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> 最初の突入からタッチダウンまでの時間に制限が入るのは,たぶんなんだけど(すみません)。熱防護に由来すると思う。純粋に帰還船単体のみでの生命維持能力の問題じゃないのかしら。最初に大気圏をスキップするより前に機械船も軌道船も捨てるんだし。そして、月から帰ってきた宇宙船(今のところアポロしかないけど)がスキップするのはおそらくLEOからの帰還に比べて軌道から地面までで捨ててくる運動エネルギー=入力される熱量が大きいから。そして、この熱は1.シャトルのようにスカスカのシリカ繊維タイルで断熱する 2. カプセルのように熱を持ったヒートシー
いらはいませ~
読んでると全般に,それは無人ミッションの発想じゃないかな。と思いました。
熱防護については,ほとんどが大気に消える点については同意します。ただ,残った分の熱量だけでも(たとえば,乗員が失神して閉鎖されたままなら)。クロックポットみたいにホッコリ茹で上がると思っています。たとえば,シャトルは放置しとくとタッチダウン後一時間で100度に達するはず。それでもアルミの機体はまだまだ大丈夫ですが。
そのため月帰還軌道で一発で入るのは,ペリジ点での大気ブレーキ後の熱の捨て所が宇宙空間には無いからなんじゃないか。地球の周回は,高度100k
> 熱防護については,ほとんどが大気に消える点については同意します。ただ,残った分の熱量だけでも(以下略
カプセルはドラッグシュートとパラシュートを出して(アポロはおまけに一番熱を持ってるだろうヒートシールドを途中で捨てて)音速以下でちんたら降りてくるし、シャトルも再突入の一番厳しい時期を越えたらあとはその時溜めた熱を放射していくだけですから、そも「残った分の熱量」なんてものはほとんど存在しません。それでもシャトルの表面はタッチダウン時でも結構熱いですが、それはシャトルの表面を覆っている断熱材がきわめて優秀で暖まりにくくて冷えにくいことの裏返しなので、放っても断熱材表面の熱は外に出て行って中へ進入することはありません。あと、宇宙空間でも熱は捨てられます。
> 外洋でカプセルを海上から揚収するとなると(中略)引き上げ重量の数倍の能力が要ります。(中略)「波浪追従装置」も必要です。
アポロ11号 [uss-hornet.org]や13号 [corbis.com]を今まさに引き上げている画像がありますが、どっちも空母にポン付けされたふつーのクレーンですし、全然「特殊なクレーン船」なんかじゃありませんよ? そんな特殊なクレーンでしか外洋で海面への投入/海面からの揚収が出来ないのならそこらの海洋系学部や海自はさぞや大変でしょうに。ましてそこらの貨物船のクレーンだって30tある40ftコンテナをほいほい上げるんだし。
そして制御もほとんどやらないし回収が遅れようがカプセルが沈もうが人死にが出るわけでもないUSERS [usef.or.jp]でも着水エリアの長さは800kmそこそこ。一方AW101 [agustawestland.com]は1t(帰還船の中の3-4人とその付属装備を付けたってこんなもんだろ)を積んで800nmi以上飛べますので、ペイロード/レンジ性能はまず十分でしょう。これで不満ならMH-53EでもCH-47Jでも好きなのをお使いください。もっとも、アポロの時はAW101よりもSH-60Jよりもさらにずっとしょぼいシーキングでしたけど。
# ……こんな感じで一通り当たりをつけたうえでの「回収だけなら砕氷設備捨ててちょっと足を速くした新しらせ単艦でイナフ」なんだけど
ご丁寧に。どもです。
カプセルはドラッグシュートとパラシュートを出して(アポロはおまけに一番熱を持ってるだろうヒートシールドを途中で捨てて)
それは知りませんでした。でも,ヒートシールドを捨てるということは,要するに突入時の熱の破棄を速攻に行う必要があるってことですよね。
それはシャトルの表面を覆っている断熱材がきわめて優秀で暖まりにくくて冷えにくいことの裏返しなので、放っても断熱材表面の熱は外に出て行って中へ進入することはありません。あと、宇宙空間でも熱は捨てられます。
初めの話は,シャトルタッチダウン後のシャトルの冷却は不要。という意味ですか? 現実には冷却作業をしていると思いましたが。それから「宇宙空間でも熱は捨てられます。」のは,原理的にはもちろんそうなりますが,その熱収支が間に合うのかが,課題になります。
アポロ11号 や13号 の情報。情報収集力の無い私にはとても参考になりましたです。ただ,その写真を見てるとどちらも「ベタ凪」ですよね。そういう条件なら,おっしゃるとうりの条件でも可能と思います。
そこらの海洋系学部や海自はさぞや大変でしょうに。ましてそこらの貨物船のクレーンだって30tある40ftコンテナをほいほい上げるんだし。
それは,「外洋で」コンテナ船が,コンテナを入れ替える作業を日常的にやってる,という意味に理解していいですか? そんなキチガイじみた密輸業者はいないと思いますが。
そして制御もほとんどやらないし回収が遅れようがカプセルが沈もうが人死にが出るわけでもないUSERS [usef.or.jp]でも着水エリアの長さは800kmそこそこ。
この点について言えば,素朴に突入回廊の長さによって探索範囲は比例すると思います。
あー。そうですね。私もそうかもとか思います。(・・・って,これじゃ反論じゃなくて感想だよ!)
そうですねー。これまでに書いたように私の考えてるミッションシーケンスだと,着水から1時間以内に乗員の安全確保を前提にしてて,それが出来なかったら「遭難」っていう判定するシーケンスを勝手に設定してます。あとは突入範囲の想定距離の違い? 微妙に違う気もするけど。
現実問題として,JAXAが提案する有人構想の是非を論ずるばあい,こういう,ミッションの仕様をユーザーというか,国民側で指定する必要の重要性を感じています。
サンプルリターンでは,そういうミッションプロファイルの違いで大きくコストが変わるというのを説明できればなと。たとえば,有人と無人の「月の石」のお持ち帰りコストの違いとか。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
(カプセルならば)日本の陸地への着陸はもとより無理筋だと思うけどね (スコア:2)
> 最初の突入からタッチダウンまでの時間に制限が入るのは,たぶんなんだけど(すみません)。熱防護に由来すると思う。
純粋に帰還船単体のみでの生命維持能力の問題じゃないのかしら。最初に大気圏をスキップするより前に機械船も軌道船も捨てるんだし。
そして、月から帰ってきた宇宙船(今のところアポロしかないけど)がスキップするのはおそらくLEOからの帰還に比べて
軌道から地面までで捨ててくる運動エネルギー=入力される熱量が大きいから。そして、この熱は
1.シャトルのようにスカスカのシリカ繊維タイルで断熱する 2. カプセルのように熱を持ったヒートシー
Re: (スコア:2)
いらはいませ~
読んでると全般に,それは無人ミッションの発想じゃないかな。と思いました。
熱防護については,ほとんどが大気に消える点については同意します。ただ,残った分の熱量だけでも(たとえば,乗員が失神して閉鎖されたままなら)。クロックポットみたいにホッコリ茹で上がると思っています。たとえば,シャトルは放置しとくとタッチダウン後一時間で100度に達するはず。それでもアルミの機体はまだまだ大丈夫ですが。
そのため月帰還軌道で一発で入るのは,ペリジ点での大気ブレーキ後の熱の捨て所が宇宙空間には無いからなんじゃないか。地球の周回は,高度100k
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
Re:(カプセルならば)日本の陸地への着陸はもとより無理筋だと思うけどね (スコア:2)
> 熱防護については,ほとんどが大気に消える点については同意します。ただ,残った分の熱量だけでも(以下略
カプセルはドラッグシュートとパラシュートを出して(アポロはおまけに一番熱を持ってるだろうヒートシールドを途中で捨てて)
音速以下でちんたら降りてくるし、シャトルも再突入の一番厳しい時期を越えたらあとはその時溜めた熱を放射していくだけですから、
そも「残った分の熱量」なんてものはほとんど存在しません。それでもシャトルの表面はタッチダウン時でも結構熱いですが、
それはシャトルの表面を覆っている断熱材がきわめて優秀で暖まりにくくて冷えにくいことの裏返しなので、
放っても断熱材表面の熱は外に出て行って中へ進入することはありません。あと、宇宙空間でも熱は捨てられます。
> 外洋でカプセルを海上から揚収するとなると(中略)引き上げ重量の数倍の能力が要ります。(中略)「波浪追従装置」も必要です。
アポロ11号 [uss-hornet.org]や13号 [corbis.com]を今まさに引き上げている画像がありますが、どっちも空母にポン付けされたふつーのクレーンですし、
全然「特殊なクレーン船」なんかじゃありませんよ? そんな特殊なクレーンでしか外洋で海面への投入/海面からの揚収が出来ないのなら
そこらの海洋系学部や海自はさぞや大変でしょうに。ましてそこらの貨物船のクレーンだって30tある40ftコンテナをほいほい上げるんだし。
そして制御もほとんどやらないし回収が遅れようがカプセルが沈もうが人死にが出るわけでもないUSERS [usef.or.jp]でも着水エリアの長さは800kmそこそこ。
一方AW101 [agustawestland.com]は1t(帰還船の中の3-4人とその付属装備を付けたってこんなもんだろ)を積んで800nmi以上飛べますので、
ペイロード/レンジ性能はまず十分でしょう。これで不満ならMH-53EでもCH-47Jでも好きなのをお使いください。
もっとも、アポロの時はAW101よりもSH-60Jよりもさらにずっとしょぼいシーキングでしたけど。
# ……こんな感じで一通り当たりをつけたうえでの「回収だけなら砕氷設備捨ててちょっと足を速くした新しらせ単艦でイナフ」なんだけど
Re:(カプセルならば)日本の陸地への着陸はもとより無理筋だと思うけどね (スコア:2)
ご丁寧に。どもです。
カプセルはドラッグシュートとパラシュートを出して(アポロはおまけに一番熱を持ってるだろうヒートシールドを途中で捨てて)
それは知りませんでした。でも,ヒートシールドを捨てるということは,要するに突入時の熱の破棄を速攻に行う必要があるってことですよね。
それはシャトルの表面を覆っている断熱材がきわめて優秀で暖まりにくくて冷えにくいことの裏返しなので、放っても断熱材表面の熱は外に出て行って中へ進入することはありません。あと、宇宙空間でも熱は捨てられます。
初めの話は,シャトルタッチダウン後のシャトルの冷却は不要。という意味ですか? 現実には冷却作業をしていると思いましたが。
それから「宇宙空間でも熱は捨てられます。」のは,原理的にはもちろんそうなりますが,その熱収支が間に合うのかが,課題になります。
アポロ11号 や13号 の情報。情報収集力の無い私にはとても参考になりましたです。ただ,その写真を見てるとどちらも「ベタ凪」ですよね。そういう条件なら,おっしゃるとうりの条件でも可能と思います。
そこらの海洋系学部や海自はさぞや大変でしょうに。ましてそこらの貨物船のクレーンだって30tある40ftコンテナをほいほい上げるんだし。
それは,「外洋で」コンテナ船が,コンテナを入れ替える作業を日常的にやってる,という意味に理解していいですか? そんなキチガイじみた密輸業者はいないと思いますが。
そして制御もほとんどやらないし回収が遅れようがカプセルが沈もうが人死にが出るわけでもないUSERS [usef.or.jp]でも着水エリアの長さは800kmそこそこ。
この点について言えば,素朴に突入回廊の長さによって探索範囲は比例すると思います。
# ……こんな感じで一通り当たりをつけたうえでの「回収だけなら砕氷設備捨ててちょっと足を速くした新しらせ単艦でイナフ」なんだけど
あー。そうですね。私もそうかもとか思います。(・・・って,これじゃ反論じゃなくて感想だよ!)
そうですねー。これまでに書いたように私の考えてるミッションシーケンスだと,着水から1時間以内に乗員の安全確保を前提にしてて,それが出来なかったら「遭難」っていう判定するシーケンスを勝手に設定してます。あとは突入範囲の想定距離の違い? 微妙に違う気もするけど。
現実問題として,JAXAが提案する有人構想の是非を論ずるばあい,こういう,ミッションの仕様をユーザーというか,国民側で指定する必要の重要性を感じています。
サンプルリターンでは,そういうミッションプロファイルの違いで大きくコストが変わるというのを説明できればなと。たとえば,有人と無人の「月の石」のお持ち帰りコストの違いとか。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心