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さっき見た今日の読売夕刊1面で、「チョルノービリ(チェルノブイリ)」という表記になってた。当分この表記になるだろうな。
個人的意見だけど、チェルノブイリ原発事故を発生させたのはソビエト連邦であって、当時どう呼ばれていたかを考えるとロシア語読みだったのではないかと思う。よって、ウクライナにあるけど、今でもロシア語読みでも支障無いのではないか、って思ってる。事故の主な責任はロシアにありそうな感じするんだよねぇ。まぁウクライナも連邦だったので責任分担は必要だったとしても、ソ連邦の正統後継国家はロシア連邦ということになってるのだし。
もっと言うと、チェルノブイリというカナ読み自体がロシア語とかけ離れてるらしいんで、正直どうでも良いのかもしれない。ウクライナ語発音にこだわることは、ウクライナに責任があるような誤解を与えかねないので、チェルノブイリ原発は「チェルノブイリ原発」という日本語での固有名詞として扱っても良いんじゃないのかな。
Google翻訳でЧорнобильの発音を聞くと、 ・ウクライナ語:チョルノォブイリ ※平坦アクセント ・ロシア語:チェルノービリ ※太字にアクセントであり、どちらかと言えば、見直し後の方がロシア語の発音に近い。ウクライナ語の発音は、奇しくもGoogleマップの地名表示と同じだ。
しかし、どちらも、両者の折衷案に近い「チェルノブイリ」には聞こえない。英語ですら「チェルナーボォ」である。
では「チェルノブイリ」が何に由来するのかというと、実はスペイン語やフランス語だ。 ・スペイン語:チェルノビリ (Chernóbil) ・フランス語:チェルノビーレ (Tchernobyl) ・
いやいやソ連当時で合ってる。そもそも発音で表記を決めた単語は少ない。スペルを一つずつ転写して決めてきた。 そもそも音で決めるのが普通だったなら、例えばチャイコフスキーはチィコーフスキーになるはずなんだよね。ロシア語は表記と発音のズレがそもそも大きい(そこがウクライナ語との違いの一つ)。初学者にとって二重母音に見える文字の並びであっても、そのようには滅多に発音しない。 そのあたりのルールが難しかったからか、ロシア語に関しては世界ほぼ共通で、文字を時刻の文字に置換する方式(転写)が一般的になった。 で、話を戻すと、チェルノブイリになった経緯だが、ロシア語のスペルをカタカナに転写するとチェルノブィリになるところを、ブィが許せない人の判断でブイになったというのが正しい。そして今回はウクライナ語のスペルを転写したのでチョルノブィリになるはずだったが、やはりブィが許せない人の判断でビになった。アクセントに長音を入れるとチョルノービリ。 ちなみに、同じウィでもロシア語とウクライナ語ではスペルも発音も異なるので、差をつける観点からも、イにするのが日本流。まれにエィにする人もいる。
結論がぼやけてしまったので追記。 スペイン語話者だけが常に電話担当あるいは発音のリーダーシップを取っていた訳でもあるまいし、チェルノブイリの表記がスペイン語の発音に由来する可能性は低い。 スペイン語はスペルと発音の差が小さい言語で、一部子音を除いてほぼ「ローマ字読み」なので、ローマ字読みできない文字を含まないチェルノブイリはたまたま日本語と近い発音になった、というだけの話だと思う。 無論、ロシア語のラテン文字転写から日本側がさらに転写した可能性はあるし、転写された文字をローマ字風に読んで決めた可能性も否定はできないけど、残念ながら、スペイン語が影響した単語はほぼ無いと思われる。スペイン語表記を参考にしていたとすればハリコフはジャリコフでキエフはキエフ、スペイン語発音を参考にしていたとすればハリコフはハリコフでキエフはキエなんだが、そうはなってないだろう。
あなたも「たまたま日本語と近い発音になった」と書いてるじゃないですか。
都合よく目を逸らしてるようだが、#4225612の文をきちんと読めば、スペイン語のみとは断定していないし、結論は「IAEA公用語」としている。
1986年当時の公用語にロシア語が含まれているという狡さも置いといて、ロシア語をラテン語に転記し、その発音を日本語で踏襲する経路があることは、Wikipediaにも記載されている。 https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia [wikipedia.org]:外来語表記法/ロシア語
そして、IAEA公用語の中の、ラテン語系の言語は、俗ラテン語から派生したフランス語とスペイン語のみだ。※ラテン語そ
そもそも、ロシア語の日本語カナ表示で、慣用的に現地の発音と乖離したものを使うようになった経緯そのものが、ラテン語系表現を介在させたことに由来するからじゃないの?
だから、ロシアの黒土(チェルノゼム)も、ロシアでは「チルナズィヨーム」と発音するのに、チェルノゼムというカナ表記にするわけだ。https://ja.wikipedia.org/wiki/ [wikipedia.org]チェルノーゼム
あなたが言った「スペルを一つずつ転写して決めてきた」背景こそが、ラテン語表現を挟んだ事実そのものだ。だから、俗ラテン語系のスペイン語やフランス語が、ロシア語の固有名詞・地名カナ表示と発音が必然的に似るのだ。
ラテン語を介在させたからであって、由来がフランス語等であるという事実はない。父より父の兄に似ているからと言って、父の兄の子供になるわけではないのと一緒。
チャイコフスキーの日本語は、ラテン語表記Tchaikovskyのラテン語読みが由来でしょ?直接ロシア語から輸入された表現じゃないはずだが。
スペルを一つずつ転写の具体的な工程が不明だが、そちらには触れないどくし、あくまでGoogle翻訳から聞こえた音声をなるべく近い形でカナ表現しただけだから、ビやヴィや長音記号のような、国内で表示をどう加工して共通化するかの話にも触れる気はない。
ロシア語のスペルをカタカナに転写するとチェルノブィリになるところを、ブィが許せない人の判断で
「ブイ」はラテン語表示時に現れる ~byl を英語風読み方で中途半端にカナ書きしたもの。英語では、ほかのラテン語の発音方法でただのiだったものを、aiとかuiの発音にしてしまうことがあるが、学名とか主に新しく作ったラテン語で、英語話者が多いために、こういう発音が広まっている。
恐竜は、ラテン語の古典式・イタリア式・教会(フランス式)のいずれでも「ディノ」だが、日本で「ダイノサウルス」という呼び方をするのも、英語風読み方を元にしたいろいろ混ざった中途半端なカナ表記の結果だ。 https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/2010_11_15.pdf [www.gsj.jp]
#雑学だが、最初にチェルノブイリの名前が日本に伝わったのは、 18世紀に作
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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級
チョルノービリ (スコア:0)
さっき見た今日の読売夕刊1面で、「チョルノービリ(チェルノブイリ)」という表記になってた。
当分この表記になるだろうな。
Re: (スコア:3, 興味深い)
個人的意見だけど、チェルノブイリ原発事故を発生させたのはソビエト連邦であって、当時どう呼ばれていたかを考えるとロシア語読みだったのではないかと思う。
よって、ウクライナにあるけど、今でもロシア語読みでも支障無いのではないか、って思ってる。
事故の主な責任はロシアにありそうな感じするんだよねぇ。まぁウクライナも連邦だったので責任分担は必要だったとしても、ソ連邦の正統後継国家はロシア連邦ということになってるのだし。
もっと言うと、チェルノブイリというカナ読み自体がロシア語とかけ離れてるらしいんで、正直どうでも良いのかもしれない。
ウクライナ語発音にこだわることは、ウクライナに責任があるような誤解を与えかねないので、チェルノブイリ原発は「チェルノブイリ原発」という日本語での固有名詞として扱っても良いんじゃないのかな。
チェルノブイリの方は、IAEA公用語→ウクライナ語/ロシア語への見直し (スコア:4, 興味深い)
Google翻訳でЧорнобильの発音を聞くと、
・ウクライナ語:チョルノォブイリ ※平坦アクセント
・ロシア語:チェルノービリ ※太字にアクセント
であり、
どちらかと言えば、見直し後の方がロシア語の発音に近い。
ウクライナ語の発音は、奇しくもGoogleマップの地名表示と同じだ。
しかし、どちらも、両者の折衷案に近い「チェルノブイリ」には聞こえない。
英語ですら「チェルナーボォ」である。
では「チェルノブイリ」が何に由来するのかというと、実はスペイン語やフランス語だ。
・スペイン語:チェルノビリ (Chernóbil)
・フランス語:チェルノビーレ (Tchernobyl)
・
Re: チェルノブイリの方は、IAEA公用語→ウクライナ語/ロシア語への見直し (スコア:3)
いやいやソ連当時で合ってる。そもそも発音で表記を決めた単語は少ない。スペルを一つずつ転写して決めてきた。
そもそも音で決めるのが普通だったなら、例えばチャイコフスキーはチィコーフスキーになるはずなんだよね。ロシア語は表記と発音のズレがそもそも大きい(そこがウクライナ語との違いの一つ)。初学者にとって二重母音に見える文字の並びであっても、そのようには滅多に発音しない。
そのあたりのルールが難しかったからか、ロシア語に関しては世界ほぼ共通で、文字を時刻の文字に置換する方式(転写)が一般的になった。
で、話を戻すと、チェルノブイリになった経緯だが、ロシア語のスペルをカタカナに転写するとチェルノブィリになるところを、ブィが許せない人の判断でブイになったというのが正しい。そして今回はウクライナ語のスペルを転写したのでチョルノブィリになるはずだったが、やはりブィが許せない人の判断でビになった。アクセントに長音を入れるとチョルノービリ。
ちなみに、同じウィでもロシア語とウクライナ語ではスペルも発音も異なるので、差をつける観点からも、イにするのが日本流。まれにエィにする人もいる。
Re: Re: チェルノブイリの方は、IAEA公用語→ウクライナ語/ロシア語への見直し (スコア:3)
結論がぼやけてしまったので追記。
スペイン語話者だけが常に電話担当あるいは発音のリーダーシップを取っていた訳でもあるまいし、チェルノブイリの表記がスペイン語の発音に由来する可能性は低い。 スペイン語はスペルと発音の差が小さい言語で、一部子音を除いてほぼ「ローマ字読み」なので、ローマ字読みできない文字を含まないチェルノブイリはたまたま日本語と近い発音になった、というだけの話だと思う。
無論、ロシア語のラテン文字転写から日本側がさらに転写した可能性はあるし、転写された文字をローマ字風に読んで決めた可能性も否定はできないけど、残念ながら、スペイン語が影響した単語はほぼ無いと思われる。スペイン語表記を参考にしていたとすればハリコフはジャリコフでキエフはキエフ、スペイン語発音を参考にしていたとすればハリコフはハリコフでキエフはキエなんだが、そうはなってないだろう。
Re: (スコア:0)
あなたも「たまたま日本語と近い発音になった」と書いてるじゃないですか。
都合よく目を逸らしてるようだが、
#4225612の文をきちんと読めば、スペイン語のみとは断定していないし、結論は「IAEA公用語」としている。
1986年当時の公用語にロシア語が含まれているという狡さも置いといて、
ロシア語をラテン語に転記し、その発音を日本語で踏襲する経路があることは、Wikipediaにも記載されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia [wikipedia.org]:外来語表記法/ロシア語
そして、IAEA公用語の中の、ラテン語系の言語は、
俗ラテン語から派生したフランス語とスペイン語のみだ。※ラテン語そ
Re: (スコア:0)
そもそも、ロシア語の日本語カナ表示で、慣用的に現地の発音と乖離したものを使うようになった経緯そのものが、ラテン語系表現を介在させたことに由来するからじゃないの?
だから、ロシアの黒土(チェルノゼム)も、ロシアでは「チルナズィヨーム」と発音するのに、チェルノゼムというカナ表記にするわけだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ [wikipedia.org]チェルノーゼム
あなたが言った「スペルを一つずつ転写して決めてきた」背景こそが、ラテン語表現を挟んだ事実そのものだ。だから、俗ラテン語系のスペイン語やフランス語が、ロシア語の固有名詞・地名カナ表示と発音が必然的に似るのだ。
Re: (スコア:0)
ラテン語を介在させたからであって、由来がフランス語等であるという事実はない。父より父の兄に似ているからと言って、父の兄の子供になるわけではないのと一緒。
Re: (スコア:0)
チャイコフスキーの日本語は、ラテン語表記Tchaikovskyのラテン語読みが由来でしょ?
直接ロシア語から輸入された表現じゃないはずだが。
スペルを一つずつ転写の具体的な工程が不明だが、そちらには触れないどくし、
あくまでGoogle翻訳から聞こえた音声をなるべく近い形でカナ表現しただけだから、
ビやヴィや長音記号のような、国内で表示をどう加工して共通化するかの話にも
触れる気はない。
Re: (スコア:0)
ロシア語のスペルをカタカナに転写するとチェルノブィリになるところを、ブィが許せない人の判断で
「ブイ」はラテン語表示時に現れる ~byl を英語風読み方で中途半端にカナ書きしたもの。
英語では、ほかのラテン語の発音方法でただのiだったものを、aiとかuiの発音にしてしまうことがあるが、
学名とか主に新しく作ったラテン語で、英語話者が多いために、こういう発音が広まっている。
恐竜は、ラテン語の古典式・イタリア式・教会(フランス式)のいずれでも「ディノ」だが、
日本で「ダイノサウルス」という呼び方をするのも、英語風読み方を元にしたいろいろ混ざった
中途半端なカナ表記の結果だ。
https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/2010_11_15.pdf [www.gsj.jp]
#雑学だが、最初にチェルノブイリの名前が日本に伝わったのは、
18世紀に作