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なぜ一部のインターネットユーザは自分と関わりが発生しないニセ科学あるいは科学の要素を持たない宗教的性質を持つものまで執拗に敵視し、排撃するのか。放っておけば科学教育が、ニセ科学は社会に悪影響が、などと建前を並べるが、実際にはインターネットに過度に適応した者特有の拡張された自己、すなわちインターネット上で目につくものすべてが自分のものであり、自分が正しいと思うようになっていないと我慢できない精神病質から来るものである。
ニセ科学が科学教育や社会に与える影響を語るなら、ニセ科学批判と同等のエネルギーを（ニセ科学に騙されない社会を作るという意味で）科学教育政策を良くするための市民活動や科学啓蒙活動にも注ぐことが合理的、論理的と考えられるが、インターネットユーザはそうしない。それは結局のところ、ニセ科学批判というのは「頭が良いのは自分だけ」であり、その自分が間違っていると考えるものを叩くのが楽しいからやっているためである。社会環境を良くしようとは考えていないのである。
たしかに、一部の職業科学者は自身の職務と強く関係するために「自分に関係する」ニセ科学を批判しているが、その尻馬に乗るインターネットユーザは、自分が専門家ではない、自分自身に問題意識がないものに対してまで非難しようとする。「誰々先生がおかしいと書いているからニセ科学だ」「ニセ科学で商売してけしからん」といった非難は、数の暴力でこそあれ、科学的な批判ではないだろう。
> 近辺に騙されやすくかつ自慢しいな人がいて、ひたすらその手の商品を見せびらかしにくるのを相手してると> 文句のひとつも言いたくなるのかもしれません。
大抵の場合逆でしょ。大した価格でもなく、少なくとも身体に悪影響はないようなものを買った人にわざわざ自分から近づいていって「この商品がうたっている効果は科学的うんぬん」と科学を押しつけてるのが現実。
「放っておけば科学教育が、ニセ科学は社会に悪影響が、などと建前を並べるが〜自分が正しいと思うようになっていないと我慢できない精神病質から来るものである。」
なるほど。まさに自説を体現なさっておられるわけですね！＃人の振り見て我が振り直せ、とはよく言った物です。
例えばSFとか。
容認されないのは「ニセ科学商品」。科学を謳った詐欺的な営業トークが嫌われているだけでしょう。
別にSFを謳って無いSFなんて腐るほどある訳ですが。いちいち小説に対してフィクションと謳わないが如く。＃TVとかはそうは行かないし出版社次第というのも有るが。
いやあ、生粋のSFファンは作者／出版社の「SF性の認識」にかなり敏感ですよ。空想科学小説を読みたいのであって、ニセ科学小説を読みたいわけじゃない。わかってて書いているのか、天然さんなのかはなかなかの大事です。
SFで出てくるものが「疑似科学」と呼ばれることがあり、作者の腕が良いとこの場合の「疑似科学」はポジティブに評価されることがあります。これと区別するというのがわざわざ「ニセ科学」と言い始めた理由の一つです。
SFに出てくる方を「ニセ科学」と呼ぶ用法はそもそも無かったのだから、わざとに混同させるような使い方はやめてほしいです。
＞SFで出てくるものが「疑似科学」と呼ばれる
うーん。疑似科学をうまく話に組み込んだり、色々と理屈をこじつけてみたりと言うことは良くありますが、その逆ってどうなんでしょう。
アイデアレベルの学説を元に大ネタ書いたり、破綻気味の説をなんやかやうまく論理ギャップをレトリックで回避させて物語中では成立させてみたりと、相当にそれっぽいものを書いてみせる作家は大勢いますが、それをもって何かを主張してるわけでもないのに「疑似科学」扱いされた挙げ句に「ポジティブに評価」されてもそれ自体ですでに迷惑な気が…。
やっぱりバランス感覚に欠ける人なんですかね、ニセ科学を批判せずにはいられない人は。
> その理屈では、「詐欺にだまされるのも社会が悪いから。教育で対応すべきであって、詐欺を犯罪とするのはどうか。」となる
>> “同等の”エネルギーを市民活動や科学啓蒙活動にも注ぐことが合理的、論理的と考えられる
ってあるじゃない。オレオレ詐欺犯を捕まえるだけで対策したというのではなく、オレオレ詐欺に騙されないように各種ポスターやイベント、CM等やってるでしょ。どっちも大事だから。で、科学者の尻馬に乗って騒いでる人たちはどうよ、って話で。
たしかにCSICOPの連中なんか見てるとそう思うわいちばんまともなガードナーでもニセ科学批判の文章だと下品な人格攻撃とか炸裂しまくりで読んでて気分悪くなるし
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
「人はなぜニセ科学を許容できないか」 (スコア:0)
なぜ一部のインターネットユーザは自分と関わりが発生しないニセ科学あるいは科学の要素を持たない
宗教的性質を持つものまで執拗に敵視し、排撃するのか。放っておけば科学教育が、ニセ科学は社会に
悪影響が、などと建前を並べるが、実際にはインターネットに過度に適応した者特有の拡張された自己、
すなわちインターネット上で目につくものすべてが自分のものであり、自分が正しいと思うように
なっていないと我慢できない精神病質から来るものである。
ニセ科学が科学教育や社会に与える影響を語るなら、ニセ科学批判と同等のエネルギーを
（ニセ科学に騙されない社会を作るという意味で）科学教育政策を良くするための市民活動や科学啓蒙活動にも
注ぐことが合理的、論理的と考えられるが、インターネットユーザはそうしない。それは結局のところ、
ニセ科学批判というのは「頭が良いのは自分だけ」であり、その自分が間違っていると考えるものを叩くのが
楽しいからやっているためである。社会環境を良くしようとは考えていないのである。
たしかに、一部の職業科学者は自身の職務と強く関係するために「自分に関係する」ニセ科学を批判しているが、
その尻馬に乗るインターネットユーザは、自分が専門家ではない、自分自身に問題意識がないものに対してまで
非難しようとする。「誰々先生がおかしいと書いているからニセ科学だ」「ニセ科学で商売してけしからん」といった
非難は、数の暴力でこそあれ、科学的な批判ではないだろう。
Re:「人はなぜニセ科学を許容できないか」 (スコア:2, すばらしい洞察)
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:「人はなぜニセ科学を許容できないか」 (スコア:1)
文句のひとつも言いたくなるのかもしれません。
Re: (スコア:0)
> 近辺に騙されやすくかつ自慢しいな人がいて、ひたすらその手の商品を見せびらかしにくるのを相手してると
> 文句のひとつも言いたくなるのかもしれません。
大抵の場合逆でしょ。大した価格でもなく、少なくとも身体に悪影響はないようなものを買った人に
わざわざ自分から近づいていって「この商品がうたっている効果は科学的うんぬん」と科学を押しつけてるのが現実。
Re: (スコア:0)
科学的と嘘をついてニセ科学商品を売るのであれば誰が考えても良くないことだし、批判してもいいのでは？
Re: (スコア:0)
「放っておけば科学教育が、ニセ科学は社会に悪影響が、などと建前を並べるが〜自分が正しいと思うようになっていないと我慢できない精神病質から来るものである。」
なるほど。まさに自説を体現なさっておられるわけですね！
＃人の振り見て我が振り直せ、とはよく言った物です。
ニセ科学は容認されてますよ (スコア:0)
例えばSFとか。
容認されないのは「ニセ科学商品」。
科学を謳った詐欺的な営業トークが嫌われているだけでしょう。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
別にSFを謳って無いSFなんて腐るほどある訳ですが。
いちいち小説に対してフィクションと謳わないが如く。
＃TVとかはそうは行かないし出版社次第というのも有るが。
Re: (スコア:0)
いやあ、生粋のSFファンは作者／出版社の「SF性の認識」にかなり敏感ですよ。
空想科学小説を読みたいのであって、ニセ科学小説を読みたいわけじゃない。
わかってて書いているのか、天然さんなのかはなかなかの大事です。
Re:ニセ科学は容認されてますよ (スコア:2)
SFで出てくるものが「疑似科学」と呼ばれることがあり、作者の腕が良いとこの場合の
「疑似科学」はポジティブに評価されることがあります。これと区別するというのが
わざわざ「ニセ科学」と言い始めた理由の一つです。
SFに出てくる方を「ニセ科学」と呼ぶ用法はそもそも無かったのだから、わざとに混同
させるような使い方はやめてほしいです。
SF は、元々仮想、と宣言しているし...。 (スコア:1)
> 「疑似科学」はポジティブに評価されることがあります。
アンドロメダ病原体の「オッドマン理論」なんかはポジティブな似非科学かな。
士朗正宗さんの漫画で、注釈に載ってたりする。「チェアマン、オッドマン...」
でも、実は証明されていないだけで「みんなの意見は案外正しい」なんて本を
読んだりすると、似た存在(議論の膠着を打破するファインマインみたいな人)
が案外そういう人なんじゃないか、と思ったりする。(実は 真？)
J.P.ホーガンの星を継ぐもの、あたり
アジモフの「集団歴史学」(これって社会心理学を連想するが)
なんかも、そうかな。
...でも、こうやってみると、意外に成立しそうな理論ばっかりだな。
あまり、トンデモな感じではない...
# 無知の知 (主張のみでは、対象を決定できない。) ATLANTiS.
Re: (スコア:0)
＞SFで出てくるものが「疑似科学」と呼ばれる
うーん。
疑似科学をうまく話に組み込んだり、色々と理屈をこじつけてみたりと言うことは
良くありますが、その逆ってどうなんでしょう。
アイデアレベルの学説を元に大ネタ書いたり、破綻気味の説をなんやかやうまく
論理ギャップをレトリックで回避させて物語中では成立させてみたりと、相当に
それっぽいものを書いてみせる作家は大勢いますが、それをもって何かを主張し
てるわけでもないのに「疑似科学」扱いされた挙げ句に「ポジティブに評価」され
てもそれ自体ですでに迷惑な気が…。
Re: (スコア:0)
となるわけだけど。
Re: (スコア:0)
やっぱりバランス感覚に欠ける人なんですかね、ニセ科学を批判せずにはいられない人は。
> その理屈では、「詐欺にだまされるのも社会が悪いから。教育で対応すべきであって、詐欺を犯罪とするのはどうか。」となる
>> “同等の”エネルギーを市民活動や科学啓蒙活動にも注ぐことが合理的、論理的と考えられる
ってあるじゃない。オレオレ詐欺犯を捕まえるだけで対策したというのではなく、オレオレ詐欺に騙されないように
各種ポスターやイベント、CM等やってるでしょ。どっちも大事だから。で、科学者の尻馬に乗って騒いでる人たちは
どうよ、って話で。
精神病質 (スコア:0)
たしかにCSICOPの連中なんか見てるとそう思うわ
いちばんまともなガードナーでもニセ科学批判の文章だと下品な人格攻撃とか炸裂しまくりで読んでて気分悪くなるし