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何かここまでの議論を読んでいると, 皆さん単純なHTML文書のみしか想定していないように思われます. まあ, 通常はそれほど複雑な文書を記述することは無いでしょうし, 私も大抵の場合は1ファイルに納められる程度の文書しか書かないので殆ど問題は有りません. ですが, 複数のファイルによって構成される文書の場合, 現在のHTTP・HTMLではファイル間のリンクを含めた全体としての論理構造を維持することが不可能であるという問題が有ります.
例えば簡単な実験レポートの場合,
の様になり, 文書の分量・易読性から各項目毎にファイルを分割し索引からリンクを張って構成している様な構成が考えられます. この時, 論理的な文書としては索引部から全てのリンクを含めて一つの完結した物となりますが, リンクフリーとした場合にはその論理的一貫性は保証されなくなります. これは文書制作者の意図とは異なる使われ方の原因になります.
この様な悪意に満ちた, あるいは詐欺的な参照というのはWebに限らず, トンデモ系の文章でしばしば見られるものです. 先ほどの実験レポートの例では
なんて構成で, 3番目の結果の部分だけ見せれば人間にも害が有るかのように思い込ませることができます. しかも参照先が本物だというところが始末に終えないですね.
まあHTML文書だけなら, まだリンクの付け方や文書の統合などで回避する方法も考えられますが, イメージデータ等も含めると現在の所有効な対策は無いように思われます.(何か有ったら教えてください) 家族のスナップショットがポルノサイトにリンクされたり等も根は同じでしょう.
結局の所, リンク元の情報をWebサーバに渡す共通的なプロトコルと, 各リンク先に対して明示的にリンク元の許可を指定する機構が整備されない限り, 文面の形で許可・非許可を提示する以外に方法は無いように思えます.
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
HTTP・HTMLの構造的な問題 (スコア:1)
何かここまでの議論を読んでいると, 皆さん単純なHTML文書のみしか想定していないように思われます. まあ, 通常はそれほど複雑な文書を記述することは無いでしょうし, 私も大抵の場合は1ファイルに納められる程度の文書しか書かないので殆ど問題は有りません. ですが, 複数のファイルによって構成される文書の場合, 現在のHTTP・HTMLではファイル間のリンクを含めた全体としての論理構造を維持することが不可能であるという問題が有ります.
例えば簡単な実験レポートの場合,
の様になり, 文書の分量・易読性から各項目毎にファイルを分割し索引からリンクを張って構成している様な構成が考えられます. この時, 論理的な文書としては索引部から全てのリンクを含めて一つの完結した物となりますが, リンクフリーとした場合にはその論理的一貫性は保証されなくなります. これは文書制作者の意図とは異なる使われ方の原因になります.
この様な悪意に満ちた, あるいは詐欺的な参照というのはWebに限らず, トンデモ系の文章でしばしば見られるものです. 先ほどの実験レポートの例では
なんて構成で, 3番目の結果の部分だけ見せれば人間にも害が有るかのように思い込ませることができます. しかも参照先が本物だというところが始末に終えないですね.
まあHTML文書だけなら, まだリンクの付け方や文書の統合などで回避する方法も考えられますが, イメージデータ等も含めると現在の所有効な対策は無いように思われます.(何か有ったら教えてください) 家族のスナップショットがポルノサイトにリンクされたり等も根は同じでしょう.
結局の所, リンク元の情報をWebサーバに渡す共通的なプロトコルと, 各リンク先に対して明示的にリンク元の許可を指定する機構が整備されない限り, 文面の形で許可・非許可を提示する以外に方法は無いように思えます.
Re:HTTP・HTMLの構造的な問題 (スコア:2)
Re:HTTP・HTMLの構造的な問題 (スコア:1)
それ、「直リンしないでくれ」と文章だけで主張するよりも、
さらに数倍ウザイんで、勘弁してください(T_T)
そうそう。どっかのwww+cgi貸し領域サイトで、
cgiはトップ(?)ディレクトリからしか入れないってところが有るけど、
あーいうところでWikiを運営するのは、相当ホネなようですね(T_T)
Wikiは直リンクが華つーか必須ですから。
Re:HTTP・HTMLの構造的な問題 (スコア:1)
> まあHTML文書だけなら, まだリンクの付け方や文書の統合などで回避する方法も考えられますが,
対処するためにある程度(完璧とは言いません)使えそうなのは、TITLE要素の適切な内容や、LINK要素(まともに対応しているのはiCabとLynxとNetscape6くらい?)の使用でしょうか。
"Quidquid latine dictum sit, altum videtur."
原始的方法 (スコア:1)
IE中心世界での現実的な対処法は、
全てのページに、それらのページを括る大本のページ(論文で言えば、その論文の目次を書いてあるページ)への
(A要素での)リンクを貼っておく事かなぁ・・・。
#ちなみにNetscape6.XはまだLINK要素に対応してないかも。Mozillaには入ってるんですけどね。
gy0
IEでの対処方法 (スコア:1)
ス切リボ [xinada.ne.jp]
IE使っている方はお試しあれ。
Re:原始的方法 (スコア:1)
おおっと、「してないかも」ですか。
普段使っているMozillaはLINK要素対応してるけど、Mozillaは万人にはまだ必ずしもおすすめすべきではないMozillaではないので、たぶん似たようなものだろうと思ってNetscape6を列挙に加えてみたのですが、仇になってしまったかな。
もし対応していないのであれば、Netscape6の最新版は、LINK要素のサポートが入る前のMozillaがベースになってるのでしょうね。
(普段Netscape6が眼中にないのがバレバレ)
"Quidquid latine dictum sit, altum videtur."
Re:原始的方法 (スコア:1)
おすすめすべきではないので (Mozillaではない を削除) と読み替えplease.
# プレビューは念入りに
"Quidquid latine dictum sit, altum videtur."
Re:HTTP・HTMLの構造的な問題 (スコア:1, すばらしい洞察)
見せられたグラフなりだけを見て判断しなければいけないリアル世界と違い、リンクなら、グラフの出しもととそのデータ作成時の条件云々という周囲の判断も各自ができるのでは?
文書をアトミックに扱う方法かぁ・・・ (スコア:1)
レポートをPDFにでもまとめればいいんちゃうかなぁ・・・’と
思いました。
いわゆるトランザクションですよね。
全部見るか、全部見ないかにすればいいわけだ。
見せるときは、入り口を一つにすればよいのですが
もともとHTML(HyperText)というのは、
「コンテキストの途中から別のコンテキストへ飛べる」ってのが
売りな訳なんで、順を決めてまっすぐにしか見せないってのが表現しづらいですよね。
まぁ、親コメントにもありますが1ページに全部含めてやるしか
今は方法がないように思います。
こういった複数のコンテンツを1つのコンテンツとして
まとめて見せるための技術ってHTMLに足りないと思うのですが
どうでしょう?
それともすでにあるのでしょうか?
どなたか知ってる方おられましたら、情報下さい。
Re:文書をアトミックに扱う方法かぁ・・・ (スコア:0)
プリントアウトすればCRT画面より読みやすいしね。
でも、もとの論者さんの議論からすると
そのPDFには第1ページから一言一句、飛ばし読みしない
読者にしか閲覧は認めません、なんて書きたくなるんじゃない?
読み飛ばしが誤読になるからリンク許諾すべきなんて。
「北方領土の変換は国の利益にならない、と発言されたそうですが…
Re:HTTP・HTMLの構造的な問題 (スコア:1)
>この様な悪意に満ちた, あるいは詐欺的な参照というのはWebに限らず, トンデモ系の文章でしばしば
まず、「意図と異なる」を「悪意に満ちた」に直結するのは、勘弁ねがえないかなあ?
なんかそれ変じゃないですか?
さて、対策については、他の人も書いているように、
目次頁とかへ「戻る」ためのリンクを各頁に付ければ良いかと。
ついでに「次の頁」や「前の頁」とかもね。
それを手繰れば「本物の」文章(だけ)を読めるわけです。
毒をもって毒を制する。リンクの害はリンクで跳ねかえしましょう(^^;。
さらに言えば、そうやって自分のサイト内できっちりしたネットワーク構造(?)を作ることにより、
「ご懸念のトンデモサイトからは、利用(悪用)しにくくなる」という
うれしい副作用も期待できるかも知れません。トンデモサイトからすれば読ませたくない頁にも
ユーザーは簡単に到達できてしまうわけですから。
つまり、リンクの乏しい「webらしくない」web頁は、webの世界では、あんまり「つよく」ない、と思うんです。
リンクそのものを武器にしましょうぜ、というお薦め。
ところで、その例示ですが、
たとえば3番に「ラット」という単語が言及されないことは、
そんなに有りふれたことなのでしょうか?
そっちのほうが意外だなと思った俺でした。
あと、
>複数のファイルによって構成される文書の場合
あのー?
そんなの、htmlに変換するときに、1つにくっつければ良いのでは?
馬鹿長くなるかも知れませんが、それはそれ、ってことで。
#もちろん、くっつけるよりは、上記のようにネットワーク構造を作るほうを、スケーラビリティの点でお薦めしますが。