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あまりのポカンさ加減にタレコミも忘れてました。ZDnetの記事 [zdnet.co.jp]
# つーかヨタかと思ってた
どっちでもいいのですが(w、どちらにせよ、CD という古い媒体に固執する限り、それに対してどんな仕掛けを施そうが (今回のみたいなあまりに柔軟すぎるものにせよ、CCCD みたいな反則じみたものにせよ)、それはあくまでレコード会社やその取り巻きの利益を守ろうとするものに過ぎず、真にアーティストの利益を守ろうとするものではないと断言します。
アーティストが安心して作品を世に送り出せるようにするためには、業界がより安全な市場を形成することはもはや彼らの使命です。ならば、CD なんて古臭いメディアはさっさと諦めて、DV
DVD-Audio [dvdaudio-net.com]とかSACD [super-audiocd.com]とかあるんですけどね。
個人的にレコード→CDは
たとえばエフェクターのディストーションなんてのは、音質的にはまさに劣悪そのものな訳で、その「劣悪な音」になるから意味があるんですよ。 音楽というものは唯一絶対の「善」があり、それに対する「悪」があるのではなく、どのような音をを提供したいかというミュージシャン側の価値基準と、どのような音を聞きたいかという聴衆側の価値基準が合致した所でヒットが産まれる訳で、商業的にはヒットした音が良い音なんですよ。少なくとも「C
どっちにぶら下げようか迷ったのですが(w、音質が悪いといわれるのは、単純に無理なマスタリングが祟っているだけだと私は思っています。
コンプレッサやリミッタを用いた音場の調整は、CD に収められる曲の音量を、均一に、それもなるべく大きくなるように行われるのが一般的です。
オーディオ関係や DTM 関係の雑誌なんかを見ていると、ときどき「一般に売られているアーティストの CD よりも音量が著しく小さくなってしまう。どうして?」といった FAQ への回答として、この辺のことがかかれていることが良くありますが、でも慎重に考えてみれば、本来単純に音量を大きくするという作業は必要ないはずですよね? だって音量が小さいと思えば、それを聴く人が、アンプのつまみをひねればよいだけなのですから。
しかしそれでもあえて音量を大きくしてマスタリングしようとするのは、一般的なオーディオ機器のアンプでは、つまみを右にひねらせればひねらせるほど、音がくぐもってしまうからです。いまや電子音が多用され、抜けの良い打楽器音が好まれる傾向にある流行歌において、音がくぐもるなんていうのは致命的なんです。
生楽器を使用するジャンルの場合 (主にジャズやクラシックや民族音楽、ということになりますが)、この考え方は逆転します。コンプレッサのような、そのまま音量を上げればノイズになるような波形を潰すような処理を行なえば、生音の繊細さが失われ、音色の「温かみ」が損なわれることになります。従って、ほとんど録音したまんまの音が CD に収められることになります。しかし当然音量が小さくなりますので、音がくぐもらない高品位のアンプを使用していることが前提となってしまいます。
ここに、市場の確固たる住み分けができてしまいます。すなわち、流行歌曲のみ聞ければよいという層と、それ以外のいろんな音楽に興味を示す層です。
後者の層は、安いミニコンポなどでジャズやクラシックを聴くのが物足りなくなり、やがてお金を貯めてもっと繊細なオーディオ機器に手を出すかもしれません。しかし、そのような繊細なオーディオ機器は、今度は流行歌曲を演奏するには不向きな代物だったりします。音場を無理に上げようとするために生じる電子的な歪みが、聴こえてしまうからです (いわゆる、「デジタルっぽい音味」ってやつです)。
これは笑い話なのですが、お店でよりよいオーディオ機器を買おうと思ったら、なるべく電子音を多用した流行歌の CD で視聴するのが一番分かりやすかったりします。なぜなら、繊細な機器であればあるほど、聴いていてストレスになるような音が再生されるからです。
典型的なデジタルっぽさは、保存する波形の量子化数を引き上げることによって解決できる可能性があります。CD の量子化数は 16 bits で、これは 65,536 諧調の電位で波形を表すという意味なのですが、この大きさは単純に音を録音するには (ぎりぎり) 十分なのですが、最近の流行歌のマスタリングで行われているような編集を施すには十分ではありません (Photoshop を 16 bits カラーで使用するようなもの、と言えば分かりやすいかもしれません)。もちろん、実際のスタジオでは、波形の段階では 24 bits ないしそれ以上の量子化数で編集を施してから、CD の規格へダウンサンプリングするわけですが、それを見越しても、かなりぎりぎりの、無理のある線でダウンサンプリングを施していることは否めないでしょう。
メディア自体が量子化数 24 bits に対応してくれれば、この辺の悩みは吹き飛ぶことになります。そうすると嬉しいのは、現在ジャズ・クラシック好きだったりして、オーディオ機器にこだわっているような層が、安心して流行歌も聴けるようになるということです。私は思います、純粋な音楽キチガイが、流行化を邪険にしなければならない法律などないということを!! 彼らが流行歌を毛嫌いしてしまう一番の理由は、自分のお気に入りのオーディオ・システムで、気持ちよい音が鳴ってくれないからに他ならないのです。
ところで、10 年ぐらい前と今とでは、流行歌曲でさえもその音量は歴然として違うような気がするのですが、どうなんでしょうねぇ。。。当時は電子楽器も全部線でつないで mix down なんてやってなかったからなぁ。。。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
1p (スコア:2, 参考になる)
あまりのポカンさ加減にタレコミも忘れてました。ZDnetの記事 [zdnet.co.jp]
# つーかヨタかと思ってた
自覚って大事 (スコア:3, 興味深い)
> コピーするためにShiftキーを押すのは単純な操作だが、
> この操作をするときには、コンピュータユーザーは自分が不正なことをしていると自覚せざるを得ない
っていう発言を見て「カジュアルコピー」さえ防止できれば良いなら確かに効果的かもと思いました。
DVDのリッピングを見ていると思うんですが、犯罪と解ってても「やる奴はやる」んですよね。
で、業界が(表向き)問題にしてるのは「犯罪と自
Re:自覚って大事 (スコア:0)
> CDを安価に購入できて喜んでいたら、現地で知り合った子に
> 「なんで買うの?コピーしないの?」と素で聞かれえらいへこんだと言ってました。
同じく余談ですが、先に某ヒットCDを購入し
Re:自覚って大事 (スコア:1)
もっとも、愛されるに十分でない、消費されるだけの作品しか生み出していないミュージシャンは、収入が減って当然ですが。
でも、そんな音楽を聞く奴も聞く奴だけどね(敢えて「聴く」でなく「聞く」)。どちらも所詮その程度と。
Re:自覚って大事 (スコア:1)
消耗品にだって、金を払うべきじゃない?
Re:自覚って大事 (スコア:2, すばらしい洞察)
どっちでもいいのですが(w、どちらにせよ、CD という古い媒体に固執する限り、それに対してどんな仕掛けを施そうが (今回のみたいなあまりに柔軟すぎるものにせよ、CCCD みたいな反則じみたものにせよ)、それはあくまでレコード会社やその取り巻きの利益を守ろうとするものに過ぎず、真にアーティストの利益を守ろうとするものではないと断言します。
アーティストが安心して作品を世に送り出せるようにするためには、業界がより安全な市場を形成することはもはや彼らの使命です。ならば、CD なんて古臭いメディアはさっさと諦めて、DV
むらちより/あい/をこめて。
はやらない (スコア:1)
DVD-Audio [dvdaudio-net.com]とかSACD [super-audiocd.com]とかあるんですけどね。
個人的にレコード→CDは
Re:はやらない (スコア:1)
Re:はやらない (スコア:0)
低音の強調、音圧を上げる。等は、その方が消費者が喜ぶからでは。
微妙な音の違いがわかる再生機器を持ってないかもしれないし、消費音楽(最近のJPOPとかの事?)ってそんなに音質に拘るものなのかな。
ノリが好きとか、歌詞が好きとか、メロディラインが好き。だとか、そういう
Re:はやらない (スコア:0)
たとえばエフェクターのディストーションなんてのは、音質的にはまさに劣悪そのものな訳で、その「劣悪な音」になるから意味があるんですよ。
音楽というものは唯一絶対の「善」があり、それに対する「悪」があるのではなく、どのような音をを提供したいかというミュージシャン側の価値基準と、どのような音を聞きたいかという聴衆側の価値基準が合致した所でヒットが産まれる訳で、商業的にはヒットした音が良い音なんですよ。少なくとも「C
Re:はやらない (スコア:1)
どっちにぶら下げようか迷ったのですが(w、音質が悪いといわれるのは、単純に無理なマスタリングが祟っているだけだと私は思っています。
コンプレッサやリミッタを用いた音場の調整は、CD に収められる曲の音量を、均一に、それもなるべく大きくなるように行われるのが一般的です。
オーディオ関係や DTM 関係の雑誌なんかを見ていると、ときどき「一般に売られているアーティストの CD よりも音量が著しく小さくなってしまう。どうして?」といった FAQ への回答として、この辺のことがかかれていることが良くありますが、でも慎重に考えてみれば、本来単純に音量を大きくするという作業は必要ないはずですよね? だって音量が小さいと思えば、それを聴く人が、アンプのつまみをひねればよいだけなのですから。
しかしそれでもあえて音量を大きくしてマスタリングしようとするのは、一般的なオーディオ機器のアンプでは、つまみを右にひねらせればひねらせるほど、音がくぐもってしまうからです。いまや電子音が多用され、抜けの良い打楽器音が好まれる傾向にある流行歌において、音がくぐもるなんていうのは致命的なんです。
生楽器を使用するジャンルの場合 (主にジャズやクラシックや民族音楽、ということになりますが)、この考え方は逆転します。コンプレッサのような、そのまま音量を上げればノイズになるような波形を潰すような処理を行なえば、生音の繊細さが失われ、音色の「温かみ」が損なわれることになります。従って、ほとんど録音したまんまの音が CD に収められることになります。しかし当然音量が小さくなりますので、音がくぐもらない高品位のアンプを使用していることが前提となってしまいます。
ここに、市場の確固たる住み分けができてしまいます。すなわち、流行歌曲のみ聞ければよいという層と、それ以外のいろんな音楽に興味を示す層です。
後者の層は、安いミニコンポなどでジャズやクラシックを聴くのが物足りなくなり、やがてお金を貯めてもっと繊細なオーディオ機器に手を出すかもしれません。しかし、そのような繊細なオーディオ機器は、今度は流行歌曲を演奏するには不向きな代物だったりします。音場を無理に上げようとするために生じる電子的な歪みが、聴こえてしまうからです (いわゆる、「デジタルっぽい音味」ってやつです)。
これは笑い話なのですが、お店でよりよいオーディオ機器を買おうと思ったら、なるべく電子音を多用した流行歌の CD で視聴するのが一番分かりやすかったりします。なぜなら、繊細な機器であればあるほど、聴いていてストレスになるような音が再生されるからです。
典型的なデジタルっぽさは、保存する波形の量子化数を引き上げることによって解決できる可能性があります。CD の量子化数は 16 bits で、これは 65,536 諧調の電位で波形を表すという意味なのですが、この大きさは単純に音を録音するには (ぎりぎり) 十分なのですが、最近の流行歌のマスタリングで行われているような編集を施すには十分ではありません (Photoshop を 16 bits カラーで使用するようなもの、と言えば分かりやすいかもしれません)。もちろん、実際のスタジオでは、波形の段階では 24 bits ないしそれ以上の量子化数で編集を施してから、CD の規格へダウンサンプリングするわけですが、それを見越しても、かなりぎりぎりの、無理のある線でダウンサンプリングを施していることは否めないでしょう。
メディア自体が量子化数 24 bits に対応してくれれば、この辺の悩みは吹き飛ぶことになります。そうすると嬉しいのは、現在ジャズ・クラシック好きだったりして、オーディオ機器にこだわっているような層が、安心して流行歌も聴けるようになるということです。私は思います、純粋な音楽キチガイが、流行化を邪険にしなければならない法律などないということを!! 彼らが流行歌を毛嫌いしてしまう一番の理由は、自分のお気に入りのオーディオ・システムで、気持ちよい音が鳴ってくれないからに他ならないのです。
ところで、10 年ぐらい前と今とでは、流行歌曲でさえもその音量は歴然として違うような気がするのですが、どうなんでしょうねぇ。。。当時は電子楽器も全部線でつないで mix down なんてやってなかったからなぁ。。。
むらちより/あい/をこめて。
Re:はやらない (スコア:1, 興味深い)
ミニコンポで厚みの感じられる音を出すためだと思います。
「音がくぐもってしまう」なんてもんじゃなくて、もっと簡単に
「低音再生が苦手なシステムをメインターゲットにするから」では
ないでしょうか?
私は、メディアの量子化ビット数が増えても音作りの傾向は
変わらないと予想しています。