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4gamer.net [4gamer.net]情報だとWiFiのみモデルにはGPSが付かないようで。GPS利用のソフトをまともに出す気が無いのか、WiFiバージョンをあまり売る気が無いのか…
携帯機器につめる程度のGPSだと、自分の位置の割り出しにA-GPSを使わざるを得ない(自立でやるとすごく時間がかかる)という理由じゃないかと勝手に思ってるんですけど、最近のスマートフォンだとWiFiを使ってアシストするGPSが出てきてますよね。
iPad/iPhoneといい、なんでこんなふうになってるんでしょ。教えてえらい人!
3GとGPSのコンボになった3Gチップセットが最近多くて、それを採用するからです。3Gモジュールを抜いてしまうと同じパッケージに入ってるGPSも取れてしまう。跡地にGPSだけの別設計のボードを入れたり、チップメーカーが3G抜きでGPSのみのピン互換なチップを作ってくれたりすれば別かもしれませんが、コスト的に見合わないんでしょう。
3Gなしだと位置情報を収集できなくなるからだと思ってた。
ナビのように連続して使うようなものなら最初が遅いのは許容できそうですが、行く先々で単発的に利用する国盗りゲーム的なものだと遅さに耐えられない気が。
リンゴ系が早いのは、WiFiの位置情報を蓄積していて基地局アシストの代わりに使ってたりするのかな?
デジカメの場合ですが、GPSアシストデータといって予め衛星の軌道予測を持たせることにより、測位時間を短縮する仕組みがあるそうです。処理能力的には余裕でしょうし、アップデートも自力で拾えるのですから、これぐらいは対応させてもらいたいものです。http://support.d-imaging.sony.co.jp/www/cyber-shot/products/benri/gps_... [sony.co.jp]
それ、他では当たり前(少なくともスマートフォン・携帯電話ではあたりまえ)の事を、デジカメに持たせたと言うだけの話であって、常識的にGPSは事前に衛星軌道データを持っておく「ウォームスタート」が当たり前です。当たり前だからそれをしても早くならない。
そのアシストデータというものの正体は「アルマナックデータ」と呼ばれるもの。これは衛星の軌道情報で、そもそもこれが無いと位置を検出することはできないというデータです。通常、これも衛星から発信されているデータで、衛星から受信するようになっているが、これのデータの受信に数分、最大で10分ぐらいかかってしまう。ただ賞味期限が一週間から一ヶ月ほどあるので、一度受信したらそのデータを持っておく状態にすることでその過程を省略して位置をする事ができます。(これをウォームスタートという)
件のデジカメは、あらかじめこのデータ(他の機器向けにも、米沿岸警備隊がネットで公開している [uscg.gov]していたりする。もちろんSonyの奴はこれそのものでは無いと思う)を持っておく事によって受信を省略あるいは簡略化し、早くしようとするものだと思われます。電源を入れて、すぐ切るような使い方が多く、またバッテリーの持続が重要なデジカメならではの工夫だと思います。次世代PSPもこの手法を取る可能性もなくはないでしょうが、ちょっと考えにくいと思いますね。
ちなみにこれ、その他のGPS機器ではどうしているかというと、大抵は前回受信したデータを保存しておくことようになっていると思います。さらに高度なものだと、スリープモード中にデータの鮮度が下がってくると定期的に自分で起動してきて情報を更新するようになっていたりとか(スマートフォンは大抵この方法。GPSを切っていると電池の持ちが違うのはこれがなくなるから…らしいけどよく知らない)、携帯通信網からデータを取ってきたり、GPSの受信感度を高めることでできる限り素早く受信しようとしていたりだとか工夫している。(もちろん工夫して無くて、起動してから数分自分の位置を見失ったままでいる奴もかなりある)なので、ダウンロードしてきて、専用のソフトをWindowsで起動し、転送するというようなのはどちらかというと、デジカメでバッテリーの持続時間等を両立しながら素早いGPSによる位置検出をするための苦肉の策というべきもので、これが革新的な技術ではないです。むしろどうしてもできないから、仕方なしにやってる感じかも。
で、ガラケーやフィーチャーフォンがやってるA-GPS、あるいはiPhoneやAndoroid等のスマートフォン、一部のPCに付けられるGPSユニットが行っているWifi補助のGPSは何をやっているかというと、それに加えて「エフェメリクスデータ」というものを素早く受信できるようにすることによってスピードを速めています。アルマナックデータはGPS衛星の軌道データだと先に書きましたが、エフェメリクスデータというのは簡単に言うと正確な時刻とその時刻を発信したGPSの衛星IDからなるデータで(本当はもっといろいろとあるけど)、これをいろいろとごにょごにょすると位置情報を計算することができます。このエフェメリクスデータの受信を早めているのです。
どうやってエフェメリクスデータを素早く受信できるようにしているかというと、あらかじめWifi APの情報や携帯の基地局情報などから非常に大まかでも「今どのあたりにいて、アルマナックデータによると、このあたりだと○○番の衛星が見えるはずだ」と言う事をあらかじめ見当をつけておき、想定される衛星を重点的に走査する事によって、全部の衛星を総当たりで確認するよりも素早く位置情報を計算している(あるいは室内などの電波環境が悪いところでも受信できている)、と言うものです。(昔の携帯では圏内でないとGPSが使えないものがあったが、それはGPS信号(自然に発生する電波より弱い信号)を受け取る能力が低く、あらかじめどの衛星の信号を受けられるか知っていないと受信できなかったから…ではないかと思います)
GPSを使う装置が一度GPS信号を受信して、自分の居場所がわかっている状態になると位置の検出が安定するのは、どの衛星を使って自分の位置を検出しているかと言う事を知っていて、そこからの情報に耳を傾けている状態になっているからです。
ちなみに、あらかじめ他のGPS装置で受信したエフェメリクスデータを突っ込んでおき、すでに「衛星を掴んでいる」状態から位置検出を始めるのを「ホットスタート」と言います。これはたとえばGPSを使った小型無人ヘリや無人重機…有り体にいうとミサイルだとかそういうものはホットスタートであることが多いです。さらにそれらに対してアルマナックデータも、エフェメリクスデータもない状態から位置検出を始める状態を「コールドスタート」と言い、検出までかかる時間は「コールドスタート>ウォームスタート>ホットスタート」の順番になります。(ただ、ホットスタートの状態でも衛星の巡りが悪いと時間がかかっちゃったりしていろいろあるにはあるんだけど…)
昔の携帯では圏内でないとGPSが使えないものがあったが、それはGPS信号(自然に発生する電波より弱い信号)を受け取る能力が低く、あらかじめどの衛星の信号を受けられるか知っていないと受信できなかったから…ではないかと思います
これは違いますよ。昔のケータイのGPSは「MS Assisted」 [itmedia.co.jp]方式といって、端末はGPSの電波を受信するだけで、位置計算は全てサーバ側で行っていました
また,衛星から受信した電波を元に,現在位置を割り出すわけだが「端末は測位を行わない」と金子氏は言う。衛星から受け取った情報をいったん基地局に送信し,CDMAネットワークに接続されたサーバが測位を行う仕組みだ。 [itmedia.co.jp]
処理能力の余裕を使っちゃうと電力に跳ね返るからなぁ…。PS3みたいにACで使うのならアリだろうけど、携帯機だと要高度判断事項だな。
それにしても3G+GPSチップのボードってそんなに高いのですかね。iPadとかPSV以上に3Gのが高い。ファームウェアとかは共通で通るように作るだろうし、iPadみたいに大きな部品の差があっても違いすぎる感が。チップの値段がそうまでではないなら3G+GPSのチップ載せて無効化とかすれば良いのに、と。PCと違ってNGP対応ゲームを売るときに下位のWiFiモデル非対応とするわけにはいかないだろうから詳細な位置を必要とするようなゲームが出なくなるのではないかな。
あと、個人的にはH.264 High Profile対応ってのが。1080p対応だよね? ね!
>>チップの値段がそうまでではないなら3G+GPSのチップ載せて無効化とかすれば良いのに、と。
恐らく、3Gモデルでトントンかやや黒、WiFiモデルでギリギリ赤、っていう価格設定なんじゃないかなと思います。
3DSの値段を考えた場合に、全体的に値段が上回ってる、ってのは恰好がつかないので、赤覚悟で、WiFiモデルの値段を下げてきたのではないかと。
赤字ギリギリで設計してる場合、使いもしないチップを載せて無効化、なんて事はやってられないのでは?
契約してない端末を見逃してつなげてあげるほど、通信会社って甘くないんじゃね?
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり
GPSは3G付きモデルだけらしいけど (スコア:0)
4gamer.net [4gamer.net]情報だとWiFiのみモデルにはGPSが付かないようで。
GPS利用のソフトをまともに出す気が無いのか、WiFiバージョンをあまり売る気が無いのか…
Re:GPSは3G付きモデルだけらしいけど (スコア:0)
携帯機器につめる程度のGPSだと、自分の位置の割り出しにA-GPSを使わざるを得ない(自立でやるとすごく時間がかかる)という理由じゃないかと勝手に思ってるんですけど、
最近のスマートフォンだとWiFiを使ってアシストするGPSが出てきてますよね。
iPad/iPhoneといい、なんでこんなふうになってるんでしょ。
教えてえらい人!
Re:GPSは3G付きモデルだけらしいけど (スコア:5, 参考になる)
3GとGPSのコンボになった3Gチップセットが最近多くて、それを採用するからです。3Gモジュールを抜いてしまうと同じパッケージに入ってるGPSも取れてしまう。跡地にGPSだけの別設計のボードを入れたり、チップメーカーが3G抜きでGPSのみのピン互換なチップを作ってくれたりすれば別かもしれませんが、コスト的に見合わないんでしょう。
Re: (スコア:0)
3Gなしだと位置情報を収集できなくなるからだと思ってた。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ナビのように連続して使うようなものなら最初が遅いのは許容できそうですが、
行く先々で単発的に利用する国盗りゲーム的なものだと遅さに耐えられない気が。
リンゴ系が早いのは、WiFiの位置情報を蓄積していて基地局アシストの代わりに使ってたりするのかな?
Re: (スコア:0)
デジカメの場合ですが、GPSアシストデータといって予め衛星の軌道予測を持たせることにより、測位時間を短縮する仕組みがあるそうです。処理能力的には余裕でしょうし、アップデートも自力で拾えるのですから、これぐらいは対応させてもらいたいものです。
http://support.d-imaging.sony.co.jp/www/cyber-shot/products/benri/gps_... [sony.co.jp]
Re:GPSは3G付きモデルだけらしいけど (スコア:5, 参考になる)
それ、他では当たり前(少なくともスマートフォン・携帯電話ではあたりまえ)の事を、デジカメに持たせたと言うだけの話であって、常識的にGPSは事前に衛星軌道データを持っておく「ウォームスタート」が当たり前です。当たり前だからそれをしても早くならない。
そのアシストデータというものの正体は「アルマナックデータ」と呼ばれるもの。
これは衛星の軌道情報で、そもそもこれが無いと位置を検出することはできないというデータです。
通常、これも衛星から発信されているデータで、衛星から受信するようになっているが、これのデータの受信に数分、最大で10分ぐらいかかってしまう。ただ賞味期限が一週間から一ヶ月ほどあるので、一度受信したらそのデータを持っておく状態にすることでその過程を省略して位置をする事ができます。(これをウォームスタートという)
件のデジカメは、あらかじめこのデータ(他の機器向けにも、米沿岸警備隊がネットで公開している [uscg.gov]していたりする。もちろんSonyの奴はこれそのものでは無いと思う)を持っておく事によって受信を省略あるいは簡略化し、早くしようとするものだと思われます。電源を入れて、すぐ切るような使い方が多く、またバッテリーの持続が重要なデジカメならではの工夫だと思います。次世代PSPもこの手法を取る可能性もなくはないでしょうが、ちょっと考えにくいと思いますね。
ちなみにこれ、その他のGPS機器ではどうしているかというと、大抵は前回受信したデータを保存しておくことようになっていると思います。さらに高度なものだと、スリープモード中にデータの鮮度が下がってくると定期的に自分で起動してきて情報を更新するようになっていたりとか(スマートフォンは大抵この方法。GPSを切っていると電池の持ちが違うのはこれがなくなるから…らしいけどよく知らない)、携帯通信網からデータを取ってきたり、GPSの受信感度を高めることでできる限り素早く受信しようとしていたりだとか工夫している。(もちろん工夫して無くて、起動してから数分自分の位置を見失ったままでいる奴もかなりある)
なので、ダウンロードしてきて、専用のソフトをWindowsで起動し、転送するというようなのはどちらかというと、デジカメでバッテリーの持続時間等を両立しながら素早いGPSによる位置検出をするための苦肉の策というべきもので、これが革新的な技術ではないです。むしろどうしてもできないから、仕方なしにやってる感じかも。
で、ガラケーやフィーチャーフォンがやってるA-GPS、あるいはiPhoneやAndoroid等のスマートフォン、一部のPCに付けられるGPSユニットが行っているWifi補助のGPSは何をやっているかというと、それに加えて「エフェメリクスデータ」というものを素早く受信できるようにすることによってスピードを速めています。アルマナックデータはGPS衛星の軌道データだと先に書きましたが、エフェメリクスデータというのは簡単に言うと正確な時刻とその時刻を発信したGPSの衛星IDからなるデータで(本当はもっといろいろとあるけど)、これをいろいろとごにょごにょすると位置情報を計算することができます。このエフェメリクスデータの受信を早めているのです。
どうやってエフェメリクスデータを素早く受信できるようにしているかというと、あらかじめWifi APの情報や携帯の基地局情報などから非常に大まかでも「今どのあたりにいて、アルマナックデータによると、このあたりだと○○番の衛星が見えるはずだ」と言う事をあらかじめ見当をつけておき、想定される衛星を重点的に走査する事によって、全部の衛星を総当たりで確認するよりも素早く位置情報を計算している(あるいは室内などの電波環境が悪いところでも受信できている)、と言うものです。(昔の携帯では圏内でないとGPSが使えないものがあったが、それはGPS信号(自然に発生する電波より弱い信号)を受け取る能力が低く、あらかじめどの衛星の信号を受けられるか知っていないと受信できなかったから…ではないかと思います)
GPSを使う装置が一度GPS信号を受信して、自分の居場所がわかっている状態になると位置の検出が安定するのは、どの衛星を使って自分の位置を検出しているかと言う事を知っていて、そこからの情報に耳を傾けている状態になっているからです。
ちなみに、あらかじめ他のGPS装置で受信したエフェメリクスデータを突っ込んでおき、すでに「衛星を掴んでいる」状態から位置検出を始めるのを「ホットスタート」と言います。これはたとえばGPSを使った小型無人ヘリや無人重機…有り体にいうとミサイルだとかそういうものはホットスタートであることが多いです。さらにそれらに対してアルマナックデータも、エフェメリクスデータもない状態から位置検出を始める状態を「コールドスタート」と言い、検出までかかる時間は「コールドスタート>ウォームスタート>ホットスタート」の順番になります。(ただ、ホットスタートの状態でも衛星の巡りが悪いと時間がかかっちゃったりしていろいろあるにはあるんだけど…)
Re:GPSは3G付きモデルだけらしいけど (スコア:3, 参考になる)
これは違いますよ。昔のケータイのGPSは「MS Assisted」 [itmedia.co.jp]方式といって、端末はGPSの電波を受信するだけで、位置計算は全てサーバ側で行っていました
Re: (スコア:0)
処理能力の余裕を使っちゃうと電力に跳ね返るからなぁ…。
PS3みたいにACで使うのならアリだろうけど、携帯機だと要高度判断事項だな。
Re: (スコア:0)
それにしても3G+GPSチップのボードってそんなに高いのですかね。iPadとかPSV以上に3Gのが高い。
ファームウェアとかは共通で通るように作るだろうし、iPadみたいに大きな部品の差があっても違いすぎる感が。
チップの値段がそうまでではないなら3G+GPSのチップ載せて無効化とかすれば良いのに、と。
PCと違ってNGP対応ゲームを売るときに下位のWiFiモデル非対応とするわけにはいかないだろうから
詳細な位置を必要とするようなゲームが出なくなるのではないかな。
あと、個人的にはH.264 High Profile対応ってのが。1080p対応だよね? ね!
Re:GPSは3G付きモデルだけらしいけど (スコア:1)
>>チップの値段がそうまでではないなら3G+GPSのチップ載せて無効化とかすれば良いのに、と。
恐らく、3Gモデルでトントンかやや黒、WiFiモデルでギリギリ赤、っていう価格設定なんじゃないかなと思います。
3DSの値段を考えた場合に、全体的に値段が上回ってる、ってのは恰好がつかないので、
赤覚悟で、WiFiモデルの値段を下げてきたのではないかと。
赤字ギリギリで設計してる場合、使いもしないチップを載せて無効化、なんて事はやってられないのでは?
Re:GPSは3G付きモデルだけらしいけど (スコア:1, すばらしい洞察)
技術的にも物理的にも可能ですが、脱獄&ファーム書き換えで有効化された際に損害を被るのが信会社になってしまうので、SONYの選択肢としてはあり得ません。
Re:GPSは3G付きモデルだけらしいけど (スコア:1)
契約してない端末を見逃してつなげてあげるほど、通信会社って甘くないんじゃね?