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SONYは本体で利益出しているって言ってたな
まず一般的に、製造業においてよく使われる金型を用いたものづくりでは、利益を出すためには大量生産しないといけません。
これは初期投資として金型を作るだけで数千万円単位でお金がかかるからです。そのため利益としては最初はマイナスからスタートし、製品を売っていくごとにちょっとずつそこからプラス方向に転じて、ある時点からやっとハードウェア単体で利益が出るようになるわけです。
何台売ったら黒字になるようにするかはものを作る前に計画します。なので製品によりけりですし、同じ製品でもコストダウン等今後のアクションで変わってきます。※プレイステーションのように数千万台売る場合、1円のコストダウンでそのまま数千万円削減されることになるので、大量生産される製品ほどめちゃくちゃコストダウンの効果が出ます。
ちなみにこの金型費ですが、一部品の話なのでプレイステーションレベルの製品を作ろうと思うと億単位でお金がかかります。さらにもっと言うとこれはプラスチックや金属などの機械部品の話で、ここへさらに基板や電気部品が乗っかり、当然ソフトウェアはまた別の話なので、そうするとハード本体で利益を出すというのは相当長い目で見ないといけない話なのです。
………というのは某メーカーでハードウェアエンジニアを少しばかりやっていた私の基本中の基本の知識ですが、かくいう私も業界に入って初めて知ったので、一般の方がご存知ないのも無理はないかもしれません。
一般的な製品ならそれ単体で黒を出そうと原価計算するけど、ゲーム機の場合最悪本体だけではディスコンまで(または金型の寿命まで)製造を続けても元が取れなくてもかまわないという経営判断がありうる(というか実際Xboxはそうなんでしょ)ところに大きな違いがある
単純に成功したのが360しかなくて、360は設計ミスで修理費用がかさんで黒字化できなかったのが真相だと思う。
初代Xbox PSがPCの牙城を崩すのを恐れて、素早く参入する必要があった。採算度外視で既製品で組み立てXbox 360 成功したが、設計ミスの修理費用負担(一台1万円と言われている)でハードでは赤字Xbox One PS4に負け、販売台数は360の半分強Xbox Series X/S PS5に負けそう
金型の試作回数を減らせる3Dプリンターが持て囃される訳だ。# 場合によっては金型不要になる訳だし。
試作型は金属製品なら砂型、樹脂製品だと真空注型等、量産型より製造コストが高い代わりに型費が安い方法を使います。一個だけ作るなら3Dプリンタの方が安いですが、製品化までに必要となる試作品の総数を作るならば一般的には簡易型を作った方が安いです。また、その簡易型や簡易型用の原型を3Dプリンタで作ったりもするので、直接的でなくとも3Dプリンタの恩恵はあります。
個人的面白かったのはメタルガスケットの試作で、木にクッキー作る際に使うような金属枠を立てて簡易型としてました。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
たしか (スコア:0)
SONYは本体で利益出しているって言ってたな
Re:たしか (スコア:1)
まず一般的に、製造業においてよく使われる金型を用いたものづくりでは、利益を出すためには大量生産しないといけません。
これは初期投資として金型を作るだけで数千万円単位でお金がかかるからです。
そのため利益としては最初はマイナスからスタートし、製品を売っていくごとにちょっとずつそこからプラス方向に転じて、ある時点からやっとハードウェア単体で利益が出るようになるわけです。
何台売ったら黒字になるようにするかはものを作る前に計画します。なので製品によりけりですし、同じ製品でもコストダウン等今後のアクションで変わってきます。
※プレイステーションのように数千万台売る場合、1円のコストダウンでそのまま数千万円削減されることになるので、大量生産される製品ほどめちゃくちゃコストダウンの効果が出ます。
ちなみにこの金型費ですが、一部品の話なのでプレイステーションレベルの製品を作ろうと思うと億単位でお金がかかります。
さらにもっと言うとこれはプラスチックや金属などの機械部品の話で、ここへさらに基板や電気部品が乗っかり、当然ソフトウェアはまた別の話なので、
そうするとハード本体で利益を出すというのは相当長い目で見ないといけない話なのです。
………というのは某メーカーでハードウェアエンジニアを少しばかりやっていた私の基本中の基本の知識ですが、かくいう私も業界に入って初めて知ったので、一般の方がご存知ないのも無理はないかもしれません。
Re:たしか (スコア:1)
一般的な製品ならそれ単体で黒を出そうと原価計算するけど、ゲーム機の場合最悪本体だけではディスコンまで(または金型の寿命まで)製造を続けても元が取れなくてもかまわないという経営判断がありうる(というか実際Xboxはそうなんでしょ)ところに大きな違いがある
Re:たしか (スコア:1)
単純に成功したのが360しかなくて、360は設計ミスで修理費用がかさんで黒字化できなかったのが真相だと思う。
初代Xbox PSがPCの牙城を崩すのを恐れて、素早く参入する必要があった。採算度外視で既製品で組み立て
Xbox 360 成功したが、設計ミスの修理費用負担(一台1万円と言われている)でハードでは赤字
Xbox One PS4に負け、販売台数は360の半分強
Xbox Series X/S PS5に負けそう
Re: (スコア:0)
金型の試作回数を減らせる3Dプリンターが持て囃される訳だ。
# 場合によっては金型不要になる訳だし。
Re: (スコア:0)
試作型は金属製品なら砂型、樹脂製品だと真空注型等、量産型より製造コストが高い代わりに型費が安い方法を使います。
一個だけ作るなら3Dプリンタの方が安いですが、製品化までに必要となる試作品の総数を作るならば一般的には簡易型を作った方が安いです。
また、その簡易型や簡易型用の原型を3Dプリンタで作ったりもするので、直接的でなくとも3Dプリンタの恩恵はあります。
個人的面白かったのはメタルガスケットの試作で、木にクッキー作る際に使うような金属枠を立てて簡易型としてました。