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農協の仕事って贅肉削ったら農家が自前で捌けない産品の売却先と素早い流通の確保に代金回収だけ全国区で展開する競合が出現しないのは農家が過保護を望むからなのか?法律なのか?
農協の中核事業は営農というのがある。たぶんこれがキモ。
営農とは、文字通り農業の運営を助ける…と言うのもの。非常に多岐に渡り、作物の栽培方法の指導、市況などの情報の提供、新しい栽培方法の連絡や、防除に関する法律の確認に認可の取り纏め等などを実施するところ。さらには、地域的にブランド力が落ちてきたような、収益性が落ちてきたような作物から別の作物に転換を促す、と言った様なことも行っている。これらはコミュニティとしても機能していて、同じ作物を作っている生産農家を「部会」(※地方によって呼び名が異なる)としてまとめて、情報交換するなどが行われている。
こうして、上手く農家を取り纏め、指導することで地域全体として作物の品質を上げ、ブランド力を上げ、また出荷量を調整して、市場でできる限り高く売れる素地を作るのがこの営農だ。
この機能が非常に強力で、なおかつ農協の本質的機能の一つだと思われる。そして、これは一朝一夕では無理。なので、結構な規模の大規模農家で、かなりを価格的に有利な直接取引により出荷していても、最低限の量は農協にも出荷して農協にも加盟している例が多い。これはこの営農機能がなければ、高品質な商売が難しいからだ。(一方で農協の営農機能のいいところだけつまみ食いして自主流通するというフリーライダー的な行動はそれなりに問題にもなっているが、また別の話)
他にも、農家に特化した商品を持っている金融機能も利用しなければ農業経営は成り立たないと考えて良い。昔より良くはなっているが、地銀はもちろん信金なども農業に対する投資評価はまだまだ上手く出来ないため、農協の金融機能を使わなければ規模拡大なども成り立たない。その最たる物が損害保険で、農協が取り扱う共済は非常に特殊な構造をしており、一般の損害保険は扱えるようなものではない。
後は…流通機能もとんでもなく強力だ。全農を食品商社としてみると、流通額7兆円弱となる。第二位に3倍近い差を付けて圧倒的な金額になっている。この他に単位農協が自前で流通している部分もかなりあるので、これもそう簡単に真似はできない。
自分の都合が良い所は「強み」気にくわないところを「参入障壁」
なーんて言い換えているうちはどうにもなりませんよ
実は銀行がJA代わりに貸すのは全然問題は無い。ただ日本の銀行はベンチャー問題でも判る様に、画一的な条件でしか貸さないから農家には使い辛いって問題が。
農協は、農家の農業による収入・支出を把握しているので、与信判断がしやすいんでしょうね。
農協は農民に金を殆ど回していません。ウィキペ「農林中央金庫」には「農業団体等の第一次産業事業への貸付は全体のポートフォリオの5%に満たない」とある。
農林中央金庫は銀行免許を持つ金融機関でありながら金融庁ではなく農林水産省の所管となっており、挙句に1990年3月の総量規制が不動産向け融資は住宅金融専門会社を対象としなかったのと併せ、農協系金融機関は対象外とされたのを良い事に、1990年代のバブル崩壊によって住専は多額の不良債権を抱えるようになった住専に、母体行を除外すれば、農林系金融機関を中心とした金融機関が貸し込んでおり、これらが貸し倒れる事による金融システム(≒農協)の連鎖破綻による金融システム破綻を防ぐためと称し、6850億円もの公的資金を(多くは農協に)投入する、特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法を、第136回国会=住専国会を経て可決成立させて、膨大な血税を投じて農協を維持存続させた経緯なんて、もう多くの人は忘れただろうなぁ。
農中は銀行免許持ってませんよ。もともと当然に銀行業ができるんで。また、金融庁の所管でもありますよ。
銀行員というのは高学歴のくせして担保とって貸すとかいう中卒がexcelでできそうな仕事しかしないのか...
そうだなその割には銀行の方が額も件数も多いよななぜなんだろー高学歴なのに
ぶっちゃけ担保や連帯保証人を確保すれば貸してくれるのだから日本の金融機関は良心的ですよ。
普通の銀行が農協のように農家にお金を貸したら、台風や洪水、渇水になったら即終了。
そういうときに助けてくれるのが農協で、だから農協を辞められない。
いろんな規制があって問題になってるよね。
酪農なんて補助金なければやれないとか言ってたけど農協抜けて自由にやったら、安くてうまい牛乳ができてしまったってこの前テレビでやってたよ。今度はバターを作ろうとしたら、バター工場に農協からチャチャが入ってお釈迦になったとかしょうがないから外資のバター工場を作ろうって話まで出る始末wwwでも組合員が農協から抜けられるとまずいので、さらに規制を強化しようって動きもちらほらと・・
酪農の話は農協ではなくて、指定団体制度って奴な。それを農協の問題だとしてテレビ作っていたなら、それは完全に中身は間違っているので信用しない方がいい。農協をスケープゴートにすれば無知な奴らが支持してくれるを得られる、ってのは、日経新聞系の経済番組で良く唱えられるが、制度をきちんと理解している者が見ると、あちこちおかしい。
近頃のバター不足の件でやり玉に挙がったが、実はそこがきちんと販売調整をしていたために被害が最小限に抑えられた話でもある。需要が足りなくなったと言われた時、実際に不足した量は全体の1%~2%程度だった。乳製品は一般農作物よりもさらに輪をかけて需要の変動に弱い。そうして全面的に需要を支え、安定供給し、また同時に酪農家に安定的な収入をもたらす仕組みがこの指定団体制度だ。近頃のノウキョーカイカクでも流石にここに手を付けてはまずいと言うことで回避された。同じような仕組みは、酪農の先進国であるニュージーランドでも行われている。
そう言った仕組みに対して、一部の特殊な事をやった成功例を持ち出してくるのは、それを全面的に適用することは出来ないのだから議論が全く違うと言うことを知った方が良い。こういった言動は、大衆の脚である軽自動車を作っている会社に、販売する車を全部フェラーリにすれば大儲けできる等と言う様なもの。意味が無い。
何でもかんでも農協に責任をおっ被せて悪口言えばいいってもんじゃないな。日本のスーパーで高級でもないバターが異常に高く、マーガリンだらけな理由を知らないんですね。
その理由は2つ。一つ目は、そもそも大消費国に比べて一人当たりの消費量が10倍以上違うなど、国によって大きな差があること。日本人は加工食品用など含めて年間一人当たり600グラム程度。一方欧米では一人当たり5キロから8キロと言った単位で消費する。それに伴い価格も違う。もう一つは、そもそも国ごとにバターの価格は非常に大きな差があるのに、最も安価なタイプとだけ比較する統計上のテクニックに引っかかってるからですね。例えばスイスのバターの価格は日本よりも高い。
フランスは米国並み、とまでは行かないが安くなった。これは自由化の影響なのだが、価格は暴落するわ、暴落したから需要が増えたかと思ったら需要は伸びず、酪農家は借金を買えど
それは確かに是正するべきですね!
でも、どこの国の話をしていますか?日本は、きちんと管理され、最も日本人に好まれる味の製品が市場供給されていますので、是非そこに是非日本の仕組みを輸出するべきですね!
日本は、きちんと(国内生産数)管理され、最も日本人に好まれる味の製品が(大量に輸入された乳製品をもとに再生産することによって)市場供給されています
なら話はわかる組織によるな恫喝的圧力をもって酪農家の乳製品(生乳以外)の製造を縛ってる現状が現実世界の日本です貴方はどこの世界の方ですか?
だったら既に日本は達成している。100%は無理でも、不作の時ですら不足率数パーセントというレベルでやってるよ。バターの話を言うなら、ここらへんとか読んでみて http://toyokeizai.net/articles/-/148001 [toyokeizai.net] それでも「もう一つの真実だ」みたいなアメリカ大統領並のことを言
株式会社が農家を買収して農業をしたりしても、結局儲からなくて廃止して捨てたりするからね。
JAのせいで日本の農業がダメになったのか、JAがあったからここまで頑張れたのかどっちだ。
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人生unstable -- あるハッカー
なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
農協の仕事って贅肉削ったら
農家が自前で捌けない産品の売却先と素早い流通の確保に代金回収だけ
全国区で展開する競合が出現しないのは農家が過保護を望むからなのか?法律なのか?
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:5, 興味深い)
農協の中核事業は営農というのがある。たぶんこれがキモ。
営農とは、文字通り農業の運営を助ける…と言うのもの。
非常に多岐に渡り、作物の栽培方法の指導、市況などの情報の提供、新しい栽培方法の連絡や、防除に関する法律の確認に認可の取り纏め等などを実施するところ。さらには、地域的にブランド力が落ちてきたような、収益性が落ちてきたような作物から別の作物に転換を促す、と言った様なことも行っている。
これらはコミュニティとしても機能していて、同じ作物を作っている生産農家を「部会」(※地方によって呼び名が異なる)としてまとめて、情報交換するなどが行われている。
こうして、上手く農家を取り纏め、指導することで地域全体として作物の品質を上げ、ブランド力を上げ、また出荷量を調整して、市場でできる限り高く売れる素地を作るのがこの営農だ。
この機能が非常に強力で、なおかつ農協の本質的機能の一つだと思われる。そして、これは一朝一夕では無理。
なので、結構な規模の大規模農家で、かなりを価格的に有利な直接取引により出荷していても、最低限の量は農協にも出荷して農協にも加盟している例が多い。これはこの営農機能がなければ、高品質な商売が難しいからだ。
(一方で農協の営農機能のいいところだけつまみ食いして自主流通するというフリーライダー的な行動はそれなりに問題にもなっているが、また別の話)
他にも、農家に特化した商品を持っている金融機能も利用しなければ農業経営は成り立たないと考えて良い。昔より良くはなっているが、地銀はもちろん信金なども農業に対する投資評価はまだまだ上手く出来ないため、農協の金融機能を使わなければ規模拡大なども成り立たない。その最たる物が損害保険で、農協が取り扱う共済は非常に特殊な構造をしており、一般の損害保険は扱えるようなものではない。
後は…流通機能もとんでもなく強力だ。全農を食品商社としてみると、流通額7兆円弱となる。第二位に3倍近い差を付けて圧倒的な金額になっている。この他に単位農協が自前で流通している部分もかなりあるので、これもそう簡単に真似はできない。
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:2)
Re: (スコア:0)
自分の都合が良い所は「強み」
気にくわないところを「参入障壁」
なーんて言い換えているうちはどうにもなりませんよ
Re: (スコア:0)
実は銀行がJA代わりに貸すのは全然問題は無い。
ただ日本の銀行はベンチャー問題でも判る様に、画一的な条件でしか貸さないから農家には使い辛いって問題が。
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
農協は、農家の農業による収入・支出を把握しているので、与信判断がしやすいんでしょうね。
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
農協は農民に金を殆ど回していません。
ウィキペ「農林中央金庫」には「農業団体等の第一次産業事業への貸付は全体のポートフォリオの5%に満たない」とある。
農林中央金庫は銀行免許を持つ金融機関でありながら金融庁ではなく農林水産省の所管となっており、
挙句に1990年3月の総量規制が不動産向け融資は住宅金融専門会社を対象としなかったのと併せ、農協系金融機関は対象外とされたのを良い事に、
1990年代のバブル崩壊によって住専は多額の不良債権を抱えるようになった住専に、母体行を除外すれば、農林系金融機関を中心とした金融機関が貸し込んでおり、
これらが貸し倒れる事による金融システム(≒農協)の連鎖破綻による金融システム破綻を防ぐためと称し、6850億円もの公的資金を(多くは農協に)投入する、
特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法を、第136回国会=住専国会を経て可決成立させて、膨大な血税を投じて農協を維持存続させた経緯なんて、
もう多くの人は忘れただろうなぁ。
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
農中は銀行免許持ってませんよ。もともと当然に銀行業ができるんで。また、金融庁の所管でもありますよ。
Re: (スコア:0)
銀行員というのは高学歴のくせして担保とって貸すとかいう中卒がexcelでできそうな仕事しかしないのか...
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:1)
担保価値を正確に算出することさえ不要だからね。
Re: (スコア:0)
高学歴を高給で雇ってるわけで
Re: (スコア:0)
そうだな
その割には銀行の方が額も件数も多いよな
なぜなんだろー
高学歴なのに
Re: (スコア:0)
ぶっちゃけ担保や連帯保証人を確保すれば貸してくれるのだから日本の金融機関は良心的ですよ。
Re: (スコア:0)
普通の銀行が農協のように農家にお金を貸したら、台風や洪水、渇水になったら即終了。
そういうときに助けてくれるのが農協で、だから農協を辞められない。
Re: (スコア:0)
いろんな規制があって問題になってるよね。
酪農なんて補助金なければやれないとか言ってたけど
農協抜けて自由にやったら、安くてうまい牛乳ができてしまったってこの前テレビでやってたよ。
今度はバターを作ろうとしたら、バター工場に農協からチャチャが入ってお釈迦になったとか
しょうがないから外資のバター工場を作ろうって話まで出る始末www
でも組合員が農協から抜けられるとまずいので、さらに規制を強化しようって動きもちらほらと・・
Re:なんか参入規制でもあるんかね (スコア:2, 興味深い)
酪農の話は農協ではなくて、指定団体制度って奴な。
それを農協の問題だとしてテレビ作っていたなら、それは完全に中身は間違っているので信用しない方がいい。農協をスケープゴートにすれば無知な奴らが支持してくれるを得られる、ってのは、日経新聞系の経済番組で良く唱えられるが、制度をきちんと理解している者が見ると、あちこちおかしい。
近頃のバター不足の件でやり玉に挙がったが、実はそこがきちんと販売調整をしていたために被害が最小限に抑えられた話でもある。需要が足りなくなったと言われた時、実際に不足した量は全体の1%~2%程度だった。
乳製品は一般農作物よりもさらに輪をかけて需要の変動に弱い。そうして全面的に需要を支え、安定供給し、また同時に酪農家に安定的な収入をもたらす仕組みがこの指定団体制度だ。近頃のノウキョーカイカクでも流石にここに手を付けてはまずいと言うことで回避された。
同じような仕組みは、酪農の先進国であるニュージーランドでも行われている。
そう言った仕組みに対して、一部の特殊な事をやった成功例を持ち出してくるのは、それを全面的に適用することは出来ないのだから議論が全く違うと言うことを知った方が良い。
こういった言動は、大衆の脚である軽自動車を作っている会社に、販売する車を全部フェラーリにすれば大儲けできる等と言う様なもの。意味が無い。
Re: (スコア:0)
何でもかんでも農協に責任をおっ被せて悪口言えばいいってもんじゃないな。
日本のスーパーで高級でもないバターが異常に高く、マーガリンだらけな理由を知らないんですね。
Re: (スコア:0)
その理由は2つ。
一つ目は、そもそも大消費国に比べて一人当たりの消費量が10倍以上違うなど、国によって大きな差があること。日本人は加工食品用など含めて年間一人当たり600グラム程度。一方欧米では一人当たり5キロから8キロと言った単位で消費する。それに伴い価格も違う。
もう一つは、そもそも国ごとにバターの価格は非常に大きな差があるのに、最も安価なタイプとだけ比較する統計上のテクニックに引っかかってるからですね。例えばスイスのバターの価格は日本よりも高い。
フランスは米国並み、とまでは行かないが安くなった。これは自由化の影響なのだが、価格は暴落するわ、暴落したから需要が増えたかと思ったら需要は伸びず、酪農家は借金を買えど
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
それは確かに是正するべきですね!
でも、どこの国の話をしていますか?
日本は、きちんと管理され、最も日本人に好まれる味の製品が市場供給されていますので、是非そこに是非日本の仕組みを輸出するべきですね!
Re: (スコア:0)
日本は、きちんと(国内生産数)管理され、最も日本人に好まれる味の製品が(大量に輸入された乳製品をもとに再生産することによって)市場供給されています
なら話はわかる
組織によるな恫喝的圧力をもって酪農家の乳製品(生乳以外)の製造を縛ってる現状が現実世界の日本です
貴方はどこの世界の方ですか?
Re: (スコア:0)
日本は、きちんと(国内生産数)管理され、最も日本人に好まれる味の製品が
(大量に輸入された乳製品をもとに再生産することによって)市場供給されていますだったら既に日本は達成している。100%は無理でも、不作の時ですら不足率数パーセントというレベルでやってるよ。
バターの話を言うなら、ここらへんとか読んでみて
http://toyokeizai.net/articles/-/148001 [toyokeizai.net]
それでも「もう一つの真実だ」みたいなアメリカ大統領並のことを言
Re: (スコア:0)
株式会社が農家を買収して農業をしたりしても、結局儲からなくて廃止して捨てたりするからね。
JAのせいで日本の農業がダメになったのか、JAがあったからここまで頑張れたのかどっちだ。