ちょっとNASAのサイトからは見つけられなかったんですが、Wikipedia英語版のVoyager Golden Record [wikipedia.org]のページには"Most of the images used on the record (reproduced in black and white)..."、日本語版のボイジャーのゴールデンレコード [wikipedia.org]ページにも「レコードに収められた画像は、白黒画像ではあるが……」とあります。(一次情報じゃないので、正しいかどうかは不明)
ここの説明が正しければ、TarZさんが#1208177 [srad.jp]でおっしゃっているフォーマットが正解のようですね。 ただ、このページでは"The Voyager record contains about 20 color pictures"と書かれてはいますけど、色つきサンプル画像はもっと多いので、少し信憑性に不安が……。
改訂版 (スコア:3, すばらしい洞察)
いや、惑星の定義まで記してるわけじゃないから構わない気はしますが…。
#>そのうちボーグになって帰ってきます部門より.
#スターマン [goo.ne.jp]が友好を求めてやって来るのじゃダメ?
Re:改訂版 (スコア:1)
ヴォイジャーの方 [wikipedia.org]は基本的にアナログ音声が記録されたレコードで、レー
Re:改訂版 (スコア:5, 参考になる)
関するデータもしっかり入っています。
太陽と内惑星 [nasa.gov]
外惑星 [nasa.gov]
冥王星も載っています。
# ちょっとデータがおかしいんですが…。どういうことですか、ドレーク先生!
ちなみに画像のデコード方法はレコードの
Re:改訂版 (スコア:2, おもしろおかしい)
木星に環が無い……っていうか木星の環を発見したのヴォイジャー本人(?)じゃん!
#回収してみると木星と海王星の画像に環が追記されてた、なんてことになったら、
#それこそスタートレックですな。
Re:改訂版 (スコア:5, 参考になる)
レコードカバーの図 [nasa.gov]
これだけでデコード方法が解ったという人は、ぜひSETIのスタッフになってください!
こんな図だけで解るかあ!という普通の人は、こちらのヒント。↓
読み取り方法ヒント(英語) [nasa.gov]
実際はここからレコードを読み取るのですが、物理レイヤはさすがにレコード実物が
ないと難しいので(いや、実物があっても難しいけど)、無事に1次元のデータから
2次元画像を復元できたものとして…。
テストパターン ○ [nasa.gov]
(レコードカバー上の「日の丸」はこの画像。これが見えたら正しく画像が復元できたということ)
太陽系の位置 [nasa.gov]
(既知のパルサーを示してある、パイオニアでもお馴染みの図。アンドロメダ星雲も)
数値表記法と基本算術 [nasa.gov]
Re:改訂版 (スコア:5, 参考になる)
(間違えているところがあるかもしれないので誰かフォローお願いします)
1.右下の○2つ
これが解析のための最も重要な図です。
(同様の図が、親コメント中の「物理単位」の中にもあるので参照)
これは水素原子のhyperfine transitions(原子核の自転方向と電子の回転方向
(よく見るとマッチ棒みたいな電子の向きが違う)が変わる)ことを表していて、
それにかかる時間(7.04*10^-10秒)を1としたものを、これ以降の図の時間や長さの
単位の基本としています。
ちなみにこの現象が起きる時には例の水素電波が出ます。
なお、宇宙人の手紙で
Re:改訂版 (スコア:1)
レコードカバーに描かれている方法は、グレイスケール(単色)の画像のデコード方法のみで、
カラー画像がどのように記録されているか(デコードするか)の情報は、どうも私には見つけら
れませんでした。
単にWWWで公開されている情報の中にないだけで、レコード内にはきちんと収録されているのかも
しれませんが。(全部公開してくれればいいのに…)
# ETIが人間の視覚特性に基づいたカラー画像を解釈できるのかも1つの壁。
個人的には、ここで引っかかるETI多数だと思っています。あの○2つを水素分子と想像してくれ
というのは無茶すぎる…。
この図形が解釈できて初めて「時間」と「長さ」と「質量」の単位を伝えることができるので、
ここを乗り越えてもらわないとその先が…。
Re:改訂版 (スコア:1)
Re:改訂版 (スコア:0)
カラーである必要はないのでは?
スペクトルパターンは単に波長と吸収線の組なので、明示的に色を示す必要は
ありませんし。(波長データそのものが色と同じ意味の情報は持ってますが)
スケーリングに関しても、そもそも恒星の吸収線パターンが限られているので
適当に縮尺合わせて合うやつ、となるとそれだけで限定できるでしょう。
グレースケール(白黒2値でもOK)のスペクトルチャートがありゃいいだけです。
Re:改訂版 (スコア:1)
学術的な画像だけでなく、子供の教育、買い物している一般市民といった人間生活の様子の写真も
多数あります。WWW上の画像を見る限りそれはカラーなので、レコードにもカラー画像が収録されて
いると思われます。
Re:改訂版 (スコア:1)
それを元にカラーの符号化手法は推定できますね.白黒とカラーのスペクトルデータをそれと
わかるように組で入れておければ確実ですか.
そうなってるのかどうかは実際に記録されてるデータがどうなのか知らないのでわかりませんが.
Re:改訂版 (スコア:1)
「スペクトル画像がRGB 3枚画像として格納されている」
以下、レコードを拾ったETIがする(とNASAが期待する)推論:
これはどうやら、恒星のスペクトルを示す画像らしい
↓
しかし、特定の波長区域(*1)のものしか記録されていない
↓
この画像を作った生物は、どうやらこの波長区域しか見えないようだ
↓
それも、似たような画像3枚が組になっているが、それぞれ強度のピークが異なる
↓
この画像を作った生物は、この波長区域を3つの区画で分けて認識する視覚を持っているようだ
↓
この視覚特性では、単色光と混合光(例えば、紫色の光と、青・赤の混合光)は区別できない。
そういうハンディキャップをもった生物なのだろう
↓
この後に続く画像も、似たものが3つペアになっている。これは、その生物に見える世界を示したものだろう。
単色光と混合光の区別ができない画像ではあるが、ある程度はこの世界を想像できるだろう
(*1) 可視光部分。
Re:改訂版 (スコア:2, 興味深い)
カラー画像で紹介されているのは「なんでカラーにしないの?」と質問してくる一般人向けで、実際にはモノクロで収録されているってことではないのかな、と。
Re:改訂版 (スコア:0)
「ホモ・サピエンス」がそこの3波長で見るのが習慣になっている
(地球上の生命体ですらコンセンサスは取れてない!)ので、
デコード(?)するときソフトウェア・ハードウェアが割り振るように設定しているのであって、
収録されたデータにはその3つのイメージがもつ波長帯は記述されてないとおもうのですが。
#カラーのデジカメ写真のRGBをγ線・X線・紫外線に割り振って「画像」化して
#(それぞれの波長帯の発光微細素子を開発す
Re:改訂版 (スコア:1)
そのあたりの情報も含むことになります。
もちろん、色の概念が異なる(もしかしたら持たない)ETIに解釈できるかどうかは別問題です。
色の概念どころか、そもそも視覚を持っていないかもしれないですし。
(ただ、「視覚を持たないETIはレコードの解釈は不可能」とはすぐには言い切れない)
γ線やX線は通常物質では透過率が高すぎて、眼のような「網膜と、その上に結像させるレンズ」
のような構造は難しいと思います。γ線やX線の眼を持つ生物は多分存在しないんじゃないかな…
ということで、紫外線~赤外線あたりをカバーしていればまあ十分じゃないかと。
# 回折レンズやすだれコリメータ様の構造を眼に持っている生物がいないとも限らないかな。
# あるいはチーラのような縮退物質の生物とか…うーん、どうだろう。
Re:改訂版 (スコア:1)
X-ray of hand, NAIC [nasa.gov]
これで、X線の眼を持つ男でも安心(?)ですね。
Re:改訂版 (スコア:1, 興味深い)
>のような構造は難しいと思います。γ線やX線の眼を持つ生物は多分存在しないんじゃないかな…
まあ、さすがにγ線は無理かも…
X線は人間ごときが(w)感光素材を量産できているんで、生物回路として感光素材を適当な
時間で生産・感光・廃棄するメカニズムを織り込んだ自立組織を構成することも不可能ではないかとww
Re:改訂版 (スコア:1)
Wikipediaの記述が事実だとすると、私の長年の疑問が解消というか、霧散というか空中分解というか。
むしろ、「今までオレは一体なにを悩んでいたんだ orz」というか。
これはこれで、「視覚が異なる相手にどうやってカラー画像を伝えているの?」と
質問したくなる一般人続出ではないですかあ。(†д†)
Re:改訂版 (スコア:1, 参考になる)
ボイジャーレコードでは、グレースケール画像からカラー画像を以下のように
作成します。
レコードを再生した時に表示される生の画像は画面が4分割されています。
スペクトル画像のR、G、Bの各成分をグレースケールにした3枚の画像と、
それを合成してグレースケールにした1枚の完成見本画像で構成されており、
完成見本から、残りの3枚の画像を合成させることに気付かせます。
(あのページの画像は合成後のものです)
各成分の色の基準は、この画像がG2型恒星のスペクトル(吸収線で分かる)と
いうことが解れば、そこから求められるということのようです。
なお、このスペクトル画像はディスクの先頭から8番目に収められていて、
約20枚あるカラー画像の最初のもので、これ以降に続くカラー画像の
手引きになっています。
Re:改訂版 (スコア:1)
The Voyager Spacecraft Interstellar Record [cedmagic.com]
(一番下の段)
ここの説明が正しければ、TarZさんが#1208177 [srad.jp]でおっしゃっているフォーマットが正解のようですね。
ただ、このページでは"The Voyager record contains about 20 color pictures"と書かれてはいますけど、色つきサンプル画像はもっと多いので、少し信憑性に不安が……。