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小惑星探査機「はやぶさ」、第1回目の試行では着地できず」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward
    はやぶさに搭載されたイオンエンジンの強力大型版を作って、
    地上から衛星軌道まで [イオンエンジンで] 打ち上げることは可能でしょうか?

    レーザーやマイクロ波、でなけりゃ30kmのワイヤ(って何トンかなぁ)で給電してやったら、案外できそうな気がするんだけど。

    • by bakuchikujuu (16666) on 2005年11月21日 18時56分 (#835776) ホームページ 日記
      >はやぶさに搭載されたイオンエンジンの強力大型版を作って、
      >地上から衛星軌道まで [イオンエンジンで] 打ち上げることは可能でしょうか?

       不可能です

       はやぶさに搭載されているイオンロケットエンジンの推力は20mN---約2グラム---です。地球表面では、探査機はやぶさ(約500kg)はおろかエンジン自身(36kg)を持ち上げることすらできません
      参考:小惑星探査機はやぶさ搭載イオンエンジン [isas.ac.jp]

       一方参考までに、H-IIAに搭載されている化学ロケットエンジンLE-7Aの推力は1074kN---約100トン---です。エンジン自身の質量は1715kg。
      参考:LE-7Aエンジン | NASDA

       そういうわけで、エンジン自身の(地球表面での)重量の50倍以上の推力を出せる化学ロケットエンジンと、エンジン自身の重量の1万分の1の推力すら出ないイオンロケットエンジンとでは活躍の舞台が違うのです。
      親コメント
      • 補足 (スコア:4, 参考になる)

        by bakuchikujuu (16666) on 2005年11月21日 18時59分 (#835779) ホームページ 日記
         これだけだと「イオンロケットエンジンってダメダメじゃん」と思われるかもしれませんので補足しておきます。

         簡単に言うとイオンエンジンはとっても低燃費なのです。どれぐらい低燃費かというと、はやぶさ搭載ので普通の化学ロケットエンジンの10倍ぐらい。つまり、持っていく推進剤が10分の1で済むのです。

         推力が小さいのは時間で補います。はやぶさ搭載のマイクロ波放電式イオンエンジンは1万時間以上(1年間以上!)の連続運転ができます。

         はやぶさに積まれた推進剤は機体質量の13%で、推進剤が10倍必要な化学ロケットエンジンを使うなら探査機本体よりも大きなタンクが必要になることでしょう。
        (推進剤自体も道中の荷物になりますから必要な推進剤の量は10倍では済みません)
         更に、探査機の質量が増えれば、それを打ち上げるロケットもでかいのが必要になります。(M-Vでは無理でH-IIAクラスが必要になるかな)
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          つまり短距離走の化学ロケットエンジンと
          マラソンのイオンジェットエンジンという
          まったく別の性格だから使い分けましょうって事ですね。

長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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