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すり抜けなの?規制をすり抜けたのではなく、自力で実現したみたいなんだけど。
とりあえず日本の設備ベンタ抜きで実現できるものなの?>7nmプロセスホントに設備ベンダ抜きで中国国内でライン立ち上げられるのなら、無敵モードに思えるんだけど。
> とりあえず日本の設備ベンタ抜きで実現できるものなの? 日本の半導体製造装置ってまだ存在感あるんですか? わりと前、日本の半導体メーカーが衰えた時、日本にはまだ半導体製造装置メーカーがあるからって言ってたけど、あれからかなり時間たったよね。普通に考えて衰退してる気がする。
鶏と卵になっちゃうかもだけど、半導体メーカーの中にいた感覚では、露光装置でCanonが脱落して検査装置でKLAなしでやっていけなくなった90nmの2006年頃には、日本の半導体製造装置メーカーに先がないと感じていて半導体メーカーは投資を絞り始めていた。投資を絞ったために、65/55nmや45/40nmの立ち上げに出遅れて、半導体製品の競争力がなくなってシェアが低下していった。経営的には円高とかリーマンショックとかもあるかもだけど、それは半導体業界に限った話じゃないしあまり重要じゃない。
日本は先端半導体ファブを作っても、それを生かした高付加価値製品の生産ができず、1~2世代遅れの台湾・韓国の低コスト生産体制に対抗できなかった
ほとんどの顧客からすれば、1~2世代遅れでも、ビットコスト・トランジスタコストが低けりゃべつにかまわないって感じで
日本はいつも「高付加価値製品を少数売って大儲け」に賭けすぎるんだよ高マージンなのは安物の大量生産だったというオチ
#4297161です。製造の投資を絞ったからコストと物量で戦うことができず、高付加価値に勝機を見出すしかなかった。だが、開発の投資を絞って外部からのIPの導入などした結果、差別化や高付加価値を生み出せなくなった。半導体で上げた収益を半導体に投資せず、絞るだけ絞って電機メーカーから切り離した結果、投資力を失った。勝負の土俵に乗るために必要な投資ができなくなった結果だと思う。
今ならTSMCやsamsungやIntel並みの年間十兆円が最低ラインで、15年遅れを取り戻すにはその2倍を投資しないと、あと15年では追いつけない。米欧韓はそれぐらいの額を国として支出しようとしているし、TSMC熊本工場の五千億円ぐらいじゃ焼け石に水。仮に、米欧韓並みの三百兆円の資金を日本政府が無償援助したとしても、その投資を消化するだけの技術や人材の力が日本の半導体業界には、既に無い。同額を、他への投資や、必要な半導体の購入に充てたほうが、ましだと思う。
日本がコストで戦えなかったのは、ニコンを選んだせいもあると思うよ
当時、微細化ではニコンが進んでたが、生産コスト・生産効率ではASMLが進んでた
自前で高付加価値の半導体を作るインテルはニコンでもやっていけたが、汎用品が主力の日本勢は、ニコンではASMLを使う韓台勢に対抗できなかった
Nikonがツインスキャン技術の露光装置を出さなかったせい、というのはあると思う。ただ、ASMLに変更できたかといえば、そうは思わない。ASMLのツインスキャンは、スループットは高いが導入コストもお高いし、大きいしカスタマイズできないしで工場の建物ごと立て直す必要がある。新規に工場を建てる台韓と違い、とてもじゃないが日本の半導体メーカーには、そんな投資をできるだけの力がなかった。
汎用品に活路を見いだしたかったが、未来を背負って立てるほど商品開発力がなかったのが日本でしょう。
DRAMから脱落した90年代以降、半導体を支えていたのは家電メーカーなどから受注したASICで、その家電メーカーがジリ貧になると半導体も一緒に沈没したというところ。ASSPはときどきヒット商品があってもすぐに時代遅れになって後が続かなかった。
TSMCのようにfabに徹っすることができればまた違ったかもしれなかったけど、各社とも基本的に自分のところで設計したものを作るために持っていた工場だからね。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
米規制すり抜け (スコア:0)
すり抜けなの?
規制をすり抜けたのではなく、自力で実現したみたいなんだけど。
Re: (スコア:0)
とりあえず日本の設備ベンタ抜きで実現できるものなの?>7nmプロセス
ホントに設備ベンダ抜きで中国国内でライン立ち上げられるのなら、無敵モードに思えるんだけど。
Re: (スコア:-1)
> とりあえず日本の設備ベンタ抜きで実現できるものなの?
日本の半導体製造装置ってまだ存在感あるんですか?
わりと前、日本の半導体メーカーが衰えた時、日本にはまだ半導体製造装置メーカーがあるからって
言ってたけど、あれからかなり時間たったよね。普通に考えて衰退してる気がする。
Re: (スコア:0)
鶏と卵になっちゃうかもだけど、半導体メーカーの中にいた感覚では、露光装置でCanonが脱落して検査装置でKLAなしでやっていけなくなった90nmの2006年頃には、日本の半導体製造装置メーカーに先がないと感じていて半導体メーカーは投資を絞り始めていた。
投資を絞ったために、65/55nmや45/40nmの立ち上げに出遅れて、半導体製品の競争力がなくなってシェアが低下していった。
経営的には円高とかリーマンショックとかもあるかもだけど、それは半導体業界に限った話じゃないしあまり重要じゃない。
Re: (スコア:1)
日本は先端半導体ファブを作っても、それを生かした高付加価値製品の生産ができず、
1~2世代遅れの台湾・韓国の低コスト生産体制に対抗できなかった
ほとんどの顧客からすれば、1~2世代遅れでも、ビットコスト・トランジスタコストが低けりゃべつにかまわないって感じで
Re: (スコア:0)
日本はいつも「高付加価値製品を少数売って大儲け」に賭けすぎるんだよ
高マージンなのは安物の大量生産だったというオチ
Re:米規制すり抜け (スコア:1)
#4297161です。
製造の投資を絞ったからコストと物量で戦うことができず、高付加価値に勝機を見出すしかなかった。
だが、開発の投資を絞って外部からのIPの導入などした結果、差別化や高付加価値を生み出せなくなった。
半導体で上げた収益を半導体に投資せず、絞るだけ絞って電機メーカーから切り離した結果、投資力を失った。
勝負の土俵に乗るために必要な投資ができなくなった結果だと思う。
今ならTSMCやsamsungやIntel並みの年間十兆円が最低ラインで、15年遅れを取り戻すにはその2倍を投資しないと、あと15年では追いつけない。
米欧韓はそれぐらいの額を国として支出しようとしているし、TSMC熊本工場の五千億円ぐらいじゃ焼け石に水。
仮に、米欧韓並みの三百兆円の資金を日本政府が無償援助したとしても、その投資を消化するだけの技術や人材の力が日本の半導体業界には、既に無い。
同額を、他への投資や、必要な半導体の購入に充てたほうが、ましだと思う。
Re: (スコア:0)
日本がコストで戦えなかったのは、ニコンを選んだせいもあると思うよ
当時、微細化ではニコンが進んでたが、生産コスト・生産効率ではASMLが進んでた
自前で高付加価値の半導体を作るインテルはニコンでもやっていけたが、
汎用品が主力の日本勢は、ニコンではASMLを使う韓台勢に対抗できなかった
Re: (スコア:0)
Nikonがツインスキャン技術の露光装置を出さなかったせい、というのはあると思う。ただ、ASMLに変更できたかといえば、そうは思わない。
ASMLのツインスキャンは、スループットは高いが導入コストもお高いし、大きいしカスタマイズできないしで工場の建物ごと立て直す必要がある。
新規に工場を建てる台韓と違い、とてもじゃないが日本の半導体メーカーには、そんな投資をできるだけの力がなかった。
Re: (スコア:0)
汎用品に活路を見いだしたかったが、未来を背負って立てるほど商品開発力がなかったのが日本でしょう。
DRAMから脱落した90年代以降、半導体を支えていたのは家電メーカーなどから受注したASICで、
その家電メーカーがジリ貧になると半導体も一緒に沈没したというところ。
ASSPはときどきヒット商品があってもすぐに時代遅れになって後が続かなかった。
TSMCのようにfabに徹っすることができればまた違ったかもしれなかったけど、各社とも基本的に自分のところで
設計したものを作るために持っていた工場だからね。