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日本では下級審での判決は上級審での判決が出るまでは判例(正確には判決例)として尊重されます。
そういうわけで最高裁の判例は、全ての下級審の判決を拘束する一方で、その上級審がないので、ほとんど法律と同じです。判例主義の国では、立法機関以外に司法機関が事実上の立法(=法律を作ること)ができることになってしまい、三権分立の面からは問題が指摘されています。
例えば裁判所法4条では
(上級審の裁判の拘束力) 第4条 上級審の裁判所の裁判における判断は、その事件について下級審の裁判所を拘束する。
となっています。
また、刑事訴訟法405条では
>法律特有の言い回しに明るくないのでハズしてるかもしれませんが, >第4条の意図するところは下級審の判決は上級審の判決で上書きされるって事ではないのでしょうか?
その通りです。また、差戻審の際にも生きてくる条文です。とにかく、第4条は判例の法源性を規定する条文ではないです。
上級審の裁判の拘束力)第4条 上級審の裁判所の裁判における判断は、その事件について下級審の裁判所を拘束する。
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
所詮、地裁? (スコア:2, 興味深い)
これも地裁ですよね。まだ覆る可能性もあるし、同じような裁判で逆の判決がでることもあるのでは?
ひとつの判決がでた。ただそれだけ?
It's not who is right, it's who is left.
Re:所詮、地裁? (スコア:5, 参考になる)
日本では下級審での判決は上級審での判決が出るまでは判例(正確には判決例)として尊重されます。
そういうわけで最高裁の判例は、全ての下級審の判決を拘束する一方で、その上級審がないので、ほとんど法律と同じです。判例主義の国では、立法機関以外に司法機関が事実上の立法(=法律を作ること)ができることになってしまい、三権分立の面からは問題が指摘されています。
例えば裁判所法4条では
となっています。
また、刑事訴訟法405条では
Re:所詮、地裁? (スコア:0)
Re:所詮、地裁? (スコア:0)
>法律特有の言い回しに明るくないのでハズしてるかもしれませんが,
>第4条の意図するところは下級審の判決は上級審の判決で上書きされるって事ではないのでしょうか?
その通りです。また、差戻審の際にも生きてくる条文です。
とにかく、第4条は判例の法源性を規定する条文ではないです。