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https://newsphere.jp/world-report/20240814-1/ [newsphere.jp]> 水素のエネルギー密度は33.6 Wh/kgで、タンク全体で約677.6メガジュール、TNT火薬換算で357ポンド(約162キログラム)に相当するという> ウクライナ人はとんでもない低予算でバンカーバスターを自作したことになる
「水素自動車は安全」とかいって、なぜかEV叩きしてた人達、今どんな気持ち?
私自身は、水素自動車については特に意見は持ってないんだけど。
NewSphereの記事 [newsphere.jp]を読む限り、この「バンカーバスター」は、水素自動車単体から作られたわけではなく、「これにタンクを貫通させるプラスチック爆弾(おそらく数百ポンド)」が追加で必要ってことですよね。
逆に言うと、この水素自動車のタンクを兵器に転用できる程の爆発させるためには、プラスチック爆弾数百ポンド相当の衝撃が必要って事じゃないですかね?「数百」を最低の200と仮定して、作薬量200ポンド=90kgって、それ自体で強力な爆弾。
もっとも、このNewSphereの記事の記事、「小型の水素爆弾」「ある意味では史上最小の水爆」とか、こたつ記事並の煽り文句がかなり胡乱。水爆 [wikipedia.org]って普通、核融合を利用した熱核爆弾の事で、水素爆発を利用するものじゃないよね。
「とんでもない低予算でバンカーバスターを自作」と言う表現もナゾ。バンカーバスター=地中貫通爆弾 [wikipedia.org]は普通、コンクリートや盛土で守られた地中の目標を攻撃する兵器。単に作薬量が多いだけではコンクリートや盛土の下を攻撃できないので、わざわざ開発された経緯があります。今回の水素タンク転用爆弾だけでは、コンクリートや盛土を吹き飛ばす程の効果は無いでしょう。なので、これ単体ではバンカーバスターたり得そうにはありません。
Euromaidanの記事 [euromaidanpress.com]「bunker buster」ってって言葉は出てないんだよね。で、地上ドローン(= ground drones)もしくはラジコン自動車(= RC cars)を使ったと書いてある。
この水素タンク転用爆弾のメリットって、その重量が軽いと言う事ではないはず。単純な爆弾の威力としては、水素自体はTNT換算で162kg。総重量が200kgなら、単純に200kgのプラスティック爆弾より優れている、という話にはならない。水素とは別に90kg以上(数百ポンドの最低値)のプラスティック爆弾を積むわけだし。
メリットは、炸薬が気体であることから来る効果?廃物利用でプラスティック爆弾を節約できること?識者の意見を聞きたいところ。
H2は、燃料気化爆弾用燃料としては、熱量密度としては大して優れてはいないが、点火・燃焼が容易(点火燃焼可能な燃料空気比の範囲が広い)というのは、メリットの一つとしてあるだろう。ウクライナでも、酸水素溶接溶断に鉄製の水素ガスボンベが広く使われているであろうが、重くて飛ばすのが大変なのだろう(むしろバンカーバスターにはこっちの方が向いている)。
なお体積エネルギー密度は…
元記事からしてそうだから、仕方ないと言えばないんだけど……。
これを「水素爆弾("hydrogen bomb")」と呼んでしまうのは、さすがにライターとしてどうなんだ、と。言い換えるなら、「水素燃焼爆弾」とか?
燃料電池車ってEVじゃね?
燃料電池車=Fuel Cell Electric VehicleってFCEVて略されるEV=Electric Vehicleの一種だからね。現実の実装では、燃料電池発電量が電動機使用電力にリアルに追従できない事と、回生充電の為に、燃料電池と電動機の間に二次電池が入る、シリーズ・ハイブリッドに似た構成になる。
ブライトさんじゅうきゅう歳涙目
目論見通りこのプロセスでH2が容易に得られたとしても、アンモニアは相当な危険物だから、自動車燃料としては採用できないかも。https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2024/sc/d4sc04790ghttps://news.mynavi.jp/techplus/article/20240912-3023989/
圧縮水素のタンクが破壊されると内部が高圧だからすごい爆発を起こすが、それは水素爆発ではない。なぜなら破壊された時点でタンク内にあるのは水素だけで酸素がないから。「水素のエネルギー密度は~」は水素が完全燃焼した場合のものだと思われ、「プラスチック爆弾で圧縮水素のタンクを破壊」なんて雑な方法では完全燃焼などできるはずがない。水素爆発を起こすためには、まず「水素と酸素(空気)が混ざった状態」を作ってから点火する必要がある。
水素ガスと空気の燃焼可能混合比はかなり広いらしく、水素リッチで燃焼~爆発が始まれば、水素リッチの可燃性燃焼済みガスが広まって、更に広範囲の空気と混ざって燃焼を継続する。水素ガスの燃料爆弾については、最初の「水素と酸素(空気)が混ざった状態」を作ってから点火するのは、かなり雑で良いんだよ。
点火条件はいいとしても、横に広がる前に上に行っちゃっいそうだけどそのへんどうなの?普通の気化爆弾は空気より重い気体だよね。
燃焼可能混合比はかなり広い一方で、水素はかなり早く拡散するため屋外ではすぐに燃焼可能濃度以下になってしまう。ある程度は燃焼可能濃度の部分はあるだろうが、屋外では燃焼可能な濃度になっている「量」がかなり少なくなるため大きな規模の爆発にはならない。十分な規模の爆発を起こすには、あまり拡散せず空気との混合が進むような閉じた空間が必要なんだよ。
でも「バンカーバスター」だろ、これ。
記事書いたやつが勝手にバンカーバスター扱いしてるってだけじゃん。
バンカーバスター呼ばわりした米自動車メディアのドライブ誌は、遠隔操作型の地上走行ドローンに搭載した圧縮水素ガス爆弾だから、航空機用などの地上設置型掩体壕(シェルター)の英語名バンカーの出入り口から自走突入するタイプのバンカーバスターとしても使えると判断したのでは?(むしろ水素ガスの拡散が抑えられてより強力な爆発になる)
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
ウクライナ軍が「ミライ」を爆弾に? ロシア軍拠点を破壊と現地メディア (スコア:0)
https://newsphere.jp/world-report/20240814-1/ [newsphere.jp]
> 水素のエネルギー密度は33.6 Wh/kgで、タンク全体で約677.6メガジュール、TNT火薬換算で357ポンド(約162キログラム)に相当するという
> ウクライナ人はとんでもない低予算でバンカーバスターを自作したことになる
「水素自動車は安全」とかいって、なぜかEV叩きしてた人達、今どんな気持ち?
Re:ウクライナ軍が「ミライ」を爆弾に? ロシア軍拠点を破壊と現地メディア (スコア:3)
私自身は、水素自動車については特に意見は持ってないんだけど。
「水素自動車は安全」とかいって、なぜかEV叩きしてた人達、今どんな気持ち?
NewSphereの記事 [newsphere.jp]を読む限り、この「バンカーバスター」は、水素自動車単体から作られたわけではなく、「これにタンクを貫通させるプラスチック爆弾(おそらく数百ポンド)」が追加で必要ってことですよね。
逆に言うと、この水素自動車のタンクを兵器に転用できる程の爆発させるためには、プラスチック爆弾数百ポンド相当の衝撃が必要って事じゃないですかね?
「数百」を最低の200と仮定して、作薬量200ポンド=90kgって、それ自体で強力な爆弾。
もっとも、このNewSphereの記事の記事、「小型の水素爆弾」「ある意味では史上最小の水爆」とか、こたつ記事並の煽り文句がかなり胡乱。
水爆 [wikipedia.org]って普通、核融合を利用した熱核爆弾の事で、水素爆発を利用するものじゃないよね。
「とんでもない低予算でバンカーバスターを自作」と言う表現もナゾ。
バンカーバスター=地中貫通爆弾 [wikipedia.org]は普通、コンクリートや盛土で守られた地中の目標を攻撃する兵器。
単に作薬量が多いだけではコンクリートや盛土の下を攻撃できないので、わざわざ開発された経緯があります。
今回の水素タンク転用爆弾だけでは、コンクリートや盛土を吹き飛ばす程の効果は無いでしょう。
なので、これ単体ではバンカーバスターたり得そうにはありません。
Euromaidanの記事 [euromaidanpress.com]「bunker buster」ってって言葉は出てないんだよね。
で、地上ドローン(= ground drones)もしくはラジコン自動車(= RC cars)を使ったと書いてある。
この水素タンク転用爆弾のメリットって、その重量が軽いと言う事ではないはず。
単純な爆弾の威力としては、水素自体はTNT換算で162kg。
総重量が200kgなら、単純に200kgのプラスティック爆弾より優れている、という話にはならない。
水素とは別に90kg以上(数百ポンドの最低値)のプラスティック爆弾を積むわけだし。
メリットは、炸薬が気体であることから来る効果?
廃物利用でプラスティック爆弾を節約できること?
識者の意見を聞きたいところ。
Re: (スコア:0)
H2は、燃料気化爆弾用燃料としては、熱量密度としては大して優れてはいないが、点火・燃焼が容易(点火燃焼可能な燃料空気比の範囲が広い)というのは、メリットの一つとしてあるだろう。
ウクライナでも、酸水素溶接溶断に鉄製の水素ガスボンベが広く使われているであろうが、重くて飛ばすのが大変なのだろう(むしろバンカーバスターにはこっちの方が向いている)。
Re: (スコア:0)
なお体積エネルギー密度は…
Re: (スコア:0)
元記事からしてそうだから、仕方ないと言えばないんだけど……。
これを「水素爆弾("hydrogen bomb")」と呼んでしまうのは、さすがにライターとしてどうなんだ、と。
言い換えるなら、「水素燃焼爆弾」とか?
Re: (スコア:0)
燃料電池車ってEVじゃね?
Re: (スコア:0)
燃料電池車=Fuel Cell Electric VehicleってFCEVて略されるEV=Electric Vehicleの一種だからね。
現実の実装では、燃料電池発電量が電動機使用電力にリアルに追従できない事と、回生充電の為に、燃料電池と電動機の間に二次電池が入る、シリーズ・ハイブリッドに似た構成になる。
Re: (スコア:0)
ブライトさんじゅうきゅう歳涙目
200℃程度でアンモニアを分解して水素を製造する手法、早大などが開発(在来法は400℃程度) (スコア:0)
目論見通りこのプロセスでH2が容易に得られたとしても、アンモニアは相当な危険物だから、自動車燃料としては採用できないかも。
https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2024/sc/d4sc04790g
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240912-3023989/
Re: (スコア:0)
圧縮水素のタンクが破壊されると内部が高圧だからすごい爆発を起こすが、それは水素爆発ではない。
なぜなら破壊された時点でタンク内にあるのは水素だけで酸素がないから。
「水素のエネルギー密度は~」は水素が完全燃焼した場合のものだと思われ、「プラスチック爆弾で圧縮水素のタンクを破壊」なんて雑な方法では完全燃焼などできるはずがない。
水素爆発を起こすためには、まず「水素と酸素(空気)が混ざった状態」を作ってから点火する必要がある。
Re: (スコア:0)
水素ガスと空気の燃焼可能混合比はかなり広いらしく、水素リッチで燃焼~爆発が始まれば、水素リッチの可燃性燃焼済みガスが広まって、更に広範囲の空気と混ざって燃焼を継続する。
水素ガスの燃料爆弾については、最初の「水素と酸素(空気)が混ざった状態」を作ってから点火するのは、かなり雑で良いんだよ。
Re: (スコア:0)
点火条件はいいとしても、横に広がる前に上に行っちゃっいそうだけどそのへんどうなの?
普通の気化爆弾は空気より重い気体だよね。
Re: (スコア:0)
燃焼可能混合比はかなり広い一方で、水素はかなり早く拡散するため屋外ではすぐに燃焼可能濃度以下になってしまう。
ある程度は燃焼可能濃度の部分はあるだろうが、屋外では燃焼可能な濃度になっている「量」がかなり少なくなるため大きな規模の爆発にはならない。
十分な規模の爆発を起こすには、あまり拡散せず空気との混合が進むような閉じた空間が必要なんだよ。
Re: (スコア:0)
でも「バンカーバスター」だろ、これ。
Re: (スコア:0)
記事書いたやつが勝手にバンカーバスター扱いしてるってだけじゃん。
Re: (スコア:0)
バンカーバスター呼ばわりした米自動車メディアのドライブ誌は、遠隔操作型の地上走行ドローンに搭載した圧縮水素ガス爆弾だから、航空機用などの地上設置型掩体壕(シェルター)の英語名バンカーの出入り口から自走突入するタイプのバンカーバスターとしても使えると判断したのでは?(むしろ水素ガスの拡散が抑えられてより強力な爆発になる)