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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
更生した話は良い話。 (スコア:1)
あと、底辺級の馬鹿でも出来る珍走団と、悪事であれ200以上の大学のネットワークをクラッキングしてそれを踏み台に災厄を引き起こす技術を一緒にしてはいかんと思うよ。
モラルと技術を分離して、技術の実績は今の本業のキャリアとして有効となっている部分にカッコイイ面はあるね。
当然、悪事をカッコイイと思う問題点も平行して存在しているという事を分析仕切れてないと、こんな変な燃え方をするんだろうなと思った。
さらにそれとは別に、更生した話は良い話だ。
Re: (スコア:3, すばらしい洞察)
「更正した話をいい話」と見なす事は、クラッカー→セキュリティコンサルタントというキャリアパスを肯定する事に繋がる。
そもそも、最初からそういうキャリアパスを想定してクラッキングに手を出した可能性もある。
というか、ここまで頭の回る人間ならばその程度の未来計画は当然立てるだろう。
だとすれば、人格的に「更正」したものか怪しい。人格的には何も変わってない可能性もある。つうか間違いなくそうだろ。
ハッカーをセキュリティの専門家として扱う事は、中国人窃盗団のボスを防犯コンサルタントとして雇うようなもの。
技術者として最低限の倫理すら持ち合わせていない人間は、技術を持っていても技術者として扱うべきではない。
詐欺師から弁護士になることが容認されないのと同じ理屈だ。
端的に言うと、「更正」する事を許してはいけないんだよ。
弁護士免許が剥奪されるように、コンピュータの専門家としては一生働けないようにするのが適正な処断。
技術者に求められるのは技術だけじゃない、技術者倫理だって求められるんだ。
日米の差かな (スコア:1)
それは日本的な考え方というか価値観。私も日本人で、日本的な価値観を持っているので同意します。そして日本ではMichael Calceと同様のことは起りにくいでしょう。
日本では資質が第一義、米国では能力が第一義。米国では「元手の付けられない犯罪者が起用されて同種の犯罪を防ぐ側として有名になる」という例は結構あります(日本だと元泥棒がテレビでモザイクがかかって出演するとか、その程度)。偏見と言われるかも知れないが、ものすごい大金持ちは必ずどこかで(先代の可能性もあり)酷いこと(必ずしも違法行為ではない)をやっている。日本では資質が問われるため「ものすごい大金持ち」が生まれにくいのだと思います。
Best regards, でぃーすけ