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スラスター的なので上手いこと着陸するのって映像的には映えるけど、終段はパラシュートの方が確実で容易なんじゃないの?毎回失敗してるイメージが強い。もちろんイーロン・マスクの手法的にぱっと見は大事だけど、失敗続きのイメージの方がダメージ大きくない?
それから他国が追従しないのも気になる。本当にこれが低コストの肝なら日本のロケットもやってほしい。やっぱり見た目カッコいいし。
パラシュートでは着陸時に衝撃ゼロにできないんですよ。アポロは衝撃緩和のために海面突入だし、最新のドラゴンも同じ。海を使えないロシアは着陸寸前に逆噴射ロケットを点火して衝撃緩和してます。まぁそのロケットの衝撃がすごいらしいけど地面直撃よりマシとのこと。ロケットが動作せず突っ込んで飛行士が骨折した事故があった気がする。パラシュートで回収して再利用していたのはスペースシャトルのブースターがあるし唯一の例だと思うけど、これも海面突入。
地面に着陸するなら、例えパラシュート使ったとしても、最終的に逆噴射で軟着陸する必要があるんです。さもなくば、スペースシャトルのように重い翼を持って空力着陸する。
パラフォイルという、翼形状したパラグライダーの高度化したようなものがあって、これで滑空着陸する方法も検討されたことがありますが、技術的難度が高くて実現してません。
さて。逆噴射での着陸には1つ、とても重要なメリットがあるんです。それは、余分なものを追加しなくて良いこと。上昇するためのロケットエンジンを流用するため、追加で必要なのは、着陸脚と余分の燃料、それと空力操舵するための舵ぐらいですね。もしパラフォイルで着陸するなら、着陸用車輪とブレーキ、パラフォイル本体、制御と放出機構等余分がかなり増えます。実際、Falcon9の初期着陸実験では、着陸脚ナシで操舵のフィンと追加燃料のみで試験してました。海面に速度ゼロでホバリングするところまでイケてた。本来の打ち上げのついで実験だったのでコスト的にはゼロみたいなもんですね…。こういう合理的判断をするあたりが、民間企業だなーと思う。
そして、失敗続きのイメージというけど、Falcon9の着陸をおいかけてた立場から見ると、信じられないぐらい成功ばっかりのイメージ。このでっかいのは愉快に爆発しまくりだけど、本来の目的は高高度飛行と帰還であって、着陸はうまくいったらめっけものぐらいの感覚のはずだし実際そのように言ってるね。一般大衆の感覚として失敗しまくりに見えるかもしれないが、ちょっとでも内情知ってれば問題じゃないと分かるので、現実にはノーダメージでしょう。何せ、Falcon9の着陸実験の頃は、失敗動画をまとめたものをYoutubeに自ら上げてたぐらい…。かえって目を引いて丁度良いぐらいに考えてんじゃないかな。
そして他国は追従してます。日本ですら追従しようと政策に出てきてたはず。動き遅いけど。逆噴射で帰還・回収というアイディアは昔からあったけど、実現出来る確証が無いから一歩踏み出せなかったのだと思う。宇宙ロケット関係って実はすごく保守的なのです。Falcon9という劇的な成功例ができたので、各国ともコレイケるんだ、ってことで真似し始めたのが現状です。
着陸場をでっかいボールプールにしておくというのはどうか?
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
パラシュートじゃいかんの? (スコア:0)
スラスター的なので上手いこと着陸するのって映像的には映えるけど、終段はパラシュートの方が確実で容易なんじゃないの?
毎回失敗してるイメージが強い。
もちろんイーロン・マスクの手法的にぱっと見は大事だけど、失敗続きのイメージの方がダメージ大きくない?
それから他国が追従しないのも気になる。
本当にこれが低コストの肝なら日本のロケットもやってほしい。
やっぱり見た目カッコいいし。
Re:パラシュートじゃいかんの? (スコア:1)
パラシュートでは着陸時に衝撃ゼロにできないんですよ。
アポロは衝撃緩和のために海面突入だし、最新のドラゴンも同じ。
海を使えないロシアは着陸寸前に逆噴射ロケットを点火して衝撃緩和してます。まぁそのロケットの衝撃がすごいらしいけど地面直撃よりマシとのこと。ロケットが動作せず突っ込んで飛行士が骨折した事故があった気がする。
パラシュートで回収して再利用していたのはスペースシャトルのブースターがあるし唯一の例だと思うけど、これも海面突入。
地面に着陸するなら、例えパラシュート使ったとしても、最終的に逆噴射で軟着陸する必要があるんです。
さもなくば、スペースシャトルのように重い翼を持って空力着陸する。
パラフォイルという、翼形状したパラグライダーの高度化したようなものがあって、これで滑空着陸する方法も検討されたことがありますが、技術的難度が高くて実現してません。
さて。逆噴射での着陸には1つ、とても重要なメリットがあるんです。
それは、余分なものを追加しなくて良いこと。
上昇するためのロケットエンジンを流用するため、追加で必要なのは、着陸脚と余分の燃料、それと空力操舵するための舵ぐらいですね。もしパラフォイルで着陸するなら、着陸用車輪とブレーキ、パラフォイル本体、制御と放出機構等余分がかなり増えます。
実際、Falcon9の初期着陸実験では、着陸脚ナシで操舵のフィンと追加燃料のみで試験してました。海面に速度ゼロでホバリングするところまでイケてた。本来の打ち上げのついで実験だったのでコスト的にはゼロみたいなもんですね…。
こういう合理的判断をするあたりが、民間企業だなーと思う。
そして、失敗続きのイメージというけど、Falcon9の着陸をおいかけてた立場から見ると、信じられないぐらい成功ばっかりのイメージ。
このでっかいのは愉快に爆発しまくりだけど、本来の目的は高高度飛行と帰還であって、着陸はうまくいったらめっけものぐらいの感覚のはずだし実際そのように言ってるね。
一般大衆の感覚として失敗しまくりに見えるかもしれないが、ちょっとでも内情知ってれば問題じゃないと分かるので、現実にはノーダメージでしょう。
何せ、Falcon9の着陸実験の頃は、失敗動画をまとめたものをYoutubeに自ら上げてたぐらい…。かえって目を引いて丁度良いぐらいに考えてんじゃないかな。
そして他国は追従してます。
日本ですら追従しようと政策に出てきてたはず。動き遅いけど。
逆噴射で帰還・回収というアイディアは昔からあったけど、実現出来る確証が無いから一歩踏み出せなかったのだと思う。
宇宙ロケット関係って実はすごく保守的なのです。
Falcon9という劇的な成功例ができたので、各国ともコレイケるんだ、ってことで真似し始めたのが現状です。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
着陸場をでっかいボールプールにしておくというのはどうか?