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プラスチック製容器包装の再商品化事業者落札情報 [meti.go.jp]を見ても、油化の割合は2.5%。ガス化(合成ガス化)の19%よりずっと小規模です。さらに言えば、製鉄業でのリサイクル(特にコークス炉)が安く大規模に行われています。
産総研のサイトの情報を見る限り、1~2トン/日のやや小規模なプロセスなので、コークス炉でのリサイクルと直接比較はできないのでしょう。しかし、油化とのコスト比較で有利と言われてもねぇ…と感じます。
というか毎日新聞記事中のコスト計算はどこまで厳密なのか…120円/kgのガスって、都市ガスぽい組成と仮定して換算すると140円/m3以上になりませんか?ほんとにそんな、ガス会社が小口消費者に売るような高値で売れるのかしら。産総研のサイトだとガスエンジンで発電する形になってるから全然話が違うし。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
残滓 (スコア:2, すばらしい洞察)
残りの6~30%が何になり、どう処理するのか。
ちょっとだけ気になりますね。
Re:残滓 (スコア:2, 参考になる)
ガス化された成分以外は再度ガス化装置に投入され、
再度分解、もしくは分解の熱源として使用されるようです。
それでも分解しきれない成分は、産業廃棄物「燃え殻」 [google.com]区分で
最終処分場に埋め立てするようです(コンクリート材料等の有価物として売却するのかも知れません)。
この廃プラスチック処理技術の利点は、やはり「油化」では無く「ガス化」にあるように思われます。
ガス燃料は、油燃料と比較してその運用費が低くすむ特徴があります。
例えば、大気汚染防止法に基づくばい煙測定 [chiba.jp]では、ガスを燃料とする熱機関は
基本的に5年に一度ばいじん(すす)と窒素酸化物の測定をすれば、
その間の年は窒素酸化物測定のみで設置者の義務を満たせます。
油燃料だと、毎回ばいじんと窒素酸化物の測定が必要なので、
運用期間が長いと馬鹿にならない費用差が生じます。
逆に欠点は反応温度が600℃と低い為、ポリ塩化ビニル等の含塩素系ポリマーを
投入した際にダイオキシン類の発生が予測される点でしょう。
# 水酸化カルシウムを一緒に投入すれば良いような気がしますが、
# 費用面での有利性が崩れそう。
現状でも油化は下火(Re:残滓) (スコア:1, すばらしい洞察)
プラスチック製容器包装の再商品化事業者落札情報 [meti.go.jp]を見ても、油化の割合は2.5%。ガス化(合成ガス化)の19%よりずっと小規模です。さらに言えば、製鉄業でのリサイクル(特にコークス炉)が安く大規模に行われています。
産総研のサイトの情報を見る限り、1~2トン/日のやや小規模なプロセスなので、コークス炉でのリサイクルと直接比較はできないのでしょう。しかし、油化とのコスト比較で有利と言われてもねぇ…と感じます。
というか毎日新聞記事中のコスト計算はどこまで厳密なのか…120円/kgのガスって、都市ガスぽい組成と仮定して換算すると140円/m3以上になりませんか?ほんとにそんな、ガス会社が小口消費者に売るような高値で売れるのかしら。産総研のサイトだとガスエンジンで発電する形になってるから全然話が違うし。