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> ついにJPEGの時代が終わるかもしれない
動画由来の静止画フォーマットって面白そうではありますが、おそらく4K以上の大画像とか特殊な状況でのみ細々と使われ、一般には流行らないように思います。
というのも昨今のストレージのコストを鑑みると静止画の圧縮効率なんて、どうでもいいレベルです。むしろ大事なのはビットマップへの展開処理の負荷だったりします。JPEGはアルゴリズムが単純な分、早いんですよね。
いわゆるコールドストレージ的なところへ大量の静止画を塩漬けするにはより圧縮効率のよいフォーマットが求められるのでしょうけれどホットストレージにおいて大量の静止画をサクサクとユーザーに見せたい場合圧縮展開アルゴリズムが複雑すぎちゃうとCPUやメモリ的なところでボトルネックになります。
10年以上前にJPEG2000というフォーマットが一部で流行りましたが当時のPACSなんかでは重たすぎて現場から不評でした・・・今のマルチコア全盛期なら何とかなりそうですが、解像度も相応に上がってますからね。
ということで、おそらくこのHEIFは、JPEGの代替(リプレース)ではなくて上記のJPEG2000が使われるようなニッチにおける上位(アップグレード)を狙っているのかもしれません。
おそらく4K以上の大画像とか特殊な状況でのみ細々と使われ、
むしろ今時のスマホなら4K未満のカメラを探す方が難しそうな気がするんだが。ローエンドだとそんなもの?
あと、4K/60fpsの動画を撮るとなるとHEVCの恩恵は大きい。その動画とエンコーダ・デコーダが共有できて、ハードウェアアシストが受けやすいというのもHEIFの魅力。というか、対応しない意味がわからないレベル。
というわけで、ハイエンドスマホでの撮影目的としてはあっという間に広まるんじゃないかな。Androidも標準で対応するとなると共有側にもHEIFが進出してくる可能性は高い。高解像度画像をそのまま共有できるというのはかなりありがたい話だし。
4Kは3840×2160ピクセルで、8,294,400画素なので、800万画素強。日本で売ってるスマホの95%はこれを超えてるんじゃないかな。
あとのピースはWindowsが対応するかだな。
JPEG2000はHEIFより古いけど、負荷はHEIFより高い=圧縮効率も高い。だから、映画製作等のニッチでは置き換えられないよ。新しい規格=より優れた規格と脊髄反射してしまいがちだけど。
単純にストレージが限られたスマホでたくさんの写真を撮る層に向けてのフォーマットでしょ。
> 昨今のストレージのコスト
PCはともかくスマホでもそこまで言えるほどストレージはタダ同然かなあ。とくに「ギガが減る」クラウドストレージが当たり前に運用されている昨今
しむらー、転送効率転送効率!百歩譲ってストレージコストがタダ同然だとしても、帯域コストはタダとは程遠いぞ!
携帯キャリアはもちろん、固定ブロードバンドキャリアもHEIFを密かに応援してるだろう。(応援してどうにかなるものかどうかはひとまず置いといて)
ストレージはDRAMより遅いフラッシュメモリーなわけで、もうこれだけで展開速度はHEIFの方が有利になったりしないのかなあ。JPEGに比べHEIFの圧縮率は2倍なら、ストレージアクセス時間が半分になるわけで。
http://ieeexplore.ieee.org/document/6317153/?part=1 [ieee.org]
ざっと見てみただけだけど。jpegが固定ブロック単位の離散コサイン変換だけなのに対して、HEIFは右下32方向の近所のブロックで同じものがあればコピーしてる。
これは圧縮では「探す」のは大変だけど、展開はむしろ計算がない分早そうだし、そもそもデータ量が少ないというのはデータ転送速度が減る分、キャッシュがききやすい昨今のCPUではさらに有利な気がする。
最大の問題は特許。H265に倣うなら、MPEC LA、HEVC advance にエンコーダ・デコーダに特許料を払わなければいけないし、アライアンスに入っていない特許所有企業も数社見られる。これらとまとめて特許交渉するのは個人には大変
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
静止画は、むしろ圧縮効率よりも展開速度 (スコア:3)
> ついにJPEGの時代が終わるかもしれない
動画由来の静止画フォーマットって面白そうではありますが、
おそらく4K以上の大画像とか特殊な状況でのみ細々と使われ、
一般には流行らないように思います。
というのも昨今のストレージのコストを鑑みると
静止画の圧縮効率なんて、どうでもいいレベルです。
むしろ大事なのはビットマップへの展開処理の負荷だったりします。
JPEGはアルゴリズムが単純な分、早いんですよね。
いわゆるコールドストレージ的なところへ大量の静止画を塩漬けするには
より圧縮効率のよいフォーマットが求められるのでしょうけれど
ホットストレージにおいて大量の静止画をサクサクとユーザーに見せたい場合
圧縮展開アルゴリズムが複雑すぎちゃうとCPUやメモリ的なところでボトルネックになります。
10年以上前にJPEG2000というフォーマットが一部で流行りましたが
当時のPACSなんかでは重たすぎて現場から不評でした・・・
今のマルチコア全盛期なら何とかなりそうですが、解像度も相応に上がってますからね。
ということで、おそらくこのHEIFは、JPEGの代替(リプレース)ではなくて
上記のJPEG2000が使われるようなニッチにおける上位(アップグレード)を
狙っているのかもしれません。
Re: (スコア:0)
おそらく4K以上の大画像とか特殊な状況でのみ細々と使われ、
むしろ今時のスマホなら4K未満のカメラを探す方が難しそうな気がするんだが。
ローエンドだとそんなもの?
あと、4K/60fpsの動画を撮るとなるとHEVCの恩恵は大きい。
その動画とエンコーダ・デコーダが共有できて、ハードウェアアシストが受けやすいというのもHEIFの魅力。
というか、対応しない意味がわからないレベル。
というわけで、ハイエンドスマホでの撮影目的としてはあっという間に広まるんじゃないかな。
Androidも標準で対応するとなると共有側にもHEIFが進出してくる可能性は高い。
高解像度画像をそのまま共有できるというのはかなりありがたい話だし。
Re: (スコア:0)
4Kは3840×2160ピクセルで、8,294,400画素なので、800万画素強。
日本で売ってるスマホの95%はこれを超えてるんじゃないかな。
あとのピースはWindowsが対応するかだな。
Re: (スコア:0)
JPEG2000はHEIFより古いけど、負荷はHEIFより高い=圧縮効率も高い。
だから、映画製作等のニッチでは置き換えられないよ。
新しい規格=より優れた規格と脊髄反射してしまいがちだけど。
単純にストレージが限られたスマホでたくさんの写真を撮る層に向けてのフォーマットでしょ。
Re: (スコア:0)
> 昨今のストレージのコスト
PCはともかくスマホでもそこまで言えるほどストレージはタダ同然かなあ。とくに「ギガが減る」クラウドストレージが当たり前に運用されている昨今
Re: (スコア:0)
しむらー、転送効率転送効率!
百歩譲ってストレージコストがタダ同然だとしても、帯域コストはタダとは程遠いぞ!
携帯キャリアはもちろん、固定ブロードバンドキャリアもHEIFを密かに応援してるだろう。(応援してどうにかなるものかどうかはひとまず置いといて)
Re: (スコア:0)
ストレージはDRAMより遅いフラッシュメモリーなわけで、もうこれだけで展開速度はHEIFの方が有利になったりしないのかなあ。
JPEGに比べHEIFの圧縮率は2倍なら、ストレージアクセス時間が半分になるわけで。
展開速度・消費電力ともにJPEGより上じゃないの? (スコア:0)
http://ieeexplore.ieee.org/document/6317153/?part=1 [ieee.org]
ざっと見てみただけだけど。
jpegが固定ブロック単位の離散コサイン変換だけなのに対して、
HEIFは右下32方向の近所のブロックで同じものがあればコピーしてる。
これは圧縮では「探す」のは大変だけど、展開はむしろ計算がない分
早そうだし、そもそもデータ量が少ないというのはデータ転送速度が
減る分、キャッシュがききやすい昨今のCPUではさらに有利な気がする。
最大の問題は特許。H265に倣うなら、MPEC LA、HEVC advance に
エンコーダ・デコーダに特許料を払わなければいけないし、アライアンスに
入っていない特許所有企業も数社見られる。これらとまとめて特許交渉
するのは個人には大変