アカウント名:
パスワード:
また、市場に出てくるのが遅すぎた。初代が予定通りリリースできていたらそのときのalphaの倍以上の性能をたたき出せていたはずだが、リリースが遅れてしまい、その間にalphaだけでなく他のアーキテクチャに追いつかれてしまった。皮肉にもIA32にも。
インテルの歴史は「そもそもローエンドのプロセサからスタートして、ローエンドとの互換性でそのちょっと上の市場を食う」ということを繰り返してきた歴史でしょ? RISC/CISCの時だって、結局IA32アーキテクチャでRISCプロセサの市場を食っちゃった。
「古いアーキテクチャでは性能出ないから、新しいアーキテクチャを再構築」ってのは技術者の心情としてはわかるけど、この業界、それで成功した事例は皆無。
なので、狙ってた市場のローエンドは、安いIA-32+EM64Tに食われるのは必定なわけだし、現に食われてる。たくさん売れるものはコスト下がるのでさらに安くなるし、ちょっとしか売れないものはコスト高くなる。値段が高くなるとますます売れない。「エンタープライズからワークステーション市場をIA-64で制覇」ってのがインテルの野望だとしても、IA-64が制覇できる可能性があるのは、本当のハイエンドの極めてニッチな市場だけですよ。そのうち、たくさん売れるから開発費がかけられるIA-32に追いつかれて、消える運命ですね。
メインフレームの下位機種は、もう随分前からIntelの石を使ってますよ。15年前のメインフレームの最下位機種には、既にi386が使われてたよーな。
ただ、これは、メインフレームアーキテクチャからIAへの移行に成功した例というわけではなく、メインフレームアーキテクチャを安く実装したという事例ですね。当時から、メインフレームのために専用CPUを設計するよりも、i386を搭載してメインフレームアーキテクチャをソフトエミュレーションした方が、安くて速かったんです。
うーん、でも、「移行に成功した事例は皆無」というのは言い過ぎでしたか。こうして事例を並べられると、むしろ、IAは普及しすぎたが故に移行コストが高くなりすぎて、「移行が成功しない希有な事例」となっているようにも思えて来ました。実際には個々に事情を考えないとダメそうですね。
#釣られ覚悟
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
Itaniumの未来 (スコア:2, すばらしい洞察)
それともこれから育てていくべき大器でしょうか?
帯に短し襷に長し? (スコア:2, すばらしい洞察)
そもそもユーザーが IA-64 に期待していたのは IA-32 との互換性を保ちつつ 64-bit 対応へのソフトランディングだったように思えます。その点、IA-32 のパフォーマンスとコストで AMD64/EM64T に勝てなかったのがこれまでの敗因の原因ではないかと。IA-32 Execution Layer [intel.co.jp] ももっと早く出荷していれば状況が変わったのかもしれません。
マルチコアが当たり前のようになってくると IA-64 にアドバンテージが出てくると思うのですがそれも当分先の話ですし、やっぱり市場に出てくるのが早すぎたのでしょうかね。
Mc.N
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:2, 参考になる)
また、市場に出てくるのが遅すぎた。初代が予定通りリリースできていたらそのときのalphaの倍以上の性能をたたき出せていたはずだが、リリースが遅れてしまい、その間にalphaだけでなく他のアーキテクチャに追いつかれてしまった。皮肉にもIA32にも。
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:3, すばらしい洞察)
インテルの歴史は「そもそもローエンドのプロセサからスタートして、ローエンドとの互換性でそのちょっと上の市場を食う」ということを繰り返してきた歴史でしょ? RISC/CISCの時だって、結局IA32アーキテクチャでRISCプロセサの市場を食っちゃった。
「古いアーキテクチャでは性能出ないから、新しいアーキテクチャを再構築」ってのは技術者の心情としてはわかるけど、この業界、それで成功した事例は皆無。
なので、狙ってた市場のローエンドは、安いIA-32+EM64Tに食われるのは必定なわけだし、現に食われてる。たくさん売れるものはコスト下がるのでさらに安くなるし、ちょっとしか売れないものはコスト高くなる。値段が高くなるとますます売れない。「エンタープライズからワークステーション市場をIA-64で制覇」ってのがインテルの野望だとしても、IA-64が制覇できる可能性があるのは、本当のハイエンドの極めてニッチな市場だけですよ。そのうち、たくさん売れるから開発費がかけられるIA-32に追いつかれて、消える運命ですね。
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:1, 興味深い)
SUNの68K→SPARCとか、Appleの68K→PPCとかうまくいった事例はある。今回は、AMDとの競争のせいでIA32の性能がIntelの予想以上に急速に上がったのがうまくいかなかった原因かと。
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
以前のトピックで「メインフレームとサーバを間違えている」と言われたが、本当にメインフレームの中身がIAになってんだよ。
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:2, 興味深い)
メインフレームの下位機種は、もう随分前からIntelの石を使ってますよ。15年前のメインフレームの最下位機種には、既にi386が使われてたよーな。
ただ、これは、メインフレームアーキテクチャからIAへの移行に成功した例というわけではなく、メインフレームアーキテクチャを安く実装したという事例ですね。当時から、メインフレームのために専用CPUを設計するよりも、i386を搭載してメインフレームアーキテクチャをソフトエミュレーションした方が、安くて速かったんです。
うーん、でも、「移行に成功した事例は皆無」というのは言い過ぎでしたか。こうして事例を並べられると、むしろ、IAは普及しすぎたが故に移行コストが高くなりすぎて、「移行が成功しない希有な事例」となっているようにも思えて来ました。実際には個々に事情を考えないとダメそうですね。
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
ちゃんとした定義のない言葉振り回すのはやめてよね。
IBMが360シリーズの後継機種をIA32ベースで出したとか言うの?
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:1)
(X86に限界が出て来たら)IA64のコンシューマ向けPCとか組み込み系
が出て来たりする事も無きにしもあらず?
でも、X86である事のディスアドバンテージなんて、盲腸とか尾てい骨
程度のもので、中身はすっかり現代的な設計になっているから問題ない?
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
頑張っていることを考えれば、
失敗と決めつけるのもどうか?
などと考えるのはやさしすぎ?
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
コンシューマ向けには売れなかっただけで。
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
普通の人は知っています。
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
# 業界に入って最初に話に聞いたときは、鉄骨の骨組みを想像したのでAC
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
Softwareですが、Windows → WindowsNT(=2000/XP)は成功例にならないでしょうか?
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
Itaniumって、サーバやワークステーションのローエンドを狙って
いたのだが、その更にローエンドって何?
> 「古いアーキテクチャでは性能出ないから、新しいアーキテクチャを再構築」ってのは技術者の心情としてはわかるけど、この業界、それで成功した事例は皆無。
PCIは? AGPは? 強欲で自滅した感のあるラムバスは?
USBは? シリアルATAは?
ADSL、FTTHだって同じ話だよな。
ゲーム機は? (PS2なんか全くの新規アーキテクチャだ)
そもそも、PC用のCPUのFSBなんか、世代ごとにプロトコルや
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:1)
「RISC 系CPUはその圧倒的な性能で CISC 系を駆逐するはずだったが, ソフトウェアの遺産の問題やRISCチップ自身の後方互換性に かまけているうちに性能の伸びが鈍化し, 圧倒的な物量で攻めてくる(CISCの末裔の)x86 陣営に肝心の性能で追い付かれ, さらには追い越されてしまった」,とか.
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
#釣られ覚悟
Re:帯に短し襷に長し? (スコア:0)
Intelの立場からしたら貴方のような主張になるかも知れんけど、
元コメントの方が言ってるのは顧客の立場であって、
仮に予定通り出荷(この業界では多すぎる空しいifだw)されてても
単純に数字の大きさで導入を決める、たかたでPCを買うような感覚と