「ブラックホールは存在しない?」記事へのコメント

関連リンク

[oddmake (1445)]

本家でも記事になっていました。

Black Hole Information Loss Paradox Solution Proposed [slashdot.org]

論文(PDF) [arxiv.org]を読んでもなかなか掴み難い…そんなわけで本家の詳しい人の解説コメント [slashdot.org]をいくつか読んでみたのです。

事象の地平線は形成されず、光が"ほとんど"逃げ出さな

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Re:関連リンク

[robios (33247)]

本家の解説コメントを要約すれば、、、

ブラックホールの形成を、シュバルツシルト半径の外から観測する場合、すなわち我々が宇宙に存在するであろうブラックホールを外から観察する場合の話だと思います。

事象の地平線近くで発生する事象は、事象の地平線に近づけば近づくほど、それが観測されるまでに無限の時間がかかるようになります。事象の地平線が例え発生せずとも、大量の質量により歪んだ空間が発生すれば、やはり同様に、そこで発生した事象が外部の観測者に観測されるまでは非常に長い時間がかかるとします。

そうすると、ブラックホール形成のプロセスにおい

Re:関連リンク

[Anonymous Coward]

このコメントで「ホーキング放射」なるものを初めて知ったのですが、放射（輻射）があるにしても赤外線じゃ重力に捕まるじゃないかと思ったら「事象の地平面ギリギリで対生成が起こると、対消滅する前に粒子だけ（もしくは反粒子だけ）ブラックホールに吸い込まれることがある」「このとき、結果的にブラックホールから粒子が飛び出てくるように見え、それが熱として観測される」「地平面のアッチ側とコッチ側に分かれて対生成が起きる確率はブラックホールの質量によって決まる」ということみたいですね。

#蒸発しまくって事象の地平面を形成できないくらいに軽くなったらどうなるんだろう？安直に考えると、その時点で蒸発も止まるからただの重い星になって、でも外部から質量を少しでも取り込むとまたブラックホールになって、、、と、ブラックホール一歩手前状態で平衡状態になったりしそうだけど。

Re:関連リンク

[Anonymous Coward]

非専門家(ただの科学好き)のたわごとですが，私の理解は以下のようなものでした．

まず，事象の地平面を形成できるかどうかは，質量ではなく，密度で決まります． このため，ブラックホールの質量が減っても，ブラックホールでない物質(?)に転じることはありません．

また，ブラックホールの質量が小さいほどホーキング放射の量は大きいため，小さなブラックホールは爆発的に消滅します． 宇宙黎明期に生まれたと言われる，原子サイズのブラックホールが観測されないのは，これが原因だと言われています．

# 説明が間違っていましたら，ぜひ訂正してください> 詳しい方

## このへんの知識も，この論文が正しければ上書きしなければならないんだろうなあ．
## ああ科学って楽しい．

Re:関連リンク

[Anonymous Coward]

>事象の地平面を形成できるかどうかは，質量ではなく，密度で決まります

密度だけじゃ決まらんよ
重力加速度は距離の２乗に反比例するので、質量が４倍あれば２倍大きな地平面を作れる
一方その体積は８倍だから密度は半分で良い計算