ゴミの廃棄コストも上昇中で、価格が上がる事は間違いがないでしょう。
引き続き軍事分野では有用性がありますが、アメリカは軍事分野を分離した残りカスを英国経由で東芝に押しつけ、結果ご覧の有様です。中国は経済自体が軍事分野と分離されていませんから、民間でもまだ勢いがあります。しかし、同時に中国は、再生可能エネルギーのコストを大幅に低下させている中心地でもあります。いずれアメリカと同じ戦略をとるでしょう。残りカスを押しつける先があるかはわかりませんが。
そう言う声を無視して都合の良い所だけ「専門家はこういっているが愚衆が邪魔をする」という構図を作りたがるのはどうかと思うのですが。
都合の悪い専門家の声を聞かない、これこそ「心情的」の典型では無いのですか?
Re: (スコア:0)
原発の必要性は経済性だけじゃないのが難しいところ。
Re:原発は既に経済性が無い。都合悪い「専門家」の声も聞け (スコア:1)
アメリカはそこをすごくうまくやっているんだよな。
まず、軍事用はWHを売る前に切り離している。アメリカの原子力予算のうち、軍用は8割を占める。
従来型の原子力空母に搭載された軍用の原子炉はWH製だったが、その開発部門は分社化され、現在の最新鋭の原子力空母などに搭載されているのは、WHから切り離された人たちの会社が作っている。軍用の原子炉を作る会社は3社あるが、いずれも大きな会社からスピンアウトして、完全に民間とは分離されている。
次に、医療用の放射性物質を作るための原発というものがあるんだが、これもアメリカだと別予算で動いている(らしい。)こっちは出力が小さく特殊な型らしいのでよく分からないが。
また、アメリカはエネルギーの安全保障はあんまり考えなくて良い。
原子力産業の連中は軍需で喰わせることができるので、うまくやってると思うわ。
一方の日本は軍需用は、基本的には、基本的にはないので考えなくて良い。
医療用原発はそもそも日本にはない。完全に輸入。研究はされているが、加速器のほうがいいんじゃねと言う話になりつつある。
ただしこれは裏返すと、原子力の技術を維持するために、これらの名目を使う事ができないと言う所で原子力産業周辺の連中は民間に固執することになり、色々と不幸な事が起きているとも言えるが。
そうなると日本はエネルギーの安全保障の問題が「経済性以外」という所で最も大きいんだと思う。そこで従来は原子力が大事だと言っていたわけだが、戦争が海洋封鎖を伴う国家間の戦争から、テロリズムに対する戦いに切り替わってきて久しく、安全保障上必要というものから、致命的な急所に変わりつつある。
それを耐えるために新たな設計基準が適応されるようになり、更に輪をかけて変えてコスト高を招いている。
(ただし、上のACがあげているような多くの試算には、これらのコスト上昇が含まれていないのが恐ろしいところ)
その一方で、エネルギーの自給自足という再生可能エネルギーが実用になると言う研究や、原発に対しては、結局稼働させるために必要なもの(それは化石燃料も含む)は海外からの輸入に頼らざるを得ないので原発はエネルギー安全保障としては実際には役に立たない、等と言う発表が専門家からでるようになっていて、エネルギーの安全保障と言う点では重要性が落ちつつあるのが今のところだ。もちろん将来大きく事情は変わるかも知れないけど。
Re: (スコア:0)
原発の必要性は経済性だけじゃないのが難しいところ。
経済性以外の必要性とは?