えっと、『Unicode Encoding to DBCS Code Page & Asian Standards Mappings』(The Unicode Standard, Version 1.0, Volume 1 (October 1991), pp.560-604所収)のXJISと『Shift-JIS to Unicode, Version 0.9』(8 March 1994)を較べてみたところ、少なくとも以下の7字のマッピングが変更されています。
0x81FC に相当する文字 (JIS X 0208 の2区94点) が正式に「合成用丸」でなくなったのは,おっしゃるとおり JIS X 0208:1997 ですが,
JIS X 0221:1995 の附属書として JIS X 0208 と UCS との間の変換表を決めたときには,これを合成に使用しないことは決まっていました.(JIS 規格番号と年号との間の区切り文字は,1995年当時は "-" で現在は ":" ですが,面倒なんで ":" で統一します.)
それが「JIS X 0221原案は1994年3月に完成し、これらの対応表は附属書3に収録された。」ということで,少なくともその時点には決まっていたということです.
うーむ、とすると、ナゾとして残ってるのは、この0x8157・0x815D・0x81FCのマッピングを、Microsoftが「いつ」変えたのか、ですね。で、私のつたない記憶を辿ってみたんですが、Windows NT 3.1のPC/AT対応版(1994年1月28日発売)とNEC PC-9800対応版(1994年2月25日発売)とで、MultiByteToWideCharの動きが違ったような気がするんですよ。ただ、それがこの3字だったかどうか…。
Microsoft のマッピング (スコア:1)
Microsoft が「~」(波ダッシュ) の文字に U+FF5E FULLWIDTH TILDE をマッピングする変換ルールを作ったのは, Windows 3.1 の「マイクロソフト標準キャラクタセット」の仕様ができたときです. この当時は,Windows 3.0 まで OEM メーカー毎に違っていた字体や拡張文字の種類を, Windows 3.1 以降は統一するといって評判になっていたと思います.ついでに,フォントファイルを Unicode ベースで構成することも.
「Microsoft Windows version 3.1 日本語版 マイクロソフト標準キャラクタセット仕様書 Revision 1.0」という文書によれば,その具体的な仕様が決まったのは1992年の12月のことで,
Re:Microsoft のマッピング (スコア:1)
Re:Microsoft のマッピング (スコア:1)
で、Microsoftは、これらの
Re:Microsoft のマッピング (スコア:1)
で、要するに Microsoft は最小限に限って修正しただけだと思う。
Re:Microsoft のマッピング (スコア:1)
この3つについては,変更の経緯が分かります.
Re:Microsoft のマッピング (スコア:1)
のは97JISなので、それを根拠にマイクロソフト標準キャラクタセットのマッピングを決めたというのはちょっと考えにくいです。
Re:Microsoft のマッピング (スコア:1)
0x81FC に相当する文字 (JIS X 0208 の2区94点) が正式に「合成用丸」でなくなったのは,おっしゃるとおり JIS X 0208:1997 ですが, JIS X 0221:1995 の附属書として JIS X 0208 と UCS との間の変換表を決めたときには,これを合成に使用しないことは決まっていました.(JIS 規格番号と年号との間の区切り文字は,1995年当時は "-" で現在は ":" ですが,面倒なんで ":" で統一します.)
それが「JIS X 0221原案は1994年3月に完成し、これらの対応表は附属書3に収録された。」ということで,少なくともその時点には決まっていたということです.
Re:Microsoft のマッピング (スコア:1)
Re:Microsoft のマッピング (スコア:1)