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産業革命に先んじながらも、根拠のないアマチュアリズム信奉の結果、優位を失った19世紀のイギリスの例もあり
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
文部科学省、でしゃばり過ぎ (スコア:4, すばらしい洞察)
アメリカで出版された云々との記述は読売の記事中にもありますが、記事中にもあるように、学会や教育団体がまとめたものであって、日本でも同様の各学会などが連合してやれば
Re:文部科学省、でしゃばり過ぎ (スコア:2, おもしろおかしい)
そのうち、科学的クイズ出題士、なんていう資格ができるはずです。
#まじにとらないでね
---- 末は社長か懲戒免職 なかむらまさよし
【オフトピック】国の作る資格 (スコア:2, 興味深い)
Re:【オフトピック】国の作る資格 (スコア:1)
「アマチュアリズム信奉」から技術的優位性を失ったのですか?詳細希望。
Re:【オフトピック】国の作る資格 (スコア:2, 興味深い)
産業革命の初期、蒸気機関や工作機械などの技術開発を進めた人たちはワットやホイットワースのように専門外の人々の貢献が大きく、技術教育や科学教育の制度化に遅れました。一方、国内統一を成し遂げたドイツは、フランスのエコール・ド・ポリテクニークを参考に工業や科学の高等教育を整え、さらに国民教育でも普及をはかりました。アメリカも人材難から教育制度の確立を進めると同時に、工業分野では非熟練労働者でも一定品質の作業を行えるような自動化を進めていきます。一方、イギリスでは国民教育制度の確立自体が遅れた上、高等教育に科学教育が取り入れることに大変遅れます。この結果、19世紀後半にはドイツ、アメリカはイギリスと工業生産で激しく競争を行うようになります。
つまり、専門家を国家として育成するのではなく、アマチュアに任せておけばよいとしていたために、科学や技術教育を国民に普及させ、専門家を育成するシステムを確立したアメリカやドイツなどに遅れをとった一員と見なすことができると思います。この教育制度の遅れについてはバベッジやライアン・プレイフェアといった人たちも危機感は抱いていたようですが、なかなか社会に影響を与えられるほどの力はなかったようです。 意外なことに、日本の国民教育制度の確立、高等工業教育の取り組みは世界でも大変早いです。たとえば世界で最初に工学部を設立した大学は東京大学です。
このあたりはD.S.L.カードウェルの「技術・科学・歴史」、薬師寺泰蔵「テクノヘゲモニー」などの科学教育の本をみてください。
そういえば「テクノリテラシー」という本を読みかけてます。なかなか興味深い本です。