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結局、西崎義展が筆頭著作者兼著作人格権保持者ってことで決着したのに、TBSじゃ「作者」扱いでいいのかね。
松本ゲージに代表されるデザインはまぎれもなく松本オリジナルだけど、作品のプロットは松本零士の思想というか、根幹というか、そういうものとはかなりズレてる感じ。どこで読んだか忘れたけど(確かスタジオぬえの誰かのインタビュー)、ヤマトのプロットは、テレビ時代劇なんかの脚本家連中を西崎が集めてきて作ったとか。
アニメは、原案:西崎義展監督:松本零士で、西崎義展が筆頭著作者兼著作人格権保持者。設定デザインやメカニックデザインなんかも松本零士がやっているから、法的にはともかく、監督至上主義者からすると、松本零士の作品ということになる。西崎義展は原作者で、著作権を持つという扱いなのだろう。
コミカライズについては、アニメが先で漫画が後で、松本零士の作画のシリーズもある。(聖悠紀とか、ひおあきらとかのもある。)
監督とクレジットされたのは松本ですが、東京地裁では西崎が事実上の監督と事実認定されました。
H14. 3.25 東京地裁 平成11(ワ)20820等 著作権 民事訴訟事件https://just1bit.the-ninja.jp/yamato/rights/trial20820.html [the-ninja.jp]
>(2) 原告の寄与の程度>>ア 事実認定> 本件著作物1の製作について,原告の寄与の有無及び程度について検討する。>>(ア) 原告の参加の時期> 本件著作物1の本件企画書を作成していた段階では,原告は製作に全く関与していなかった。被告は,製作を開始した後,著名な漫画家である原告に対して「美術・設定デザイン」の担当を依頼した。>その後,当初監督に就任していた山本暎一が,海外ロケーション等の日程の都合上,製作に関与できなくなったため,>作品の話題性を高めるために,原告に対して監督を依頼したが,実質的な監督は,被告が担当した。
原告:松本零士、被告:西崎です。松本零士が監督とクレジットされたのは話題性のためで「実質的な監督は,被告が担当した」というのが裁判所の判断です。
その後、控訴審で松本と西崎は和解しますが、その和解書で松本は西崎を監督だと認めています。
http://www.newyamato.com/reconciliation.htm [newyamato.com]
>和解書> 西崎弘文(以下甲という)と、松本晟(以下乙という)と株式会社ベンチャーソフト(以下丙という)とは、甲および乙がそれぞれ製作、公開を予定している映画の著作物(以下新著作物という)について以下のとおり和解合意する。(略)>4.(略)甲および乙は、甲が別件映画の著作者およびその代表者として制作・監督をしたこと、乙が別件映画の総設定・デザイン・美術を担当し、これに関する絵画の著作物の著作権者であることをそれぞれ確認する。
甲(西崎)が宇宙戦艦ヤマトの著作者として監督だったということがこのように確認されています。松本は原作者でも監督でもなく、総設定・デザイン・美術ですね。制作の実態に即した妥当なものと思います。
> 制作の実態に即した妥当なものTBSやNHKや読売テレビでさえそうは考えてないんじゃないかな。それはそれ、これはこれ、ヤマト制作の現場の中心にいたのは松本零士だったんだと思うよ。
そもそも松本零士は日本海軍大嫌いで戦場ロマンシリーズでも一、ニ作しか書いていなかったような。大和ミュージアムにしゃしゃり出て何やってるんだろうかと思った。
おっと、「戦場ロマンシリーズ」はお弟子の新谷ヤッタランかおる氏の方ですよ。松本零士氏のは「戦場まんがシリーズ」「ザ・コックピット」「ケースハード」あたりですね。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
『ヤマト』って (スコア:0)
結局、西崎義展が筆頭著作者兼著作人格権保持者ってことで決着したのに、TBSじゃ「作者」扱いでいいのかね。
松本ゲージに代表されるデザインはまぎれもなく松本オリジナルだけど、作品のプロットは松本零士の思想というか、根幹というか、そういうものとはかなりズレてる感じ。どこで読んだか忘れたけど(確かスタジオぬえの誰かのインタビュー)、ヤマトのプロットは、テレビ時代劇なんかの脚本家連中を西崎が集めてきて作ったとか。
Re:『ヤマト』って (スコア:0)
アニメは、
原案:西崎義展
監督:松本零士
で、西崎義展が筆頭著作者兼著作人格権保持者。
設定デザインやメカニックデザインなんかも松本零士がやっているから、法的にはともかく、監督至上主義者からすると、松本零士の作品ということになる。西崎義展は原作者で、著作権を持つという扱いなのだろう。
コミカライズについては、アニメが先で漫画が後で、松本零士の作画のシリーズもある。(聖悠紀とか、ひおあきらとかのもある。)
ヤマトの監督はプロデューサーの西崎です (スコア:1)
監督とクレジットされたのは松本ですが、東京地裁では西崎が事実上の監督と事実認定されました。
H14. 3.25 東京地裁 平成11(ワ)20820等 著作権 民事訴訟事件
https://just1bit.the-ninja.jp/yamato/rights/trial20820.html [the-ninja.jp]
>(2) 原告の寄与の程度
>
>ア 事実認定
> 本件著作物1の製作について,原告の寄与の有無及び程度について検討する。
>
>(ア) 原告の参加の時期
> 本件著作物1の本件企画書を作成していた段階では,原告は製作に全く関与していなかった。被告は,製作を開始した後,著名な漫画家である原告に対して「美術・設定デザイン」の担当を依頼した。
>その後,当初監督に就任していた山本暎一が,海外ロケーション等の日程の都合上,製作に関与できなくなったため,
>作品の話題性を高めるために,原告に対して監督を依頼したが,実質的な監督は,被告が担当した。
原告:松本零士、被告:西崎です。
松本零士が監督とクレジットされたのは話題性のためで「実質的な監督は,被告が担当した」というのが裁判所の判断です。
その後、控訴審で松本と西崎は和解しますが、
その和解書で松本は西崎を監督だと認めています。
http://www.newyamato.com/reconciliation.htm [newyamato.com]
>和解書
> 西崎弘文(以下甲という)と、松本晟(以下乙という)と株式会社ベンチャーソフト(以下丙という)とは、甲および乙がそれぞれ製作、公開を予定している映画の著作物(以下新著作物という)について以下のとおり和解合意する。
(略)
>4.(略)甲および乙は、甲が別件映画の著作者およびその代表者として制作・監督をしたこと、乙が別件映画の総設定・デザイン・美術を担当し、これに関する絵画の著作物の著作権者であることをそれぞれ確認する。
甲(西崎)が宇宙戦艦ヤマトの著作者として監督だったということがこのように確認されています。
松本は原作者でも監督でもなく、総設定・デザイン・美術ですね。制作の実態に即した妥当なものと思います。
Re: (スコア:0)
> 制作の実態に即した妥当なもの
TBSやNHKや読売テレビでさえそうは考えてないんじゃないかな。
それはそれ、これはこれ、ヤマト制作の現場の中心にいたのは松本零士だったんだと思うよ。
Re: (スコア:0, フレームのもと)
そもそも松本零士は日本海軍大嫌いで戦場ロマンシリーズでも一、ニ作しか書いていなかったような。
大和ミュージアムにしゃしゃり出て何やってるんだろうかと思った。
Re: (スコア:0)
おっと、「戦場ロマンシリーズ」はお弟子の新谷ヤッタランかおる氏の方ですよ。
松本零士氏のは「戦場まんがシリーズ」「ザ・コックピット」「ケースハード」あたりですね。