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Gigabit Ethernet では周波数が高いため、よりの戻し量をかえることで、Fast Ethernet と比較して顕著にアナログの信号レベルが低下する点については先に、品質の高いものを自作するのは難しい [homeip.net] で紹介されている通りだと思います。
ただ、アナログ特性が変化しても、ビットレートやパケットロス率に影響を与えることはなく、一定品質以上であれば安定した通信を行うことが可能というのが元の趣旨です。
上司が部下の説得のため、信号特性の話を持ち出しているのは誤りではないかと考えていますが、ただ、引っこ抜いたら抜けちゃうようなケーブルが作られてしまうことが頻繁にあるのも事実ですから、(個人的には)ケーブルは出来合いを使うべきであるという主張に異論はありません。
ラボで管理されているなど自分で圧着しなおせるものならどちらでもよいと思いますし、データーセンタのサーバ間接続を自分でやっちゃまずいでしょう。タレコミのケースでは、ブランチの規模や障害発生による経済損失のでかさに依存するでしょうね。
なんだかんだ言って自作に拘りたい気持ちは非常に強く感じますが、アナログを舐めてますよ。
なんでCat6ケーブルと言う物が特別にあるのか考えたことはありますか?100MHz前後やそれ以下の帯域とGHzオーダーの帯域では勿論同じ線の減衰も違いますがそれ以上に端と端のインピーダンスマッチングのシビアさが体感で二桁三桁違ってきます。ホンの一ミリ二ミリの線路長のずれが致命的に大きな端間でのインピーダンス値の違いを生じさせ、このずれは勿論端間での信号強度の違いに繋がると同時に信号の反射=不要な輻射に繋がる。不要な輻射はケーブル内外のクロストークに直結しますよ。そしてクロストークはそれこそパケットエラーに直結する。これはパケットが出てくる頻度に比例?して起こる不良率の増加の問題ではなくパケット一個の信頼性自体の問題です。
波長数メートルオーダである100Base-Tの伝送信号でもそこそこシビアな事やっているのですが、波長数十センチ以下である100Base-Tの場合には減衰もクロストークもとんでもない値になって帰ってくる。そして、それは信号ライン間のクロストークの強さとして跳ね返ってくる。1000Base-Tくらいの周波数になると旧来のケーブルではクロストーク対策も減衰レベル対策も不十分でケーブル内部の構造自体見直さないといけないわけです。それこそ、ケーブル一本の撚り方や中の線一本の撚り方・内部構造から。
更に問題になるのは端に当たるコネクタの配線で、この部分はそれぞれの線がむき出しになってるので線の間自体で容量的に結合を起こします。この部分のインピーダンスの影響は既に対策が取られているCat.6ケーブル内部とは比べ物にならないくらいに大きい。だからコネクタ内部の配線まで規格化されてしまう訳です。
たしかに、あなた(達)は自作でうまく行ってるのでしょうが、それはあなた(達)が偶然その手の工作作業に熟練して自覚しないうちに工作精度を高く保てるからであってけして一般論ではないですよ。素人が真似してもいいような中身ではない。いい加減な気持ちで一般論的に書くのは止めた方がいいですよ。
>素人が真似してもいいような中身ではない。
もともと「電話線でお手軽ネット」から始まったもので、それを極限的に拡張した「ツイストペアでギガビット」がいかに難しいかはさんざん云われてきた通り。でもプロと言われる業者の末端の人も実はニワカだったり、市販のケーブルすべてが合格点と言いきれないのが現状。もしも作業従事者全員が免許制、かつ使用前に検査、許認可となって、そういうのまでダメ出ししてると、本当にネットというものが特別なものに神聖化されて、普及に大きな制約がかけられるのは避けられない。すごく高くて一般人には縁のないものになるかも。
#「DIYは100Mまで」というのも現実的かもしれない。実際ギガビットは個人的にはオススメしてない。
実際問題、「これは全部やり直しだね」と言ったところで、専門家に頼む費用は?自製なら誰がやるの?あなた一人で?ということで足踏み状態ということも。SOHOならちょっと高級な既製品でOKだけど、工事の規模が大きく予算も厳しいとなると手のつけようがない。
「普通のスキルの人が、いかにして合格レベルの仕事ができるか」がギガビット世代の大きな懸案で、コネクタやケーブルの仕様策定はともかく、現場レベルの環境整備が全く追いついていないというのが大問題。専門家以外でEthernetケーブルの品質の重要性に気づく人がまだ少ないからか。
やっぱり、アナライザの値段が高すぎなのが最大のネック。ヨドバシカメラ等で誰でも買える&使いこなせるアナライザが出れば…業者上がったり?それが問題か?
CAT6を必要とする1000BaseTXがどうなのかはわかりませんが、少なくとも1000BaseTに関しては多少の工作精度で通信品質ががかわることはありません。
理由としては、多少のアナログ特性のばらつきは、エコーキャンセラやクロストークキャンセラといったもので特性が補正され、計測上特性が多少悪くても実際の通信ではほとんど影響を受けなくなるからです。
それとも、1mm程度工作精度を変えてみてどのくらい通信速度やビットエラーレートがかわるのか試されましたか? もし試されたことがあるならNICの型番、ハブの型番を教えてください。
質の悪いプラグなど使うと、あっという間に許容値越えてしまうし、それを見過ごしていれば、厳しい環境やら劣化やら複数のミスの積み重ねやらで実際にトラブルは起こります。正しく基準を守ることで、LANが大規模化しても様々なトラブルから守られます。マージンの確保は大規模になると効いています。
それにトラブルの現場では「多少の工作精度」なんて甘いものでなく、本当に何も知らない人は自己流工事でめちゃくちゃなことをしてくれることもあります。Cat.5を電話線で代用してたり。それこそ刀狩りじゃないですけど、圧着ペンチは回収しましょうw
電線メーカーの仕様書を見ていて感じた雑感ですが。
GHzオーダーになると搬送波自体の取り扱いがシビアになるのは、指摘の通りです。このため、1000BASEの規格を満たすために、電線メーカーもいろいろと苦労されているようです。推奨コネクタなるものが存在するのは、電線の開発時に、そのコネクタで良い成績を出したもののようです。(経験値)
>素人が真似してもいいような中身ではない。>いい加減な気持ちで一般論的に書くのは止めた方がいいですよ。線路設計寿命、不具合発生率まで考えると、この選択がベストですね。
ただ、個別論として・・・ベストエフォートでもいいという場合には、・・・自作でもよいのでは?使用する環境によって、必要な S/N も C/N も変わってきますからね。規格により規定された値は、(この場合)最低保障値だから・・・若干値が悪くても(まともな電線メーカーの線を使っていれば)多くの場合、パケロスを生じることも無いでしょう。この観点・・・自己責任を負う・・・であれば、自作も否定しない方が、いいのでは?
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
昔ギガビットネットワークの測定をしておりました (スコア:5, 参考になる)
二台のマシンをクロス、ないしは、3Com のスイッチを介し接続しどの
くらい速度が出るのかという実験です。この実験では、OSのチューニング
などを繰り返した末の結果として、平均して960Mbps程度の速度を出せる
ことがわかりました。
この環境では、性能を出すため、自作ケーブル1mを10mに置き換えて
とぐろ巻きにしたり、既成ケーブルを使ったり、ケーブルを作り直したり
してみましたが、この最大値はかわることはありませんでした。
この結果から、ケーブルの品質が帯域幅に与える影響は低いとの結論に
至りました。
問題はコネクタ部 (スコア:0)
でも、100BASE以上となると、コネクタの工作精度がかなり効いてきます。
よりを少し戻し多くても品質的には大幅に低下しますので注意が必要ですし、
専用のケーブルテスタでチェックしないケーブルの品質については「良い」という評価を
与えるのは危険です。
結論:ケーブルテスタ代だけで足が出るから出来合いを買った方がマシ。
Re:問題はコネクタ部 (スコア:5, 興味深い)
Gigabit Ethernet では周波数が高いため、よりの戻し量をかえる
ことで、Fast Ethernet と比較して顕著にアナログの信号レベルが
低下する点については先に、品質の高いものを自作するのは難しい [homeip.net] で
紹介されている通りだと思います。
ただ、アナログ特性が変化しても、ビットレートやパケットロス率に
影響を与えることはなく、一定品質以上であれば安定した通信を行う
ことが可能というのが元の趣旨です。
上司が部下の説得のため、信号特性の話を持ち出しているのは誤りではない
かと考えていますが、ただ、引っこ抜いたら抜けちゃうようなケーブルが作られて
しまうことが頻繁にあるのも事実ですから、(個人的には)ケーブルは出来合い
を使うべきであるという主張に異論はありません。
ラボで管理されているなど自分で圧着しなおせるものならどちらでもよいと
思いますし、データーセンタのサーバ間接続を自分でやっちゃまずいでしょう。
タレコミのケースでは、ブランチの規模や障害発生による経済損失のでかさに
依存するでしょうね。
超高周波舐めてます?(Re:問題はコネクタ部 (スコア:1, フレームのもと)
なんだかんだ言って自作に拘りたい気持ちは非常に強く感じますが、アナログを舐めてますよ。
なんでCat6ケーブルと言う物が特別にあるのか考えたことはありますか?
100MHz前後やそれ以下の帯域とGHzオーダーの帯域では勿論同じ線の減衰も違いますがそれ以上に端と端のインピーダンスマッチングのシビアさが体感で二桁三桁違ってきます。
ホンの一ミリ二ミリの線路長のずれが致命的に大きな端間でのインピーダンス値の違いを生じさせ、このずれは勿論端間での信号強度の違いに繋がると同時に信号の反射=不要な輻射に繋がる。
不要な輻射はケーブル内外のクロストークに直結しますよ。そしてクロストークはそれこそパケットエラーに直結する。これはパケットが出てくる頻度に比例?して起こる不良率の増加の問題ではなくパケット一個の信頼性自体の問題です。
波長数メートルオーダである100Base-Tの伝送信号でもそこそこシビアな事やっているのですが、波長数十センチ以下である100Base-Tの場合には減衰もクロストークもとんでもない値になって帰ってくる。
そして、それは信号ライン間のクロストークの強さとして跳ね返ってくる。1000Base-Tくらいの周波数になると旧来のケーブルではクロストーク対策も減衰レベル対策も不十分でケーブル内部の構造自体見直さないといけないわけです。それこそ、ケーブル一本の撚り方や中の線一本の撚り方・内部構造から。
更に問題になるのは端に当たるコネクタの配線で、この部分はそれぞれの線がむき出しになってるので線の間自体で容量的に結合を起こします。この部分のインピーダンスの影響は既に対策が取られているCat.6ケーブル内部とは比べ物にならないくらいに大きい。だからコネクタ内部の配線まで規格化されてしまう訳です。
たしかに、あなた(達)は自作でうまく行ってるのでしょうが、それはあなた(達)が偶然その手の工作作業に熟練して自覚しないうちに工作精度を高く保てるからであってけして一般論ではないですよ。素人が真似してもいいような中身ではない。
いい加減な気持ちで一般論的に書くのは止めた方がいいですよ。
Re:超高周波舐めてます?(Re:問題はコネクタ部 (スコア:3, 参考になる)
>素人が真似してもいいような中身ではない。
もともと「電話線でお手軽ネット」から始まったもので、それを極限的に拡張した「ツイストペアでギガビット」がいかに難しいかはさんざん云われてきた通り。でもプロと言われる業者の末端の人も実はニワカだったり、市販のケーブルすべてが合格点と言いきれないのが現状。もしも作業従事者全員が免許制、かつ使用前に検査、許認可となって、そういうのまでダメ出ししてると、本当にネットというものが特別なものに神聖化されて、普及に大きな制約がかけられるのは避けられない。すごく高くて一般人には縁のないものになるかも。
#「DIYは100Mまで」というのも現実的かもしれない。実際ギガビットは個人的にはオススメしてない。
実際問題、「これは全部やり直しだね」と言ったところで、専門家に頼む費用は?自製なら誰がやるの?あなた一人で?ということで足踏み状態ということも。SOHOならちょっと高級な既製品でOKだけど、工事の規模が大きく予算も厳しいとなると手のつけようがない。
「普通のスキルの人が、いかにして合格レベルの仕事ができるか」がギガビット世代の大きな懸案で、コネクタやケーブルの仕様策定はともかく、現場レベルの環境整備が全く追いついていないというのが大問題。専門家以外でEthernetケーブルの品質の重要性に気づく人がまだ少ないからか。
やっぱり、アナライザの値段が高すぎなのが最大のネック。ヨドバシカメラ等で誰でも買える&使いこなせるアナライザが出れば…業者上がったり?それが問題か?
Re: (スコア:0)
仕事で配線業務をきちんとやるならケーブルテスターくらい買いなさい。
それが割に合わないなら出来合いのを発注するなどして、コネクタ付きで通線しなさい。
それも出来ないなら配線業務は請け負うな。
ユーザの無知に付け込む業者ならそのレベルだし、まともと自負したいならきちんとした作業をするべきだ。
現場レベルの環境整備が追いついてないことと、追いついてないのに仕事を請け負うのは別次元の話だが、
それを混同して貰っても困る。できないことを出来ると言って作業するのは一種の詐欺だろう。
Re:超高周波舐めてます?(Re:問題はコネクタ部 (スコア:3, すばらしい洞察)
CAT6を必要とする1000BaseTXがどうなのかはわかりませんが、
少なくとも1000BaseTに関しては多少の工作精度で通信品質が
がかわることはありません。
理由としては、多少のアナログ特性のばらつきは、エコーキャンセラ
やクロストークキャンセラといったもので特性が補正され、計測
上特性が多少悪くても実際の通信ではほとんど影響を受けなく
なるからです。
それとも、1mm程度工作精度を変えてみてどのくらい通信速度
やビットエラーレートがかわるのか試されましたか? もし試さ
れたことがあるならNICの型番、ハブの型番を教えてください。
Re:超高周波舐めてます?(Re:問題はコネクタ部 (スコア:1)
質の悪いプラグなど使うと、あっという間に許容値越えてしまうし、それを見過ごしていれば、厳しい環境やら劣化やら複数のミスの積み重ねやらで実際にトラブルは起こります。正しく基準を守ることで、LANが大規模化しても様々なトラブルから守られます。マージンの確保は大規模になると効いています。
それにトラブルの現場では「多少の工作精度」なんて甘いものでなく、本当に何も知らない人は自己流工事でめちゃくちゃなことをしてくれることもあります。Cat.5を電話線で代用してたり。それこそ刀狩りじゃないですけど、圧着ペンチは回収しましょうw
Re: (スコア:0)
>やビットエラーレートがかわるのか試されましたか? もし試さ
>れたことがあるならNICの型番、ハブの型番を教えてください。
こういうことを言ってる時点で問題の本質を捕まえていない証拠でしょう。
影響を与えるのは外来ノイズという外部環境であって、NICやハブを例に挙げろというのは的外れです。
Re:超高周波舐めてます?(Re:問題はコネクタ部 (スコア:1)
電線メーカーの仕様書を見ていて感じた雑感ですが。
GHzオーダーになると搬送波自体の取り扱いがシビアになるのは、指摘の通りです。
このため、1000BASEの規格を満たすために、電線メーカーもいろいろと苦労されているようです。
推奨コネクタなるものが存在するのは、電線の開発時に、そのコネクタで良い成績を出したもののようです。(経験値)
>素人が真似してもいいような中身ではない。
>いい加減な気持ちで一般論的に書くのは止めた方がいいですよ。
線路設計寿命、不具合発生率まで考えると、この選択がベストですね。
ただ、個別論として・・・ベストエフォートでもいいという場合には、・・・自作でもよいのでは?
使用する環境によって、必要な S/N も C/N も変わってきますからね。
規格により規定された値は、(この場合)最低保障値だから・・・若干値が悪くても(まともな電線メーカーの線を使っていれば)多くの場合、パケロスを生じることも無いでしょう。
この観点・・・自己責任を負う・・・であれば、自作も否定しない方が、いいのでは?