アカウント名:
パスワード:
金が尽きたのね
防衛省に引き渡して人工衛星監視に使うとかは、国立天文台=日本学術会議傘下組織としてあり得なかったのでしょうなぁ。
> 人工衛星監視に使う
人工衛星と恒星は、天球上を移動する速度がぜんぜん違うので転用は難しいらしいですよ。
ここの望遠鏡の細かいスペックは知らないですが天体望遠鏡って基本「遥か遠くのゆっくり動くもの」向けなので「近くを速く動くもの」である人工衛星の追尾はソフトとハードの両方が対応してないと至難のワザだそうで。
以前にNECの人工衛星がぶっ壊れたとき全国の天文台へ、おたくの望遠鏡でトラッキング可能か、という問い合わせが(外野から)殺到したそうですが、ほとんどの天文台では無理だったそうです。
188cm望遠鏡は元々の名称が「岡山天体物理観測所」でスペクトル分析方面に強く、系外惑星方面に重点を移したのもこの辺りが理由。ちょっと前の改修でさらに特化してる。
人工衛星の追尾は…スペースガードセンターの担当ですね。
改造でクリアできないかな?
記述は、天体観測用そのままでは不可能に過ぎない様に読み取れるのだが。
確かに改造すれば対応できる可能性が高いです。が、あえて費用をかけて改造するなら、おそらく衛星追尾用の望遠鏡を一から新しく作ったほうが安くつくような気もします。
というのも(あくまで一般論ですが)望遠鏡は大きいほど「より遠くが見える」性能がありますが逆に、物体が大きくなるほど慣性によって「細かくキビキビした動作が苦手」になります。
ですので人工衛星のような距離が近いものの追尾であれば、一般的には、小型の望遠鏡のほうが向いていることになります。
この岡山のは188cmという超大型なので、わざわざ改造してまでもっと小型のものにこそ向く作業をさせるか?そこに予算をつぎこめるか?という話になってくるかと。
今回のお話は、あくまで国立天文台としての運用が終わるって話であって民間主体?の運用は今後も続くということのようなのでであれば大型でしかできない「宇宙のはるか遠くを見通す」という本来の仕事を頑張って続けてもらうのがベストなのは間違いないと思います。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
もうだめだ~~ (スコア:0)
金が尽きたのね
転用案 (スコア:0)
防衛省に引き渡して人工衛星監視に使うとかは、国立天文台=日本学術会議傘下組織としてあり得なかったのでしょうなぁ。
Re:転用案 (スコア:2)
> 人工衛星監視に使う
人工衛星と恒星は、天球上を移動する速度がぜんぜん違うので
転用は難しいらしいですよ。
ここの望遠鏡の細かいスペックは知らないですが
天体望遠鏡って基本「遥か遠くのゆっくり動くもの」向けなので
「近くを速く動くもの」である人工衛星の追尾は
ソフトとハードの両方が対応してないと至難のワザだそうで。
以前にNECの人工衛星がぶっ壊れたとき
全国の天文台へ、おたくの望遠鏡でトラッキング可能か、
という問い合わせが(外野から)殺到したそうですが、
ほとんどの天文台では無理だったそうです。
Re:転用案 (スコア:2)
188cm望遠鏡は元々の名称が「岡山天体物理観測所」でスペクトル分析方面に強く、系外惑星方面に重点を移したのもこの辺りが理由。ちょっと前の改修でさらに特化してる。
人工衛星の追尾は…スペースガードセンターの担当ですね。
Re: (スコア:0)
改造でクリアできないかな?
記述は、天体観測用そのままでは不可能に過ぎない様に読み取れるのだが。
Re:転用案 (スコア:2)
確かに改造すれば対応できる可能性が高いです。
が、あえて費用をかけて改造するなら、おそらく
衛星追尾用の望遠鏡を一から新しく作ったほうが安くつくような気もします。
というのも(あくまで一般論ですが)望遠鏡は大きいほど「より遠くが見える」性能がありますが
逆に、物体が大きくなるほど慣性によって「細かくキビキビした動作が苦手」になります。
ですので人工衛星のような距離が近いものの追尾であれば、
一般的には、小型の望遠鏡のほうが向いていることになります。
この岡山のは188cmという超大型なので、わざわざ改造してまで
もっと小型のものにこそ向く作業をさせるか?そこに予算をつぎこめるか?
という話になってくるかと。
今回のお話は、あくまで国立天文台としての運用が終わるって話であって
民間主体?の運用は今後も続くということのようなので
であれば大型でしかできない「宇宙のはるか遠くを見通す」という本来の仕事を
頑張って続けてもらうのがベストなのは間違いないと思います。