アカウント名:
パスワード:
技術的には革新
確か、『QoSなんぞやっている暇があったら、回線をジャブジャブ引いたほうがよほどよい。QoSはコスト的に見てもやるだけ無駄』
「回線をジャブジャブ引いてもQoSの確保は難しい」というのが、QoS技術の原点のはずなのですがね。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
※ただしPHPを除く -- あるAdmin
消費者からみて、 (スコア:3, すばらしい洞察)
技術的には革新なのかも知れませんが、それを使う消費者にとって
うれしいことが何なのかわからない技術、という意味ではキャプテン
システムと同根かもしれませんね。
Re: (スコア:2, 興味深い)
確か、『QoSなんぞやっている暇があったら、回線をジャブジャブ引いたほうがよほどよい。QoSはコスト的に見てもやるだけ無駄』という研究結果が「NTTの研究所から」出てたような記憶があるんですが。
NGNの何がどう革新なんだかさっぱりわかりません。
fjの教祖様
Re: (スコア:1)
「回線をジャブジャブ引いてもQoSの確保は難しい」というのが、QoS技術の原点のはずなのですがね。
現実には、プロバイダがP2Pのトラフィックを絞っている話があります。これは、優先制御(QoSの一歩手前)の一つの応用と見なせます。この事例は回線をジャブジャブ引くことの限界と、QoS制御の有効性を証明していると思います。
QoSも良いですが、マルチキャスト技術の方が、世間に与えるインパクトは大きいのではないかと個人的には思っています。
Re:消費者からみて、 (スコア:1)
『回線をジャブジャブ引いても QoSの確保は難しい』ではありません。そんな馬鹿な話はありえない。それはRTOSとスループット優先OSとの違いと同じ。問題は『ジャブジャブ量』の持つべき性質を適切に考えるかどうか。
あるリクエストがあってから1us以内に3k命令を実行する必要がある処理があるとしましょう。ソフトDVDプレイヤーとかってようするにそういう処理を必要とします。そのようなプログラムを10個同時に動かしたい。ただし、リクエストはプログラム1つにつき1秒に1回程度しか来ない。
通常のPCは、1us以内に3k命令を実行する…つまり3Gipsの計算処理能力は普通に持っている性能でしかありません。つーか、いまどきのPCは12Gips以上ある。また、単純に考えてリクエストは1秒に10回しか来ない。必要な計算量は30k命令/secでしかない。これなら、12Gipsのプロセッサには楽勝で処理できるはずです。
しかし、そのようなリクエストが10個同時に発生してしまうと、その1usec以内に処理しなくてはいけない計算量は30k命令になります。この瞬間だけ30Gipsの計算量が必要になる。
『回線をジャブジャブ引いても…』と思っている人は、12Gipsのプロセッサがある事を「十分」としている。この場合、リソースの衝突が起こるからそりゃQoS確保は難しいでしょう。
この場合必要なのは12Gipsのプロセッサ1個ではなく、3Gipsのプロセッサ10個です。「10個必要なのに1個しか用意しないで、なにが『ジャブジャブ』か」というのがポイント。
----
ネットワークの QoS 問題もこれと一緒。帯域幅と経路遅延等をまぜこぜに考えるのがおかしいだけ。
特に日本では非常時の回線確保が業務の一部となっているため、HA確保のための冗長性が必要になります。これを念頭に置くと、「冗長性のための複数経路確保」という名の「本数ジャブジャブ」が必須になります。ここをケチろうとして、ややこしい制御をしようとするから問題が複雑になりNGNなどと言いたくなる。
アナロジーで言うなら、人間のように脳に一極集中させたら、脳の破綻一撃で全系が破綻する。ヒトデのように分散制御させるのがHA的に見て基本。その上でQoSを考える必要がある。この場合重要なのは「仮想化されていない、実本数としての回線数」と「ノード間直接連結数」が大事。
NGNは人間の脳と一緒。ネットワークに機能を載せすぎて、「見かけのコスト」が低いように見えて「実質コスト(特に異常時コストと、異常時の発生確率)」が爆発している。
fjの教祖様