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MasterCardなどのカード情報4000万枚分が大量流出」記事へのコメント

  • VISAとMasterって、ほとんどのお店で両方使えるし、
    ロゴの雰囲気も似てるし、別会社なのに、なんであんなに
    「双子」みたいなんですかね?
    • by von_yosukeyan (3718) on 2005年06月19日 8時42分 (#754121) ホームページ 日記
      元々、VISAは西海岸のBank of America(バンカメ)が1958年に、銀行系クレジットカードであるバンカメリカードを発行したのが発祥で、1960年代半ばにカリフォルニア州外の金融機関にもライセンスを与えたことから一気に広まったブランドです。一方、Masterはバンカメリのライセンス拡大方針に対抗して、やはり60年代半ばに主に東部の金融機関を中心にライセンス供与を開始したブランドです

      VISAとMasterは、主に会員に与信を与えカード発行とアカウント管理から利息・決済収入を得るイシュアー(銀行やノンバンクなど)と、加盟店開拓を行いトランザクション処理を行うアクワイアラーが会員となって構成する非営利組織(Masterは株式会社組織だが非公開企業)で主に、ライセンス供与と決済ネットワークの運営を行っている組織です。一方で、AMEX、JCB、ダイナースは、一般的にT&Eと呼ばれ、運営会社そのものが会員獲得や加盟店開拓を行う営利会社組織です。両者の違いは、VISAとMasterが主に分割手数料やリボ金利収入を収益源とする消費者金融が中心であるのに対して、T&Eは会員に提供するサービスを重点を置き決済手数料や会費を収益源とするという違いがあります

      VISAとMasterは会員数では全世界で発行されるクレジットカードの90%を占めているために、代理店としては両者のカードが使えればよいわけで、両者を扱っているところが多いわけです

      ところで、日本における状況には少し別の事情があります

      わが国では1960年にダイナース・クラブが富士銀行とJTBと提携して、ダイナースとしては初めてのプラスチックカードを発行しはじめたのがクレジットカードの本格的な普及のはじまりで、翌年には日本信販と三和銀行がこれに対抗してJCBを設立、68年には住友銀行系の住友クレジット(現SMC)がVISA提携カードを、70年には三菱銀行系のDCカードがMaster提携カードをそれぞれ発行し始めています

      歴史的に見ると、住友クレジットが当初はVISA発行権を独占し、他の都銀系(DC、MCはMasterと提携したために、VISA/Master共にJCBの後塵を拝していました。80年代に入ると、住友が日本で初めて国際提携カードを発行したのを契機に独自の加盟店開拓をすすめて勢力を拡大し、一方のJCBはAMEXと相互提携する一方で香港・台湾・韓国などアジア諸国を中心に普及を図った結果、国内ブランドから5大国際ブランドの一つに飛躍していきました。一方、88年に日本信販はVISA発行権を独占していた住友を無視して、いきなりVISAインターナショナル本体と提携してVISAの発行権を獲得したのが契機となり、住友のVISA独占は崩壊して各社(DC・MC・UC)がVISAとMasterの両方のカードを発行するデュアル発行体制になりました。そういうわけで、日本ではVISAとMasterを両方発行するイシュアーが異様に多く、区別が付けにくくなっています

      一方で、ヨーロッパではヨーロッパ独自のEurocardがMasterと提携したために、ヨーロッパではMasterが圧倒的に強いという状況にあります。また、中国は国内限定の銀聯カードがあります。いずれ、どこかの国際ブランドと提携するかもしれません。
      親コメント

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