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この手のシステムは、カバーする分野、ソースの範囲を広げようとして頑張っているけれど、そうするとネーチャーと、そのへんの学会での口頭発表が同列に扱われた検索結果が出るようになる傾向がある。本来ソースが持っている情報が、混ぜられることで失われてしまうわけだ。多分次は、雑誌の格とか参照回数とかで、情報の質をスコアリングして提供するようになるだろう。
でも、これまでの検索の時は、たかだか数語のキーワードを入れるだけだから、検索する人がいったい本当に何を欲しがっているのか、システムは理解しようがなかったとも言える。ところが、こうやって検索エンジンが本当に広い情報源をカバーするようになったら、もしはじめにシステムに私が誰かを教えてあげれば、システムはまず検索者の情報を探し、例えばその人が書いた全ての論文の内容からその人の興味の対象を知って、検索を実行できるようになりそうだ。検索の履歴を蓄積するようなことは、Amazon.comなんかはすでにやっているし、もしかしたら論文検索エンジンでもすでに始まっているのだろうか。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
検索者の情報 (スコア:2, 興味深い)
この手のシステムは、カバーする分野、ソースの範囲を広げようとして頑張っているけれど、そうするとネーチャーと、そのへんの学会での口頭発表が同列に扱われた検索結果が出るようになる傾向がある。本来ソースが持っている情報が、混ぜられることで失われてしまうわけだ。多分次は、雑誌の格とか参照回数とかで、情報の質をスコアリングして提供するようになるだろう。
でも、これまでの検索の時は、たかだか数語のキーワードを入れるだけだから、検索する人がいったい本当に何を欲しがっているのか、システムは理解しようがなかったとも言える。ところが、こうやって検索エンジンが本当に広い情報源をカバーするようになったら、もしはじめにシステムに私が誰かを教えてあげれば、システムはまず検索者の情報を探し、例えばその人が書いた全ての論文の内容からその人の興味の対象を知って、検索を実行できるようになりそうだ。検索の履歴を蓄積するようなことは、Amazon.comなんかはすでにやっているし、もしかしたら論文検索エンジンでもすでに始まっているのだろうか。
Re:検索者の情報 (スコア:4, 参考になる)
他の業界の人はどういうものを使っているんでしょうか。
Re:検索者の情報 (スコア:3, 興味深い)
被引用情報は得られないのですが、abstract、(存在すれば)全文HTML,PDF等へのリンク、各ユーザ使用言語(事前登録が必要)へのaltavistaによるabstract機械翻訳へのリンク、BibTeXエントリ、類似論文の検索などの機能が揃っており、実は今回のMS 検索と同等かそれ以上の便利さだったりします。
Re:検索者の情報 (スコア:1)
"Sort by citation count"をチェックしてください。
Re:検索者の情報 (スコア:0)
のはこの伏線に違いない。
しっかし、米NEC研究所は、CiteSeerも、SOCKSも外に出してなにがのこっているんだろう...
Re:検索者の情報 (スコア:1)
Googleパーソナライズド検索
http://www.google.co.jp/psearch/ [google.co.jp]
雑多な話すぎるのだが (スコア:0)
正直なところ、インパクトファクターが高い雑誌だからといっても、良い論文が多いかと言えばそうでもないというのが現状だと思います。特にネイチャーとかはある意味「週刊新潮」みたいなもんですから。
ともかく、そういう雑誌は定期購読もするし、電子ジャーナルも全文検索も結構充実しているので、検索エンジンとしてはソースが多岐にわたっていた方がよいかと。同列に扱ってもらった方がむしろ良いと思う。
論文の引用数も、その分野の流行り廃りが反映するので、単純に引