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> これで被害者や遺族の気持ちが少しでも晴れるなら幸いです。当事者になったことがないんで被害者遺族の心情は慮るに余りあるが、気持ちが晴れる気がしない。犯人が自分と同じ世界に存命であるという事実が耐え難いというのはあるかもしれないけど。
死刑の目的って三つあると思う。
1.被害者・被害者家族の処罰感情の代理執行2.類似犯罪への抑止効果3.犯行者の現世からの完全な隔離
このうち、1は本来は野性的な感情なので、理性的な現代法治国家では抑えなければいけない。実際、被害者の強い処罰感情で減刑されないことはあっても、刑が重くなることはないね。被害者が許すので減刑してくれ、っていうのと表裏一体に見えて実は別の話なので。
2は効果あるとか無いとか逆に増えるとか色々言われてなんともいえない。今回のケースだと逆に増えてもおかしくない。まぁ12年も死刑に怯えてから殺されることを考えると、自殺手段としては下の下だと思うから、死刑執行まで引き延ばしたのはGJかもしれないがw
んで、実は3が死刑の最大の目的ですね。終身刑と異なり絶対に社会復帰しない。可能性が絶対にない。手紙や犯人からの言づてが届くこともない。遺族が犯人から間接的に攻撃されることがあり得ない。遺族の気持ちが晴れる、というか多少落ち着くのはこれの効果が大きいのではないかな、と思ったりするがどうだろうか。例えば死刑ではなくても、地獄という異世界に一方通行で追放されるなら、それでも良いだろうと思う。
昔SFで「人類が死滅した後の遠い遠い未来の地球」に飛ばされる時間追放刑というのが出てきてて、ちゃんと寿命で死ぬまで生活できるように物資等も送られてんだけど、送り元の社会から見たら実質的に死刑だなーと思って関心したことがある。でも犯人(作中だと多分政治犯)は生命も生活も健康も保証されてんだよね。決定的にひとりぼっちってことを除けば。
このSFのよなことはできないけれども、もし死刑廃止して絶対的終身刑とするのなら、情報すら外社会に発信できないような、完全な隔離が必要なんだろうと思う。その隔離社会で何してようがかまわないので。
1で野生的な感情だから理性的国家では抑えなきゃいけないとか言っといてその理性的国家が2では死への恐怖という感情を利用するのはなんか都合が良くないですかね
そりゃそうよ。死刑を必要とする側の理屈を列挙してるだけだもの。1,2,3が互いに矛盾していようと、互いに独立した概念なので何ら問題無いです。
なんなら、過去の話ではあるけども、娯楽だったことすらあるでしょ?実際、今でもマスコミから見たら娯楽かもしれない…。
尚、1,2,3の類型は、それぞれ、個人の範囲・類似犯罪予備軍の範囲・社会の範囲と、適用されるスコープが異なるのも注目して欲しい。個人を後回しにして社会全体の安定を求めたのが近代国家なので、3>2>1の順で重要になりますね。
※個人的には死刑廃止して、情報の出力すらできない形式の終身刑にするのが良いと思っている。人道的な完全隔離の終身刑。※目的は危険な犯罪者が一般社会に戻る/影響を与えることの永続的な阻止であって、犯罪者を殺すことじゃないからね。※そのための運用予算は、文明的な社会と主張するための必要コストと考える。
> 情報の出力すらできない形式の終身刑
星新一のショート・ショートに水発生装置だけ持たせて追放、という刑罰が出てくるのがあった。 脱出不能の無人島だか砂漠だかで、水を1杯得るためにボタンを一回押す必要がある。 (受刑者は知らない)規定の回数ボタンを押すと半径2m爆破により死亡する。 受刑者は毎回ボタンを押すたび自分自身
2. に関連するけど、最高刑であることのランク付けとしての意味があると思う。死刑はただその刑罰を恐れさせるという意味では大した力は無いけど、懲役刑よりもさらに高いランクの刑罰を設定することで、その犯罪行為が極めて重いものである事を認知させ、そこに至る一線を踏みとどまらせる為の「抑止効果」を生み出そうとしている。
結局のところ、犯罪抑止は人の規範に従う心に重点を置く方針が今の社会。恐怖で人の心を縛ることは社会から許容されないし、恐怖心が機能しないタイプには全く歯止めが効かなくてまあ良い選択ではない。もちろん刑罰は遺族の救済目的にはデザインされていない、親コメの述べる通り。
遺族が犯人から間接的に攻撃されることがあり得ない。
暴力団が報復を引き継ぐとか、日弁連を筆頭とする反死刑論者が犯人の死刑執行を非難するとか、遺族が犯人から間接的に攻撃されることは普通にある。
後者を遺族への攻撃扱いするのは無理がありすぎ
絶対正義=死刑廃絶の為には遺族は復讐心を我慢せよへの、日弁連を筆頭とする反死刑論者による同調圧力、遺族への攻撃以外の何なのか?
遺族となってもなお死刑に反対する反死刑論者への同調圧力、遺族への攻撃以外の何なのか?
現代の裁判では判決理由で「犯人の更生の見込み」だとか「極めて残忍で卑劣」など感情訴えるものと、損得勘定のような理由で裁判官・検察・弁護士たちが誰かに言い訳をしているように聞こえます。現代の死刑廃止国の言い分についても多くが「人権」という主観的には何も持ちえない感情で語ってるように空虚だと思います。
さて、私が考える死刑の目的ですが、123が切り離せない場合にあると思います。まず2の模倣犯や類似犯罪への抑止はなく、1の代理執行は遺族の感情が根底にあることと似ていますが、逆で遺族から犯人側への報復の抑止(あるいは報復
侵略国家の元首が死刑廃止国で暗殺されたらどうなるでしょうか?死刑廃止国だから西連合を構成する国の関与があって指示が暴露されても、実行犯も黒幕も死刑に成らずでしょうか。これは極めてより多くの危険を引き起こす可能性が高く、北の白青赤の国は理性的に死刑廃止して暗殺を行った国へ報復行動を行わないでしょうか?唯一、このような報復行動とそれに付随する戦火の拡大を止められるとしたら、それは死刑しかありえないと思います。
ロシアの皇太子が日本で暗殺されかけた事件があって、
いやいや、学問的には1だと言われている。何で1を真っ先に否定したんだ?
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
どうなんだろうか (スコア:0)
> これで被害者や遺族の気持ちが少しでも晴れるなら幸いです。
当事者になったことがないんで被害者遺族の心情は慮るに余りあるが、気持ちが晴れる気がしない。
犯人が自分と同じ世界に存命であるという事実が耐え難いというのはあるかもしれないけど。
Re:どうなんだろうか (スコア:4, 興味深い)
死刑の目的って三つあると思う。
1.被害者・被害者家族の処罰感情の代理執行
2.類似犯罪への抑止効果
3.犯行者の現世からの完全な隔離
このうち、1は本来は野性的な感情なので、理性的な現代法治国家では抑えなければいけない。
実際、被害者の強い処罰感情で減刑されないことはあっても、刑が重くなることはないね。被害者が許すので減刑してくれ、っていうのと表裏一体に見えて実は別の話なので。
2は効果あるとか無いとか逆に増えるとか色々言われてなんともいえない。
今回のケースだと逆に増えてもおかしくない。まぁ12年も死刑に怯えてから殺されることを考えると、自殺手段としては下の下だと思うから、死刑執行まで引き延ばしたのはGJかもしれないがw
んで、実は3が死刑の最大の目的ですね。終身刑と異なり絶対に社会復帰しない。可能性が絶対にない。
手紙や犯人からの言づてが届くこともない。遺族が犯人から間接的に攻撃されることがあり得ない。
遺族の気持ちが晴れる、というか多少落ち着くのはこれの効果が大きいのではないかな、と思ったりするがどうだろうか。
例えば死刑ではなくても、地獄という異世界に一方通行で追放されるなら、それでも良いだろうと思う。
昔SFで「人類が死滅した後の遠い遠い未来の地球」に飛ばされる時間追放刑というのが出てきてて、ちゃんと寿命で死ぬまで生活できるように物資等も送られてんだけど、送り元の社会から見たら実質的に死刑だなーと思って関心したことがある。
でも犯人(作中だと多分政治犯)は生命も生活も健康も保証されてんだよね。決定的にひとりぼっちってことを除けば。
このSFのよなことはできないけれども、もし死刑廃止して絶対的終身刑とするのなら、情報すら外社会に発信できないような、完全な隔離が必要なんだろうと思う。その隔離社会で何してようがかまわないので。
Re: (スコア:0)
1で野生的な感情だから理性的国家では抑えなきゃいけないとか言っといて
その理性的国家が2では死への恐怖という感情を利用するのはなんか都合が良くないですかね
Re: (スコア:0)
そりゃそうよ。死刑を必要とする側の理屈を列挙してるだけだもの。
1,2,3が互いに矛盾していようと、互いに独立した概念なので何ら問題無いです。
なんなら、過去の話ではあるけども、娯楽だったことすらあるでしょ?
実際、今でもマスコミから見たら娯楽かもしれない…。
尚、1,2,3の類型は、それぞれ、個人の範囲・類似犯罪予備軍の範囲・社会の範囲と、適用されるスコープが異なるのも注目して欲しい。
個人を後回しにして社会全体の安定を求めたのが近代国家なので、3>2>1の順で重要になりますね。
※個人的には死刑廃止して、情報の出力すらできない形式の終身刑にするのが良いと思っている。人道的な完全隔離の終身刑。
※目的は危険な犯罪者が一般社会に戻る/影響を与えることの永続的な阻止であって、犯罪者を殺すことじゃないからね。
※そのための運用予算は、文明的な社会と主張するための必要コストと考える。
Re: (スコア:0)
> 情報の出力すらできない形式の終身刑
星新一のショート・ショートに水発生装置だけ持たせて追放、という刑罰が出てくるのがあった。
脱出不能の無人島だか砂漠だかで、水を1杯得るためにボタンを一回押す必要がある。
(受刑者は知らない)規定の回数ボタンを押すと半径2m爆破により死亡する。
受刑者は毎回ボタンを押すたび自分自身
Re: (スコア:0)
2. に関連するけど、最高刑であることのランク付けとしての意味があると思う。
死刑はただその刑罰を恐れさせるという意味では大した力は無いけど、
懲役刑よりもさらに高いランクの刑罰を設定することで、その犯罪行為が極めて重いものである事を認知させ、
そこに至る一線を踏みとどまらせる為の「抑止効果」を生み出そうとしている。
結局のところ、犯罪抑止は人の規範に従う心に重点を置く方針が今の社会。
恐怖で人の心を縛ることは社会から許容されないし、恐怖心が機能しないタイプには全く歯止めが効かなくてまあ良い選択ではない。
もちろん刑罰は遺族の救済目的にはデザインされていない、親コメの述べる通り。
Re: (スコア:0)
遺族が犯人から間接的に攻撃されることがあり得ない。
暴力団が報復を引き継ぐとか、日弁連を筆頭とする反死刑論者が犯人の死刑執行を非難するとか、遺族が犯人から間接的に攻撃されることは普通にある。
Re: (スコア:0)
後者を遺族への攻撃扱いするのは無理がありすぎ
Re: (スコア:0)
絶対正義=死刑廃絶の為には遺族は復讐心を我慢せよへの、日弁連を筆頭とする反死刑論者による同調圧力、遺族への攻撃以外の何なのか?
Re:どうなんだろうか (スコア:2)
遺族となってもなお死刑に反対する反死刑論者への同調圧力、遺族への攻撃以外の何なのか?
+死刑をしない目的 (スコア:0)
現代の裁判では判決理由で「犯人の更生の見込み」だとか「極めて残忍で卑劣」など感情訴えるものと、損得勘定のような理由で裁判官・検察・弁護士たちが誰かに言い訳をしているように聞こえます。現代の死刑廃止国の言い分についても多くが「人権」という主観的には何も持ちえない感情で語ってるように空虚だと思います。
さて、私が考える死刑の目的ですが、123が切り離せない場合にあると思います。まず2の模倣犯や類似犯罪への抑止はなく、1の代理執行は遺族の感情が根底にあることと似ていますが、逆で遺族から犯人側への報復の抑止(あるいは報復
Re: (スコア:0)
ロシアの皇太子が日本で暗殺されかけた事件があって、
Re: (スコア:0)
いやいや、学問的には1だと言われている。何で1を真っ先に否定したんだ?