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> いくつかの会社がIntelのプロプライエタリーなx86 ISAを無断でエミュレートしようとしているとの報道があることに触れ
っていうけど。
x86版Androidに標準で搭載されているHoudini Binary Translator [impress.co.jp] その秘密は、x86版のAndroidに標準で搭載され、Intelの内部コードネームで「Houdini Binary Translator」と呼ばれるバイナリ変換ソフトウェアが、NDKで作られたARMバイナリをx86に変換しながら実行していく。 このため、仮にARM版のバイナリしか持っていないアプリケーショ
問題は特許侵害などの、違法な行為があるかどうかだけ。MicrosoftとQualcommがx86互換を作るのも、IntelがARM互換を作るのも、権利の侵害がなければ自由です。特許に引っかかる場合でも、適切にライセンス受ければ問題ありません。
CPUは命令セットもそうだし、その命令セットを実現するための内部メカニズムもそうだが、 [ascii.jp]いたるところを特許で保護しており、第三者が簡単にこれを利用できないようにしている。
というんだから、独自の命令セットのプロセッサを持つところは、当然それをがちがちに特許で固めているもんだと思うけど。
> 特許に引っかかる場合でも、適切にライセンス受ければ問題ありません。
ライセンスはライセンサーが首を縦に振るつもりが無けりゃ、どうにもならないわけで、「受ければ問題ありません」なんてかんたんに済む話ではない。今回のケースは、例えMicrosoftやQualcommが「Intelさん、使わせてください」と頼んできてもぜったいIntelは許すつもりはないよね。Intelにとってメリットが何も無いもん。
でも裁判で勝てそうに無いからお金でケリをつけたんじゃないでしょうか。もちろん訴訟に応じる体力がないところは従うしかありませんが。
2000年にはARM互換のCPU IPを開発したpicoTurboを訴え、最終的にARMがそれなりの金額を支払って販売差し止めに関して和解した。
リンク先のニュースリリース [arm.com]では、"ARM has agreed to pay £6.4 million to Herodion" とあるので、9億円ぐらいを ARM が払ったようですね。(Herodion は picoTurbo の事業を継承した会社のようです。)
ARMにとっては互換CPUの販売差し止めが目的なのです手段はなんでもいいですよ
いや、なんでもいいわけはない。今後の訴訟のためには判例を作っておきたいし、費用はなるべく安くあげたいはずです。利益の最大化が目的なのです。販売差し止めが目的じゃない。
だから裁判で勝てるんなら勝って販売差し止めをするでしょうし、そうでなくても勝利的和解をするでしょう。しかし実際は金を積んで和解した、つまり勝てないと踏んだのではないか、という話です。ARM が命令セットに特許をとっていても裁判に勝てそうにないとなると、今回の Intel の話も同じでは?と思うわけです。
クアルコムが対象になるとは思えないから、x86 エミュレータをつくるマイクロソフトを対象に裁判をやってもすくなくとも体力負けはないと思いますし。
まあそこのところ、特許に引っかかるかどうかは、どれだけ緻密に特許でカバーしているかと、相手がどれだけ巧みに迂回策を弄しているかに係ってくるので、個々の案件の内容次第だ。ARMがpicoTurbo相手に失敗したからといって、他の相手に対しても同じ結果になるとは限らないし、Intelも今回の件で同じことになるとも言えんだろう。
わかりやすく言うと、常識的には勝てるが万一負けた場合の損害が途方もないときには金払って降りるのもありうるARMは攻めじゃなくて守りだからね、攻めの利益最大化が特攻訴訟でも守りの利益最大化はそうはいかない
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
あれ? Intelもやってなかったっけ? (スコア:2, 興味深い)
> いくつかの会社がIntelのプロプライエタリーなx86 ISAを無断でエミュレートしようとしているとの報道があることに触れ
っていうけど。
x86版Androidに標準で搭載されているHoudini Binary Translator [impress.co.jp]
その秘密は、x86版のAndroidに標準で搭載され、Intelの内部コードネームで「Houdini Binary Translator」
と呼ばれるバイナリ変換ソフトウェアが、NDKで作られたARMバイナリをx86に変換しながら実行していく。
このため、仮にARM版のバイナリしか持っていないアプリケーショ
Re: (スコア:0)
問題は特許侵害などの、違法な行為があるかどうかだけ。
MicrosoftとQualcommがx86互換を作るのも、IntelがARM互換を作るのも、権利の侵害がなければ自由です。
特許に引っかかる場合でも、適切にライセンス受ければ問題ありません。
Re: (スコア:0)
CPUは命令セットもそうだし、その命令セットを実現するための内部メカニズムもそうだが、 [ascii.jp]
いたるところを特許で保護しており、第三者が簡単にこれを利用できないようにしている。
というんだから、独自の命令セットのプロセッサを持つところは、当然それをがちがちに特許で
固めているもんだと思うけど。
> 特許に引っかかる場合でも、適切にライセンス受ければ問題ありません。
ライセンスはライセンサーが首を縦に振るつもりが無けりゃ、どうにもならないわけで、「受ければ問題ありません」なんて
かんたんに済む話ではない。今回のケースは、例えMicrosoftやQualcommが「Intelさん、使わせてください」と頼んできても
ぜったいIntelは許すつもりはないよね。Intelにとってメリットが何も無いもん。
Re:あれ? Intelもやってなかったっけ? (スコア:2)
CPUは命令セットもそうだし、その命令セットを実現するための内部メカニズムもそうだが、 [ascii.jp]
いたるところを特許で保護しており、第三者が簡単にこれを利用できないようにしている。
というんだから、独自の命令セットのプロセッサを持つところは、当然それをがちがちに特許で
固めているもんだと思うけど。
でも裁判で勝てそうに無いからお金でケリをつけたんじゃないでしょうか。もちろん訴訟に応じる体力がないところは従うしかありませんが。
リンク先のニュースリリース [arm.com]では、"ARM has agreed to pay £6.4 million to Herodion" とあるので、9億円ぐらいを ARM が払ったようですね。(Herodion は picoTurbo の事業を継承した会社のようです。)
Re: (スコア:0)
手段はなんでもいいですよ
アイデンティティのために裁判で勝つのが目的じゃない
Re:あれ? Intelもやってなかったっけ? (スコア:2)
ARMにとっては互換CPUの販売差し止めが目的なのです
手段はなんでもいいですよ
いや、なんでもいいわけはない。今後の訴訟のためには判例を作っておきたいし、費用はなるべく安くあげたいはずです。利益の最大化が目的なのです。販売差し止めが目的じゃない。
だから裁判で勝てるんなら勝って販売差し止めをするでしょうし、そうでなくても勝利的和解をするでしょう。しかし実際は金を積んで和解した、つまり勝てないと踏んだのではないか、という話です。ARM が命令セットに特許をとっていても裁判に勝てそうにないとなると、今回の Intel の話も同じでは?と思うわけです。
クアルコムが対象になるとは思えないから、x86 エミュレータをつくるマイクロソフトを対象に裁判をやってもすくなくとも体力負けはないと思いますし。
Re: (スコア:0)
まあそこのところ、特許に引っかかるかどうかは、どれだけ緻密に特許でカバーしているかと、
相手がどれだけ巧みに迂回策を弄しているかに係ってくるので、個々の案件の内容次第だ。
ARMがpicoTurbo相手に失敗したからといって、他の相手に対しても同じ結果になるとは限らないし、
Intelも今回の件で同じことになるとも言えんだろう。
Re: (スコア:0)
1%の敗訴のリスクと99%の当たり前の判例が釣り合うかどうかなんて、個別の件をよく調べないと誰にもわからない
Re: (スコア:0)
わかりやすく言うと、常識的には勝てるが万一負けた場合の損害が途方もないときには金払って降りるのもありうる
ARMは攻めじゃなくて守りだからね、攻めの利益最大化が特攻訴訟でも守りの利益最大化はそうはいかない