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デンマーク13名の内、9人は1903年~1944年の受賞ですが、日本はもちろんすべて1949年の湯川秀樹以降です。
北里柴三郎や長岡半太郎が受賞できない時代の人数を比べても意味がないですよね。
1949年以降で比べれば、デンマーク4人、日本15人(もしくは16人)。人口比ではまだ離されてますが。
研究者という肩書の人はみな書類書きに追われ、実際に手を動かすのは初心者の学生さん。実験手技を教え終わった頃には就活でいなくなる。最先端の装置を買っても分かる人が任期切れで他に移ってしまう。学生やポスドクはボスの考えたテーマをしなければならない。優秀な研究者ほど忙しくて自分で研究できない。本当にやりたい事が出来てる人は実はほとんどいない。何でこうなった?
大学が多すぎ、大学生が多すぎ、研究者も多すぎるのでは?
地方の三流私大(古い言葉で言うと駅弁大学)を出ても、地元でデパートの売り子になったり、クルマのセールスマンになったりするなら、無理に学費を払って大学を出る必要はないのに、とりあえず大学に通う。(売り子やセールスマンが他より劣る職業という意味ではなく、大学では必要なノウハウが得られないという意)
勉強を続けたい人のすべてが勉強を続けられるのが理想で、そのためには学費を全額国が負担しても良いと思うが、四年制大学に通う学生の何割が、そういう意思を持って進学したんだろうか。
学生が多いから、大学の教員は講義や事務仕事が多くて、自分の研究に割く時間はない。教員の人数も必要になって、科研費も取り合うことになる。
日本の研究者の満足度が低い理由って「雑用」が多いことに尽きると思いますが。。国内2機関(内教育職1回)の後、現在海外にいますが、こちらの研究者を見ていると、会議と雑用書類が圧倒的に少ないですね。
専攻レベルの会議は月1回(1時間の時間制限付き)会議の中身は議論ではなく、連絡と意志決定教務委員会とか安全委員会なんて言う馬鹿な会議は一つもありません。
あとは無駄な書類がほとんどありませんね。日本だと海外学会に行くために、外国出張承認願、旅程表、航空運賃見積もり、旅行命令簿、出張報告書等々で10ページ程の書類を作る必要がありますが、こちらでは領収書を紙に貼り付けて提出するだけ。海外学会に学生だけでいかせようとすると、これまた2-3ページ程の理由書を書かされますが、こっちではそんなバカな書類は一切必要なし。
その代わり、研究費の報告書は結構厳しいです、毎年、9.5ポイントの書式制限付で5ページ分ほど要求されます(2000-3000 words位でletter 1本文位の量ですね)。あと、自分がいる国だと、日本の助教レベルは毎年1コマ講義の受け持ち、ポスドクでも人によっては講義の受け持ちがあったりします。
ノーベル賞は歴史的に欧米の研究者が優遇されてきました(最近はそれほどでもないけど)ノーベル財団自体は私的かつ恣意的な団体なので問題ないのですが
なるほど。排出率20倍を覆すほどの優遇、というわけですか?それは酷いな~。
じゃ、他の基準で比較するべきですかね。
例えば科学技術の進歩への貢献を測りたい,のであれば,当然,ノーベル賞は比較の基準にならないですよね〜.#他に良い基準も思いつきませんが...
あと,欧州系が優遇というか,なんかあちら系の学者サロンに入っていないとされない評価がある,っというのも実感としてありますねぇ.へつらった方が楽というか何というか...
科学立国(笑)な状態になって困る人って誰だ?一般人には、「何となく嫌だなぁ」程度にしか影響がなさそうだけど。
具体的に数字でどう変化してどう影響があるか見たいんだが・・・。
昭和初期みたいに軽工業で稼ぐ国になるんですね。わかります。
そういう論調がちょくちょくあるけど、 こういう人たちはジャパンパッシングの頃に、「日本は(欧米の)基礎研究にただ乗りしておいしいとこだけ取りやがって」、って反感を買ったことをもう忘れてしまったんだろうか。(三方良しって言った昔の人はよくわかってる。) ODAや自衛隊派遣なんかよりよっぽどいい国際貢献だと思うんだけど。
#あ、元ACさんがそう思ってるわけではないというのはなんとなくわかります。
ジャパンパッシングの頃に、
もしかして:ジャパンバッシング [wikipedia.org]?
# ジャパンがパッシング(無視)されようとしているのは今、現在でしょ。# で、当時のジャパンと同じような理由(アメリカの対中貿易赤字増大)でチャイナバッシングが起きつつ...あるのかな?
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頭と尻尾 (スコア:2)
たいした研究をしないから、それ相応の待遇なのか。
国別ノーベル賞受賞者数。
デンマーク13名。日本15名。
人口はデンマーク550万人、日本1億2千7百万人。
ただし、サッカーは日本が勝った。
Re:頭と尻尾 (スコア:3, 参考になる)
デンマーク13名の内、9人は1903年~1944年の受賞ですが、日本はもちろんすべて1949年の湯川秀樹以降です。
北里柴三郎や長岡半太郎が受賞できない時代の人数を比べても意味がないですよね。
1949年以降で比べれば、デンマーク4人、日本15人(もしくは16人)。
人口比ではまだ離されてますが。
Re:頭と尻尾 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:頭と尻尾 (スコア:2, 興味深い)
研究者という肩書の人はみな書類書きに追われ、実際に手を動かすのは初心者の学生さん。実験手技を教え終わった頃には就活でいなくなる。最先端の装置を買っても分かる人が任期切れで他に移ってしまう。学生やポスドクはボスの考えたテーマをしなければならない。優秀な研究者ほど忙しくて自分で研究できない。本当にやりたい事が出来てる人は実はほとんどいない。何でこうなった?
Re:頭と尻尾 (スコア:2)
大学が多すぎ、大学生が多すぎ、研究者も多すぎるのでは?
地方の三流私大(古い言葉で言うと駅弁大学)を出ても、地元でデパートの売り子になったり、クルマのセールスマンになったりするなら、無理に学費を払って大学を出る必要はないのに、とりあえず大学に通う。(売り子やセールスマンが他より劣る職業という意味ではなく、大学では必要なノウハウが得られないという意)
勉強を続けたい人のすべてが勉強を続けられるのが理想で、そのためには学費を全額国が負担しても良いと思うが、四年制大学に通う学生の何割が、そういう意思を持って進学したんだろうか。
学生が多いから、大学の教員は講義や事務仕事が多くて、自分の研究に割く時間はない。教員の人数も必要になって、科研費も取り合うことになる。
書類と会議 (スコア:1, 興味深い)
日本の研究者の満足度が低い理由って「雑用」が多いことに尽きると思いますが。。
国内2機関(内教育職1回)の後、現在海外にいますが、
こちらの研究者を見ていると、会議と雑用書類が圧倒的に少ないですね。
専攻レベルの会議は月1回(1時間の時間制限付き)
会議の中身は議論ではなく、連絡と意志決定
教務委員会とか安全委員会なんて言う馬鹿な会議は一つもありません。
あとは無駄な書類がほとんどありませんね。
日本だと海外学会に行くために、外国出張承認願、旅程表、航空運賃見積もり、旅行命令簿、出張報告書等々で10ページ程の書類を作る必要がありますが、こちらでは領収書を紙に貼り付けて提出するだけ。海外学会に学生だけでいかせようとすると、これまた2-3ページ程の理由書を書かされますが、こっちではそんなバカな書類は一切必要なし。
その代わり、研究費の報告書は結構厳しいです、毎年、9.5ポイントの書式制限付で5ページ分ほど要求されます(2000-3000 words位でletter 1本文位の量ですね)。あと、自分がいる国だと、日本の助教レベルは毎年1コマ講義の受け持ち、ポスドクでも人によっては講義の受け持ちがあったりします。
Re: (スコア:0)
ノーベル賞は歴史的に欧米の研究者が優遇されてきました(最近はそれほどでもないけど)
ノーベル財団自体は私的かつ恣意的な団体なので問題ないのですが
Re: (スコア:0)
なるほど。
排出率20倍を覆すほどの優遇、というわけですか?
それは酷いな~。
じゃ、他の基準で比較するべきですかね。
Re: (スコア:0)
例えば科学技術の進歩への貢献を測りたい,のであれば,当然,ノーベル賞は
比較の基準にならないですよね〜.
#他に良い基準も思いつきませんが...
あと,欧州系が優遇というか,なんかあちら系の学者サロンに入っていないと
されない評価がある,っというのも実感としてありますねぇ.へつらった方が
楽というか何というか...
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
科学立国(笑)な状態になって困る人って誰だ?
一般人には、「何となく嫌だなぁ」程度にしか影響がなさそうだけど。
具体的に数字でどう変化してどう影響があるか見たいんだが・・・。
Re: (スコア:0)
昭和初期みたいに軽工業で稼ぐ国になるんですね。
わかります。
Re: (スコア:0)
科学はこれこれ役に立つというスキームで考える限り、「じゃあお前のくだらん研究よりももっと役に立つ研究に投資しよう」と言われるだけだし、かといって日本は階級としてのインテリが存在しないので、科学者や作家などの居場所はないんだよね。そのかわり大衆の知的レベルが他所より多少は上だけど。
Re:頭と尻尾 (スコア:1)
どこと比べているのかは知らんけども、下を見て安心しているようだと駄目だよね。
Re: (スコア:0)
まず、「知的水準」「教育水準」「生活水準」といった言葉は、個人の性質ではなく集団のレベルを指すものだということは、すぐにわかると思います。
「俺の生活水準は低い」というのは「俺は貧乏だ」のレトリックとしてはありですが、そうでなければ意味が通りません。
私も「大衆の知的レベル」とわざわざ断りましたし、知的レベルが低い=そいつはバカ、と言う主張ではないことは明らかです。
知的水準にはっきりした定義はないでしょうが、知的水準は教育だけで決まるものではありませんし、教育水準では初等教育と高等教育
Re: (スコア:0)
「痛い」って、それ、あなたが差別が嫌いなのか、
差別はいけないと思ってるのかしらないけど、
理由もなしに痛いとか決め付けるのはどうかと思うよ。
私は、差別は人の自然な感情であって
抑圧すべきものじゃないと思う。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
中曽根はすぐに誤解を招いたことを謝罪したが決して訂正はしなかった。
米政府や抗議した議員連盟などは訂正なしの謝罪を受け入れた。つまり誤解をとき中曽根発言を正しく理解した。
(ただし中曽根発言は他の大きな問題をはらんでいる)
Elbereth氏やマイナスモデ氏は無知なバカだというのは間違いがないが(バカのために補足しておくと、この文脈において、だよ)、知的水準が低いかどうかはわからない。
Re:頭と尻尾 (スコア:1)
そういう論調がちょくちょくあるけど、 こういう人たちはジャパンパッシングの頃に、「日本は(欧米の)基礎研究にただ乗りしておいしいとこだけ取りやがって」、って反感を買ったことをもう忘れてしまったんだろうか。(三方良しって言った昔の人はよくわかってる。) ODAや自衛隊派遣なんかよりよっぽどいい国際貢献だと思うんだけど。
#あ、元ACさんがそう思ってるわけではないというのはなんとなくわかります。
Re: (スコア:0)
もしかして:ジャパンバッシング [wikipedia.org]?
# ジャパンがパッシング(無視)されようとしているのは今、現在でしょ。
# で、当時のジャパンと同じような理由(アメリカの対中貿易赤字増大)でチャイナバッシングが起きつつ...あるのかな?
Re: (スコア:0)
残念ながら(日本の多くの)科学者は他人を説得するレトリックをきわめて欠いているように思えます。むしろ軽蔑しているようにすら見える。