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地球温暖化については中学の理科や高校の社会でしか習っていませんでした。そこでは「二酸化炭素には温室効果がある→人間活動により二酸化炭素が大量に排出される→地球の気温が上昇する」という非常に簡単な説明しかありませんでした。で、アメリカ副大統領のゴア氏の不都合な真実を読んで逆に「気温が上昇する→大気中の二酸化炭素が増える」というこれまた大雑把な理屈、すなわち件の公開されている書籍のp35(pdfでは47枚目)にある懐疑論者の反論と同じことを考えていました。で、そこから先の地球温暖化支持者の反論がいまいち理解できない。門外漢で、しかも懐疑論者寄りの自分
>気温が上昇する→大気中の二酸化炭素が増える
まず前提として,緩やかな気温の変動に関してはこれは正しい事です.ですので,何らかの原因で気温が上がると大気中の二酸化炭素が増え,逆に二酸化炭素が増えると気温が上がると考えられています.(正のフィードバック効果.ただし当然無限に膨らむわけではない)ただ,後述するように急速に二酸化炭素が増えているためちょっと状況は違います.
さて,ではまず二酸化炭素の増加が人類の活動由来である,という点に関して.ここで,人間の排出している二酸化炭素量(要は使った化石燃料の炭素換算)は
件の文書の11ページに「ヒートアイランド効果は風の強い夜には弱いにもかかわらず、温度上昇量は風の強い夜と風の弱い夜との間に大きな違いがないことから、温度上昇へのヒートアイランドの影響は小さいと評価した。」とありますが、国土交通省国土技術政策総合研究所からこんな文書 [nilim.go.jp]が出ていて、2-2-1熱帯夜の増加に「最低気温が3.8度上昇している」とあるんですよね。他にも4ページを見ると解りますが、大きな都市ほど、最低気温が上昇しているという事実があるわけです。さらに、昔から観測している地点は大都市が多いことから、ヒートアイランド現象による最低気温が上昇による平均気温の上昇への影響が無視できるほど小さいとはいえないような…(中小都市だってヒートアイランド現象の影響を受けているわけですから)。
さらに、気温の観測が開始されたのは、14世紀半ば(日本においては室町幕府の南北朝時代の頃)から19世紀半ば(日本においては幕末~明治維新の頃)まで続いた小氷河期 [wikipedia.org]で、しかも気温の観測が始まった17世紀半ば(日本においては寛永の大飢饉と享保の大飢饉の間で有名な飢饉はない)はマウンダー極小期と言われる特に気温が低かった時期なわけです。
ですから、その頃と比べて気温が上がっているということが、異常なのか尋常なのかということ自体も議論の必要があると思います。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
門外漢から見ると極論しか導けない? (スコア:1)
地球温暖化については中学の理科や高校の社会でしか習っていませんでした。
そこでは「二酸化炭素には温室効果がある→人間活動により二酸化炭素が大量に排出される→地球の気温が上昇する」
という非常に簡単な説明しかありませんでした。
で、アメリカ副大統領のゴア氏の不都合な真実を読んで逆に「気温が上昇する→大気中の二酸化炭素が増える」というこれまた大雑把な理屈、
すなわち件の公開されている書籍のp35(pdfでは47枚目)にある懐疑論者の反論と同じことを考えていました。
で、そこから先の地球温暖化支持者の反論がいまいち理解できない。
門外漢で、しかも懐疑論者寄りの自分
Re: (スコア:4, 参考になる)
>気温が上昇する→大気中の二酸化炭素が増える
まず前提として,緩やかな気温の変動に関してはこれは正しい事です.ですので,何らかの原因で気温が上がると大気中の二酸化炭素が増え,逆に二酸化炭素が増えると気温が上がると考えられています.(正のフィードバック効果.ただし当然無限に膨らむわけではない)
ただ,後述するように急速に二酸化炭素が増えているためちょっと状況は違います.
さて,ではまず二酸化炭素の増加が人類の活動由来である,という点に関して.
ここで,人間の排出している二酸化炭素量(要は使った化石燃料の炭素換算)は
Re:門外漢から見ると極論しか導けない? (スコア:0)
件の文書の11ページに「ヒートアイランド効果は風の強い夜には弱いにもかかわらず、温度上昇量は風の強い夜と風の弱い夜との間に大きな違いがないことから、温度上昇へのヒートアイランドの影響は小さいと評価した。」とありますが、国土交通省国土技術政策総合研究所からこんな文書 [nilim.go.jp]が出ていて、2-2-1熱帯夜の増加に「最低気温が3.8度上昇している」とあるんですよね。他にも4ページを見ると解りますが、大きな都市ほど、最低気温が上昇しているという事実があるわけです。さらに、昔から観測している地点は大都市が多いことから、ヒートアイランド現象による最低気温が上昇による平均気温の上昇への影響が無視できるほど小さいとはいえないような…(中小都市だってヒートアイランド現象の影響を受けているわけですから)。
さらに、気温の観測が開始されたのは、14世紀半ば(日本においては室町幕府の南北朝時代の頃)から19世紀半ば(日本においては幕末~明治維新の頃)まで続いた小氷河期 [wikipedia.org]で、しかも気温の観測が始まった17世紀半ば(日本においては寛永の大飢饉と享保の大飢饉の間で有名な飢饉はない)はマウンダー極小期と言われる特に気温が低かった時期なわけです。
ですから、その頃と比べて気温が上がっているということが、異常なのか尋常なのかということ自体も議論の必要があると思います。