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またオカルトか?
オカルトではないね。オーディオと違い、写真は分かりやすいよ。実際に目に見える効果があるので。
デジカメセンサーは普通はベイヤー配列という、カラー配列になってる。RGGBという画素の繰り返し。1画素では1色しか得られない。つまり、各色情報は全画素の1/4ぐらいしかない。緑だけ1/2で、輝度情報は一応全部ある。けど色が違うので、こちらも補間情報になる。
画像ファイルにする時に輝度も色も周辺ピクセルから補間してるんだが、ちょっとユルいのよね。ミスって偽色が発生したりもする。
ここで、手ブレ補正用のセンサー移動機能を使って、1画素ずつずらして4回撮影すると、1ピクセルでRGGBの情報が全て得られる。色再現性が良くなり輝度情報も多く得られるのでノイズが減ってディテールも良くなる。※ここまでの処理はペンタックスがリアルレゾリューションという名前で出している。※中判デジカメとかでもやってるのがあった気がする。モノクロセンサ+電動ターレットカラーフィルタだったかな…。
これだけだと、写真の実解像度は上がるんだけど、画素数は増えてない。そこで、1ピクセル動かすのではなく、0.5ピクセル動かして16枚重ねると、縦横2倍の4倍画素数にすることができる。0.5ピクセルでは隣と重なってるんじゃないかと思うかもしれないが、サンプリングを細かくしたことに相当するので実際に解像力が上がる。(光学ローパスフィルタが無いことが効いてくるように思う。)
実際のカメラだと律儀に0.5ピクセル動かすのではなく斜めに動かして中間点で4枚撮って合計8枚から補間したり(ハニカム配列に近い)、手持ち撮影から自然な手ブレを利用して位置検出を併用して重ね合わせで対応したりと各社工夫している。
ハイレゾと言われる前から、大気の揺らぎなどがある画像を重ね合わせて高精細化する手法は、例えば天体写真などでは良く見た。コンポジットとか加算平均とか言うね。今では手持ちで撮影した連写画像からハイレゾ化するソフトなどもある。例えばRAW現像ソフトの SILKYPIX Pro11 の超解像 [isl.co.jp] などがそんな機能。
でもまぁ、この機能は1ショット撮るのに数秒かかったりして、その間に被写体が動くと変なブレにる。ストロボモーションみたいに分裂してたり。パナは動いてる箇所を除外して合成する機能に長けてたと思うので比較的実用的かもしれないけど、基本的には特殊用途の飛び道具だね。小物撮影とか静物には偽色が出ないことも含めて非常に向いてると思うけど、例えば水面がある風景とか一見静止してても動いてるので苦手。だから、あると嬉しいけどイチオシする機能ってことではないんだよね。特にGH6は動画へ全振りした機種だから、ハイレゾを理由に買う人は居ないんじゃないかと思う。
#茶々
> オーディオと違い、写真は分かりやすいよ。実際に目に見える効果があるので。
どうしてオーディオは実際に耳で聞こえる効果が出ないでオカルトになっちゃうんだろう。
まあ、味覚・触覚・嗅覚はまともなI/O装置が作られてないし、感覚による精度の差なんだろうけど。
オカルトオーディオはPDCAだかOODAだかDOHCサイクルが回ってないというか、オープンループ型問題解決なんです。
例えば「音量を上げるとサーというノイズが乗り、不満だ。電源リップルがこれを生じると聞いた。回路の途中にコンデンサを突き刺してみよう。変わらないなぁ。でも回路をいじったから満足だ」というプロセスならば必ずしもオカルトにはなりません。一方で「USBポートにコンデンサを付けると驚くほど音の切れが良くなりますヨ」などと結論や方法論だけをぶち込むと急速にオカルト化するわけです。この問題定義と行動後評価を実用十分に行う人、その必要性を認める人、または必要性がないと損切りを決め込める人は少ないと思います。大多数の人は曖昧な定義と曖昧な行動だけを行い、そこにこそオカルトが増殖する余地が存在するのです。
耳は劣化すると駄目だからじゃない?若い頃は20KHz聞こえてたのにー、って思うでしょ。16KHzでカットしてるmp3が許せなかったあの頃…。
写真は目が劣化しても拡大しちゃえば判断できるからね。客観性が違う。
後はホントにオカルトでしかない製品が多すぎってのもあるな。オーディオは。理屈は分からなくもないが効果が識別できるとは思えないものから、完全に嘘技術、ホントのオカルト領域のものまで幅広い。実際に効果があるものもあるのが、門外漢にはサッパリわからない点でもあり、めんどくさいので全部オカルト扱いしたくもなる。
カメラでオカルトっぽい、つまり感性領域なのは空気感とかレンズの味とかだけど、アレもボケ量とか残存球面収差とか理由はあるからなぁ…。
目も劣化しますね。水晶体の濁りや黄変(黄緑色の LED と白い LED の区別がつかない人がいます)などです。
が、たぶん音よりも光のほうが指向性が強いので、解像度という点でわかりやすいからオカルトが少ないのではないかと個人的に思っています。
最近小さい字が見えなくてw、子供のころはテレビの三原色の点々とか見えたのになと思い出します。というかブラウン管のキーンという音もなくなりましたね。ブラウン管がなくなったし、 NTSC の 15.75KHz も死滅したし……ジジィのチラ裏御免
オーディオはノイズのない環境でノイズ耐性の評価してるんじゃないのかな
時間による変化が音の特性だからじゃないかな。止めると無音、それが音(楽)。それに対し、映像はずっと見えているので検証がしやすい、とか。
鑑賞側の機器しか買わない人はカモなんだよ。だからオカルトが横行する。現に、カメラを買わない人向けの高級ディスプレイ(ゲーミングモニタとかテレビとか)はオカルトだらけ。一方で録音機材のオカルト要素は少ない。 ウェブ上で作例を見せることができないという差もある。写真なら「ほらここにノイズが」「ここらへんのディテールが死んでる」「色がおかしい」などと指摘できるが、オーディオは無理。あるオーディオ機器に特徴的な音を、他のどんな機器でもわかるように表現するのは難しい。 ディスプレイにある、光漏れや輝度ムラや階調表現のテストやドット欠
オーディオのオカルトってのはね、自分の耳しか信じないからなんだよ。測定機より自分の耳を信じるもんだから売るほうも買うほうも測定データなんて付けない。その人たちの耳にしか感じられないので「オカルト」
ハイレゾは回折の影響を受けずに解像度を上げられるのも大きいですね。手持ち撮影で1億画素は風景撮影用に惹かれるものがあるのですが、自分はスチル性能のバランスを考え同じく先日発表されたOM-1を買おうと思ってます。# さすがに両方は買えない、…はず、多分…
センサーを正確に画素ピッチ分だけ動かせるのはすごいなー。
>これだけだと、写真の実解像度は上がるんだけど、画素数は増えてない。
解像度は上がらないよ。出力データ側の画素数が増えないから。解像感(何となくはっきり見える)は上がるけど。
わざわざ「実解像度」と書いてあることを汲み取って欲しかった。ここで言う解像度ってのはアナログ的なものだ。解像力チャートでどこまで分離できるか、ってやるやつだ。解像力って書けば良いんかもしれないが、この言葉も曖昧なんで使いたくないんだよねぇ…。
さて、真面目に説明すると、例えばRチャネルを見てみる。赤だね。当然ベイヤー配列ならば総画素数の1/4の解像度しかない。ピクセル数で1/4だね。これを、1ピクセルずらしで上下左右画素ぶんサンプリングして重ねるとどうなるか?丁度R画素が残りのGGB画素の位置を埋めるので、実際の解像度が4/4=100%になる。
これで、少なくとも赤の解像度が4倍に跳ね上がるのは理解してもらえると思う。
同様に青も4倍、緑は最初から2画素あるので2倍。
つまり、4倍×4倍×2倍で32倍パワーだ!…失礼。まぁだいたい3倍ぐらいの実解像度にはなる。
このように、ピクセル数での解像度に比較して、実際の解像度(解像力)が低いのがベイヤーの宿命なのよ。Foveonみたいな垂直分離型センサーが高解像なのはその辺りの構造差による。それを、画素ずらしで重ねることにより、不利をキャンセルできるから、実解像力が非常に向上するのだ。ハイレゾだとベイヤーをキャンセルするうえで更に画素数も増えるので、数字上以上に解像力が向上してるケースがあるよ。レンズ性能が追いつかないこともあるけども。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
ハイレゾ? (スコア:0)
またオカルトか?
Re:ハイレゾ? (スコア:4, 参考になる)
オカルトではないね。
オーディオと違い、写真は分かりやすいよ。実際に目に見える効果があるので。
デジカメセンサーは普通はベイヤー配列という、カラー配列になってる。
RG
GB
という画素の繰り返し。1画素では1色しか得られない。
つまり、各色情報は全画素の1/4ぐらいしかない。緑だけ1/2で、輝度情報は一応全部ある。けど色が違うので、こちらも補間情報になる。
画像ファイルにする時に輝度も色も周辺ピクセルから補間してるんだが、ちょっとユルいのよね。
ミスって偽色が発生したりもする。
ここで、手ブレ補正用のセンサー移動機能を使って、1画素ずつずらして4回撮影すると、1ピクセルでRGGBの情報が全て得られる。
色再現性が良くなり輝度情報も多く得られるのでノイズが減ってディテールも良くなる。
※ここまでの処理はペンタックスがリアルレゾリューションという名前で出している。
※中判デジカメとかでもやってるのがあった気がする。モノクロセンサ+電動ターレットカラーフィルタだったかな…。
これだけだと、写真の実解像度は上がるんだけど、画素数は増えてない。
そこで、1ピクセル動かすのではなく、0.5ピクセル動かして16枚重ねると、縦横2倍の4倍画素数にすることができる。
0.5ピクセルでは隣と重なってるんじゃないかと思うかもしれないが、サンプリングを細かくしたことに相当するので実際に解像力が上がる。(光学ローパスフィルタが無いことが効いてくるように思う。)
実際のカメラだと律儀に0.5ピクセル動かすのではなく斜めに動かして中間点で4枚撮って合計8枚から補間したり(ハニカム配列に近い)、手持ち撮影から自然な手ブレを利用して位置検出を併用して重ね合わせで対応したりと各社工夫している。
ハイレゾと言われる前から、大気の揺らぎなどがある画像を重ね合わせて高精細化する手法は、例えば天体写真などでは良く見た。
コンポジットとか加算平均とか言うね。
今では手持ちで撮影した連写画像からハイレゾ化するソフトなどもある。
例えばRAW現像ソフトの SILKYPIX Pro11 の超解像 [isl.co.jp] などがそんな機能。
でもまぁ、この機能は1ショット撮るのに数秒かかったりして、その間に被写体が動くと変なブレにる。ストロボモーションみたいに分裂してたり。
パナは動いてる箇所を除外して合成する機能に長けてたと思うので比較的実用的かもしれないけど、基本的には特殊用途の飛び道具だね。
小物撮影とか静物には偽色が出ないことも含めて非常に向いてると思うけど、例えば水面がある風景とか一見静止してても動いてるので苦手。
だから、あると嬉しいけどイチオシする機能ってことではないんだよね。
特にGH6は動画へ全振りした機種だから、ハイレゾを理由に買う人は居ないんじゃないかと思う。
Re: (スコア:0)
#茶々
> オーディオと違い、写真は分かりやすいよ。実際に目に見える効果があるので。
どうしてオーディオは実際に耳で聞こえる効果が出ないでオカルトになっちゃうんだろう。
まあ、味覚・触覚・嗅覚はまともなI/O装置が作られてないし、感覚による精度の差なんだろうけど。
Re:ハイレゾ? (スコア:2)
オカルトオーディオはPDCAだかOODAだかDOHCサイクルが回ってないというか、オープンループ型問題解決なんです。
例えば「音量を上げるとサーというノイズが乗り、不満だ。電源リップルがこれを生じると聞いた。回路の途中にコンデンサを突き刺してみよう。変わらないなぁ。でも回路をいじったから満足だ」というプロセスならば必ずしもオカルトにはなりません。一方で「USBポートにコンデンサを付けると驚くほど音の切れが良くなりますヨ」などと結論や方法論だけをぶち込むと急速にオカルト化するわけです。この問題定義と行動後評価を実用十分に行う人、その必要性を認める人、または必要性がないと損切りを決め込める人は少ないと思います。大多数の人は曖昧な定義と曖昧な行動だけを行い、そこにこそオカルトが増殖する余地が存在するのです。
Re: (スコア:0)
耳は劣化すると駄目だからじゃない?
若い頃は20KHz聞こえてたのにー、って思うでしょ。16KHzでカットしてるmp3が許せなかったあの頃…。
写真は目が劣化しても拡大しちゃえば判断できるからね。客観性が違う。
後はホントにオカルトでしかない製品が多すぎってのもあるな。オーディオは。
理屈は分からなくもないが効果が識別できるとは思えないものから、完全に嘘技術、ホントのオカルト領域のものまで幅広い。
実際に効果があるものもあるのが、門外漢にはサッパリわからない点でもあり、めんどくさいので全部オカルト扱いしたくもなる。
カメラでオカルトっぽい、つまり感性領域なのは空気感とかレンズの味とかだけど、アレもボケ量とか残存球面収差とか理由はあるからなぁ…。
Re: (スコア:0)
目も劣化しますね。
水晶体の濁りや黄変(黄緑色の LED と白い LED の区別がつかない人がいます)などです。
が、たぶん音よりも光のほうが指向性が強いので、解像度という点でわかりやすいからオカルトが少ないのではないかと個人的に思っています。
最近小さい字が見えなくてw、子供のころはテレビの三原色の点々とか見えたのになと思い出します。というかブラウン管のキーンという音もなくなりましたね。ブラウン管がなくなったし、 NTSC の 15.75KHz も死滅したし……ジジィのチラ裏御免
Re: (スコア:0)
オーディオはノイズのない環境でノイズ耐性の評価してるんじゃないのかな
Re: (スコア:0)
時間による変化が音の特性だからじゃないかな。止めると無音、それが音(楽)。
それに対し、映像はずっと見えているので検証がしやすい、とか。
Re: (スコア:0)
鑑賞側の機器しか買わない人はカモなんだよ。だからオカルトが横行する。現に、カメラを買わない人向けの高級ディスプレイ(ゲーミングモニタとかテレビとか)はオカルトだらけ。一方で録音機材のオカルト要素は少ない。
ウェブ上で作例を見せることができないという差もある。写真なら「ほらここにノイズが」「ここらへんのディテールが死んでる」「色がおかしい」などと指摘できるが、オーディオは無理。あるオーディオ機器に特徴的な音を、他のどんな機器でもわかるように表現するのは難しい。
ディスプレイにある、光漏れや輝度ムラや階調表現のテストやドット欠
Re: (スコア:0)
オーディオのオカルトってのはね、自分の耳しか信じないからなんだよ。
測定機より自分の耳を信じるもんだから売るほうも買うほうも測定データなんて付けない。
その人たちの耳にしか感じられないので「オカルト」
Re: (スコア:0)
ハイレゾは回折の影響を受けずに解像度を上げられるのも大きいですね。
手持ち撮影で1億画素は風景撮影用に惹かれるものがあるのですが、自分はスチル性能のバランスを考え同じく先日発表されたOM-1を買おうと思ってます。
# さすがに両方は買えない、…はず、多分…
Re: (スコア:0)
センサーを正確に画素ピッチ分だけ動かせるのはすごいなー。
Re: (スコア:0)
>これだけだと、写真の実解像度は上がるんだけど、画素数は増えてない。
解像度は上がらないよ。出力データ側の画素数が増えないから。
解像感(何となくはっきり見える)は上がるけど。
Re:ハイレゾ? (スコア:1)
わざわざ「実解像度」と書いてあることを汲み取って欲しかった。
ここで言う解像度ってのはアナログ的なものだ。解像力チャートでどこまで分離できるか、ってやるやつだ。
解像力って書けば良いんかもしれないが、この言葉も曖昧なんで使いたくないんだよねぇ…。
さて、真面目に説明すると、例えばRチャネルを見てみる。赤だね。
当然ベイヤー配列ならば総画素数の1/4の解像度しかない。ピクセル数で1/4だね。
これを、1ピクセルずらしで上下左右画素ぶんサンプリングして重ねるとどうなるか?
丁度R画素が残りのGGB画素の位置を埋めるので、実際の解像度が4/4=100%になる。
これで、少なくとも赤の解像度が4倍に跳ね上がるのは理解してもらえると思う。
同様に青も4倍、緑は最初から2画素あるので2倍。
つまり、4倍×4倍×2倍で32倍パワーだ!
…失礼。
まぁだいたい3倍ぐらいの実解像度にはなる。
このように、ピクセル数での解像度に比較して、実際の解像度(解像力)が低いのがベイヤーの宿命なのよ。
Foveonみたいな垂直分離型センサーが高解像なのはその辺りの構造差による。
それを、画素ずらしで重ねることにより、不利をキャンセルできるから、実解像力が非常に向上するのだ。
ハイレゾだとベイヤーをキャンセルするうえで更に画素数も増えるので、数字上以上に解像力が向上してるケースがあるよ。レンズ性能が追いつかないこともあるけども。