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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
個人的には (スコア:0)
前のときも気になったけど、今後続けていくならなおさらだ
5%くらいなら平気でやってしまいそうな怖さを感じます
Re:個人的には (スコア:3, 参考になる)
中国の出した「飛天夢圓」を読む限りでは、大気圏を脱出するまで
のどの段階でも緊急脱出が可能であるように設計されています。
高度ゼロから39Km(120s)までは有塔式脱出(天辺に付いている脱出専
用ロケットを使い39Kmで塔を破棄)で、115Km(200.87s)までは無塔式
高空脱出(カプセルのカバーに付いている分離用ロケットを使いカバ
ーは115Kmで破棄)で、207Km(583.2s)までは大気圏外救命として単に
分離して帰還。その後は既にロケットとは切り離されて軌道に投入
されるので打ち上げ完了となるようです。
ですからロケットに異常があり爆発したとしても搭乗員が助かる可
能性は非常に高いシステムだと言えるでしょう。
反対にスペースシャトルは打ち上げ時や帰還時に緊急脱出が困難な
時間帯が存在してしまいます。2回の事故はその時間帯に生じてし
まっています。カプセル型の宇宙船だと神舟と同じようなシステム
を採用しているので人間の安全性は高いと言えます。
最近になってあちこちで言われている事ではありますが、事故がお
きないはずのシステムよりも、事故があっても生還できるシステム
の方が、より安全だと言えるのでは無いでしょうか。中国のシステ
ムは後者のようです。
その他中国宇宙計画の全体の仕組みは米ソの踏襲してきたシステム
を良く分析して良いところは積極的に取り入れているように見えます。
毒性の強いヒドラジンを燃料とした長征ロケットは貨物用に設計さ
れた2Eタイプを改造して安全性を高めた2Fタイプです。これも有人
用に新型を開発するプランもあったようですが、実績と安全性を考
慮してこういう決定を下したとの事です。
ちなみに2Eタイプは安全性が0.9で2Fタイプは0.97以上が目標値と
されています。2Fタイプでもでも3%の事故率がある訳ですが、先に
書いたようにその場合でも人命は守れる仕組みになっています。
「飛天夢圓」はいかにも機械翻訳っぽくて読み難い本ですが一読の
価値はあるように思います。上記数値は全てこの本から引用しまし
た。中国で書かれた本ですので割り引いて見る必要がある点は否定
しませんが、2Fタイプの安全性0.97等の数値は意外に正直に書いて
いるように感じました。