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赤ずきんは「森じゅうに仕掛けた監視カメラと顔認証システムとで犯罪者に多い行動パターンをしている対象を洗い出した」とか何気におっかないことをしているのでぜひとも立正大学には倫理観を持ったデータサイエンティストを育てる教育もしていただきたいものである。
顔データと行動パターンデータと犯罪履歴をAIに食わせたら、学習により事件を起こしそうな顔・行動が推論できるんですよね。そこにどんな「倫理観」とやらが関係するんでしょう。
まあ、逮捕は行きすぎかもしれませんが、逮捕するのはデータサイエンティストじゃなくて公権力。倫理観によりデータを歪めたらサイエンティストじゃない。
データがどう使われるか、そのデータが社会的にどう受容されるかを考えるのがは科学者の倫理です。
今回の例なら、実際には犯罪となんのつながりもない人が「犯罪を起こしそうな顔・行動」と判定される可能性があるわけです。そういう人を社会は忌避してはならないのですが(だって犯罪者ではないのですから)、みなさんそれができますか?というようなことをセットで考えるのがサイエンティストの倫理。
そうした現状を無視して「犯罪を起こす確率の高い顔や行動から未然に逮捕・事件を防止できます」という安直な物語を見せるのは、倫理観に欠けるかと。
JCASTのタイトルが「「犯罪しそう」なデータもとに逮捕する物語」になってるのはミスリードだと思う。犯罪の可能性があるからデータを根拠に逮捕したのではなく、準備万端で待ち構えていたら案の定現れた。おとり捜査ですらない。不法侵入でも詐欺でもいいが、オオカミの目的は相手を食う事だから、家に侵入してそれが確実に起こりかねない段階で逮捕するのは正当だろう。食われるのを待つわけにはいかない。
いや、でもそれは「「犯罪しそうな」データをもとに逮捕する物語」なんじゃないの?この話の場合は、データがないと待ち伏せも出来ないし
パトレイバー太田「犯罪を犯しそうなやつ(虞犯者)は片っ端から捕まえてしまえばいいんだ」篠原「それは予防拘禁だよ」
うる星やつら水乃小路飛鳥「男、怖い。男、怖い。やられる前に先制攻撃しかないわ」
ってのを連想した。
科学者の倫理でもう一つ連想したのはマンハッタン計画。できるなら何でもやっていいかどうか。生命科学は割とそのへんうるさい。
誰も原文読んでないんだろうけど、(物語的に)襲う直前で逮捕だから「犯罪しそうな奴」でもないし「やられる前」でもないからそこで叩くのは悪手だぞ。準備万端で待ち構えていたら案の定きたので、はい現行犯。
予想犯行現場や予想被害者の側で待ち構えるのか、予想犯人の側をストーキングして捕まえるのかでも結構話が違ってきそう。
予想犯行現場は勿論、予想被害者の方も予め説明して合意の上で張り込むのなら、予想犯人の人権をほぼ侵さずに待伏せして犯罪阻止ができるけれど、予想犯人を追尾する方法だとその時点では罪のない市民のプライバシーを侵害する事になってしまう。その状態が続くと普通は犯しても見逃される微罪で捕まえるみたいな事態も起きてしまう。
自分の所では、理系の学部で科学と倫理の講義は必修でした。立正大学は違うのかな?
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
はぁ? (スコア:0, フレームのもと)
顔データと行動パターンデータと犯罪履歴をAIに食わせたら、学習により事件を起こしそうな顔・行動が推論できるんですよね。
そこにどんな「倫理観」とやらが関係するんでしょう。
まあ、逮捕は行きすぎかもしれませんが、逮捕するのはデータサイエンティストじゃなくて公権力。倫理観によりデータを歪めたらサイエンティストじゃない。
Re:はぁ? (スコア:4, 参考になる)
データがどう使われるか、そのデータが社会的にどう受容されるかを考えるのがは科学者の倫理です。
今回の例なら、実際には犯罪となんのつながりもない人が「犯罪を起こしそうな顔・行動」と判定される可能性があるわけです。そういう人を社会は忌避してはならないのですが(だって犯罪者ではないのですから)、みなさんそれができますか?というようなことをセットで考えるのがサイエンティストの倫理。
そうした現状を無視して「犯罪を起こす確率の高い顔や行動から未然に逮捕・事件を防止できます」という安直な物語を見せるのは、倫理観に欠けるかと。
ミスリード (スコア:0)
JCASTのタイトルが「「犯罪しそう」なデータもとに逮捕する物語」になってるのはミスリードだと思う。犯罪の可能性があるからデータを根拠に逮捕したのではなく、準備万端で待ち構えていたら案の定現れた。おとり捜査ですらない。不法侵入でも詐欺でもいいが、オオカミの目的は相手を食う事だから、家に侵入してそれが確実に起こりかねない段階で逮捕するのは正当だろう。食われるのを待つわけにはいかない。
Re: (スコア:0)
いや、でもそれは「「犯罪しそうな」データをもとに逮捕する物語」なんじゃないの?
この話の場合は、データがないと待ち伏せも出来ないし
Re: (スコア:0)
パトレイバー
太田「犯罪を犯しそうなやつ(虞犯者)は片っ端から捕まえてしまえばいいんだ」
篠原「それは予防拘禁だよ」
うる星やつら
水乃小路飛鳥「男、怖い。男、怖い。やられる前に先制攻撃しかないわ」
ってのを連想した。
科学者の倫理でもう一つ連想したのはマンハッタン計画。
できるなら何でもやっていいかどうか。
生命科学は割とそのへんうるさい。
Re: (スコア:0)
誰も原文読んでないんだろうけど、(物語的に)襲う直前で逮捕だから「犯罪しそうな奴」でもないし「やられる前」でもないからそこで叩くのは悪手だぞ。
準備万端で待ち構えていたら案の定きたので、はい現行犯。
Re: (スコア:0)
予想犯行現場や予想被害者の側で待ち構えるのか、
予想犯人の側をストーキングして捕まえるのかでも結構話が違ってきそう。
予想犯行現場は勿論、予想被害者の方も予め説明して合意の上で張り込むのなら、
予想犯人の人権をほぼ侵さずに待伏せして犯罪阻止ができるけれど、
予想犯人を追尾する方法だとその時点では罪のない市民のプライバシーを侵害する事になってしまう。
その状態が続くと普通は犯しても見逃される微罪で捕まえるみたいな事態も起きてしまう。
Re: (スコア:0)
自分の所では、理系の学部で科学と倫理の講義は必修でした。
立正大学は違うのかな?