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東芝が5V級正極電池を28年に実用化へ、寿命は6000回 [nikkei.com]
出力電圧は 3.15V なのか。
リン酸鉄リチウム(LFP)の2倍ほどの寿命となると、車載や家庭用蓄電池などにすごく有望に聞こえますね。
車とか太陽光発電用蓄電池だとか、大容量のものは三元系(NMC: ニッケル・マンガン・コバルト)よりは、リン酸鉄リチウム(LFP)だと思っていましたが(自分が使うなら)、新たな選択肢ができるといいな。
特徴を拾ってみました。間違っていたらご指摘願います。
正極NMC: ふつーのリチウムイオン電池。エネルギー容量が大きい。事故時に燃える可能性が高い。コバルト C やニッケル N なども使い高価。1000サイクルぐらいで容量が大きく減る(2〜3年でへたる)。
正極LFP: リン酸鉄リチウム。エネルギー容量が若干低い。事故時にも燃えにくい。鉄は安価。3000サイクルでも80%ぐらいの容量が確保できる(大雑把に寿命は10年といわれる)。充電は遅め。低温に弱め。中国BYD、小型EVを363万円で日本発売。投入第2弾 [srad.jp]:中国BYD はもともバッテリーメーカーで、LFP の車載を推している。航続距離(もしくはバッテリー重量)では不利だが、安全性や劣化の少なさが売り、のはず。
負極LTO: チタン酸リチウムを採用した東芝独自の第1世代SCiB。マイナーだと思う。エネルギー容量が低い。安全、2万サイクルの長寿命長寿命(50年?)、低温に強い。高速充電対応など。
負極NTO: ニオブチタン系酸化物を採用した東芝独自の第2世代SCiB。2017年に試作品。2024年にサンプル出荷予定。ニオブが高くつかないか心配。エネルギー容量は LTO より高いが依然として低め。安全、2万5000サイクルのさらに長寿命(80年?)、低温に強い。高速充電対応など。
今回のストーリー正極LNMO+負極NTO: ニッケルマンガン酸化物、ニオブチタン系酸化物を採用。ニオブが高くつかないか心配。今回試作? 2028年に実用化の目標。エネルギー容量は SCiB より大きく LFP に近い。安全、6000サイクルの長寿命(20年?)、低温に強い。高速充電対応など。
20年前のメタノール燃料電池みたいにならなきゃいいね。
燃料タンクに給油(給酒?)すればいい自動車はともかく、モバイル機器にメタノールカートリッジを装着なんてどう見てもゴミが出るじゃないか、と思ったあの頃
2chか何かで、「発熱がすごいので、モバイル機器に使うとかありえん」とかいうのを見た。そりゃそうだな。効率は100%じゃないし
モバイルバッテリーに追加充電にいいかも
結局はお値段次第。その次がエネルギー密度かな。LFPの売りは安全性もそうなのですが、同じ安全性と容量を実現したときに安価なことですね。
現行LFPの2倍の寿命+高い出力密度と言っても、もし値段が2倍ならLFPを2倍容量積んだほうがお得という事になりかねない。初代のSCiBはこの問題抱えてて、結局は初期の小容量ハイブリッド向けとか一部の電動工具でしか採用されなかった。
https://newswitch.jp/p/38093 [newswitch.jp]このように増産は進めてますが、車載向けの大手などと比べると投資額が1-2桁少ないです。投資が先か採用が先かという話もあるのですが、もっと大規模でないと結局は価格で勝てなくてニッチにならないかが心配です。#どうせニッチなら現行SCiBのようなとがった性能の方がよかったり?
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
日経クロステックの方がわかりやすい気がします (スコア:4, 参考になる)
東芝が5V級正極電池を28年に実用化へ、寿命は6000回 [nikkei.com]
出力電圧は 3.15V なのか。
リン酸鉄リチウム(LFP)の2倍ほどの寿命となると、車載や家庭用蓄電池などにすごく有望に聞こえますね。
車とか太陽光発電用蓄電池だとか、大容量のものは三元系(NMC: ニッケル・マンガン・コバルト)よりは、リン酸鉄リチウム(LFP)だと思っていましたが(自分が使うなら)、新たな選択肢ができるといいな。
特徴を拾ってみました。間違っていたらご指摘願います。
正極NMC: ふつーのリチウムイオン電池。エネルギー容量が大きい。事故時に燃える可能性が高い。コバルト C やニッケル N なども使い高価。1000サイクルぐらいで容量が大きく減る(2〜3年でへたる)。
正極LFP: リン酸鉄リチウム。エネルギー容量が若干低い。事故時にも燃えにくい。鉄は安価。3000サイクルでも80%ぐらいの容量が確保できる(大雑把に寿命は10年といわれる)。充電は遅め。低温に弱め。
中国BYD、小型EVを363万円で日本発売。投入第2弾 [srad.jp]:中国BYD はもともバッテリーメーカーで、LFP の車載を推している。航続距離(もしくはバッテリー重量)では不利だが、安全性や劣化の少なさが売り、のはず。
負極LTO: チタン酸リチウムを採用した東芝独自の第1世代SCiB。マイナーだと思う。エネルギー容量が低い。安全、2万サイクルの長寿命長寿命(50年?)、低温に強い。高速充電対応など。
負極NTO: ニオブチタン系酸化物を採用した東芝独自の第2世代SCiB。2017年に試作品。2024年にサンプル出荷予定。ニオブが高くつかないか心配。エネルギー容量は LTO より高いが依然として低め。安全、2万5000サイクルのさらに長寿命(80年?)、低温に強い。高速充電対応など。
今回のストーリー
正極LNMO+負極NTO: ニッケルマンガン酸化物、ニオブチタン系酸化物を採用。ニオブが高くつかないか心配。今回試作? 2028年に実用化の目標。エネルギー容量は SCiB より大きく LFP に近い。安全、6000サイクルの長寿命(20年?)、低温に強い。高速充電対応など。
Re: (スコア:0)
20年前のメタノール燃料電池みたいにならなきゃいいね。
Re: (スコア:0)
燃料タンクに給油(給酒?)すればいい自動車はともかく、モバイル機器にメタノールカートリッジを装着なんて
どう見てもゴミが出るじゃないか、と思ったあの頃
Re: (スコア:0)
2chか何かで、「発熱がすごいので、モバイル機器に使うとかありえん」とかいうのを見た。そりゃそうだな。効率は100%じゃないし
Re: (スコア:0)
モバイルバッテリーに追加充電にいいかも
Re: (スコア:0)
結局はお値段次第。その次がエネルギー密度かな。
LFPの売りは安全性もそうなのですが、同じ安全性と容量を実現したときに安価なことですね。
現行LFPの2倍の寿命+高い出力密度と言っても、もし値段が2倍ならLFPを2倍容量積んだほうがお得という事になりかねない。
初代のSCiBはこの問題抱えてて、結局は初期の小容量ハイブリッド向けとか一部の電動工具でしか採用されなかった。
https://newswitch.jp/p/38093 [newswitch.jp]
このように増産は進めてますが、車載向けの大手などと比べると投資額が1-2桁少ないです。
投資が先か採用が先かという話もあるのですが、もっと大規模でないと結局は価格で勝てなくてニッチにならないかが心配です。
#どうせニッチなら現行SCiBのようなとがった性能の方がよかったり?