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一太郎 for Linux with ATOK16 [2ch.net]
Anthy/uim スレッド 2 [2ch.net]
ユーザの生の声をヒアリングした結果、SKKマンセーな方々にATOKは豚に真珠。一般向け市場は
日本語変換システムにおいては、変換ロジックも重要だけどそれ以上に辞書が重要なのは、かつてのDOS全盛期に「貧弱な辞書(つーか、辞書を豪華にしてもマシンパワーがついてきてなかった)をいかに効率良く使うか」という苦労を味わった人であれば自明な話だと思うんだが。
昔話をすれば、ATOKでもVJEでも、ユーザーによって、変換ロジックの「クセ」を逆手にとって「変換効率向上」を謳ったり、分野ごとの専門用語を網羅したりした、多くの「辞書チューン」ノウハウがパソコン通信などで公開されていた。なにせハードディスクが高嶺の花だった時代ゆえ、「い
「舞台裏」なるものは知らんけど、20年近くかな漢字変換システムを利用し、かつ語学や自然言語で遊んでみた経験から。フリーのかな漢字変換システムで長らく(なおかつ、今に至っても)辞書が貧弱なのは、決して単純にオープンソースだったからではありません。実はそれ以前の問題で、用意できる辞書に合わせた最適なアルゴリズムの選択を怠っていたのがガンです。これは自然言語の勉強なしにはまず気が付けないことで、どう見ても各開発プロジェクトにプログラマしかいない現状では治療不可能です。
国語辞典を寝転びながらパラパラ読んで分かっ
教科書を... というのであれば、例えば日本語では「言語と計算」シリーズ(東京大学出版会)でしょうか。岩波にもシリーズがあったような気がします。(遠ざかってだいぶ経つので書名が出てこない...) 英語だと、Foundations of Statistical Natural Language Processing [amazon.com]が百科事典的に使えそうな本です。
ただし、自然言語の現象というのはソフトウェアなどのように人間が人工的に作り上げるものと違い、人間の「慣れ」によって引き起こされるものが往々にしてあります。体系的な理論付けがどうしても後手に回ってしまうこともあるので、決してOSなどのように教科書を読めばすべてが分かるという分野ではありません。また、客観性が理論の命というわけでもなくなってきます(特に談話や対話になると)。単に、さまざまな現象を素朴にとらえてみたいというのであれば、むしろ例えば小説、ノンフィクション、自伝、童話などの書き物、あるいは対面や電話、メールやIMなどでの会話をよくよく観察してみるという方法もあります。特に、文系の言語学者では約半数が内省で研究を進めているそうです。さすがに工学系ではそこまではやらせてくれませんが、それでも個々の文をよく眺めることからきっかけが掴めることはあります。
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「生の声」反映の結果か? (スコア:3, 参考になる)
一太郎 for Linux with ATOK16 [2ch.net]
Anthy/uim スレッド 2 [2ch.net]
ユーザの生の声をヒアリングした結果、SKKマンセーな方々にATOKは豚に真珠。一般向け市場は
WXユーザーなジジイの感想 (スコア:3, 興味深い)
日本語変換システムにおいては、変換ロジックも重要だけどそれ以上に辞書が重要なのは、かつてのDOS全盛期に「貧弱な辞書(つーか、辞書を豪華にしてもマシンパワーがついてきてなかった)をいかに効率良く使うか」という苦労を味わった人であれば自明な話だと思うんだが。
昔話をすれば、ATOKでもVJEでも、ユーザーによって、変換ロジックの「クセ」を逆手にとって「変換効率向上」を謳ったり、分野ごとの専門用語を網羅したりした、多くの「辞書チューン」ノウハウがパソコン通信などで公開されていた。なにせハードディスクが高嶺の花だった時代ゆえ、「い
Re:WXユーザーなジジイの感想 (スコア:1)
>とができるオープンソースでは
現実には、ロジックに手を入れることができて、なおかつそれをやる
意欲のある人は、もうほとんどいませんね。日本語変換関係は、フリー
ソフトウェア世界では、もはやロストテクノロジーだと認識してもそ
れほどあやまりではないと思います。
再起動させるのなら、「誰か詳しい人」がやってくれることを期待する
のではなく、詳しくない人が勉強して詳しくなって、その人がや
IN EARTH AND SKIE AND SEA STRANGE THYNGES THER BE.
Re:WXユーザーなジジイの感想 (スコア:0)
>でしょうか」と語られていたのが8年から6年前位かな。あのあたりは、いろ
>いろと人間関係的にドロドロの問題をはらんでいますから、まあ一般に知ら
言葉に興味がない連中に言葉を扱うシステムを考えさせ (スコア:2, 興味深い)
「舞台裏」なるものは知らんけど、20年近くかな漢字変換システムを利用し、かつ語学や自然言語で遊んでみた経験から。フリーのかな漢字変換システムで長らく(なおかつ、今に至っても)辞書が貧弱なのは、決して単純にオープンソースだったからではありません。実はそれ以前の問題で、用意できる辞書に合わせた最適なアルゴリズムの選択を怠っていたのがガンです。これは自然言語の勉強なしにはまず気が付けないことで、どう見ても各開発プロジェクトにプログラマしかいない現状では治療不可能です。
国語辞典を寝転びながらパラパラ読んで分かっ
参考文献は? (スコア:0)
> 語学や自然言語の背景があったことがほぼ唯一の理由です。
読む人がいるかどうか知らないので無責任な物言いになりますが
仮に興味の或る人が必要な知識を獲得するために
とっかかりに読めば良いような参考文献はあるのでしょうか
文献よりも観察 (スコア:1)
教科書を... というのであれば、例えば日本語では「言語と計算」シリーズ(東京大学出版会)でしょうか。岩波にもシリーズがあったような気がします。(遠ざかってだいぶ経つので書名が出てこない...) 英語だと、Foundations of Statistical Natural Language Processing [amazon.com]が百科事典的に使えそうな本です。
ただし、自然言語の現象というのはソフトウェアなどのように人間が人工的に作り上げるものと違い、人間の「慣れ」によって引き起こされるものが往々にしてあります。体系的な理論付けがどうしても後手に回ってしまうこともあるので、決してOSなどのように教科書を読めばすべてが分かるという分野ではありません。また、客観性が理論の命というわけでもなくなってきます(特に談話や対話になると)。単に、さまざまな現象を素朴にとらえてみたいというのであれば、むしろ例えば小説、ノンフィクション、自伝、童話などの書き物、あるいは対面や電話、メールやIMなどでの会話をよくよく観察してみるという方法もあります。特に、文系の言語学者では約半数が内省で研究を進めているそうです。さすがに工学系ではそこまではやらせてくれませんが、それでも個々の文をよく眺めることからきっかけが掴めることはあります。