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消費者の多くがネット通販や量販店でステレオを購入する傾向にあり、
逸般の話なのか、一般の話なのか、どっち?
マニアの言う良い音の意味=原音に忠実
世間一般での良い音の意味=好みの音=人それぞれ
更に現代の販売形態は、非可逆圧縮でのオンラインストアが幅を効かせているので、逸般と一般の差は音源時点で開く一方。
普及機種である一般向けオーディアシステムは、音源に合わせて進化しているだけでしょう。原音に忠実なクオリティなど必要とされていない。
逸般向けオーディアシステムは、今まで通りオカルト含めて我道をいっているだけでしょう。高額購入は信仰の証みたいだしなんの問題もないし、買う音源すら一般とは異なる。そもそも、実物で聴かず、レビューも漁らずに買うわけなかろうて。
実際は以下のような感じだと思うんですけどね。
一般人=それなりに聞こえればOk
マニア=「自分好みの音」派もいれば「スペックが良ければ良い」派も「原音に忠実な方が良い」派もいる
ピュア=原音よりももっと先にあるイデアとも呼べる理想状態を召喚しようとしている信者
#ただし3つめは「ピュアオーディオ(笑)とか言ってネタにしている人だけが実在を信じている謎の存在」
よく誤解されるけど、オーディオマニアは必ずしも「原音通りだけが正義」とは思ってないんですよ。コンサートホールで聞くより無反響室で演奏された方が嬉しいマニアなんてどんだけ居るのかと。機器によって「味がある」のを前提に、これが素晴らしいあっちはイマイチだって言い合ってるのであって。
#ある程度以上のノイズやゆがみは確かにほとんどのマニアから嫌われるわけですが、#妙な希少価値により「これだよこの特有の歪みがたまらない」ってのも沸いてくるのがマニア道。
数値化する方法はある。
例えば、ITU-R勧告 BS.1284などは標準として認知されている方法。これは簡単に言うとMOS (Mean Opinion Score) なので (正確にはDMOSやCMOSもあるけどここでは割愛) 、多くの人が盲検で点数を付けて平均点が高いものを良い音とする。
この手の方法で、少なくとも一人のオーディオ評論家が非盲検で評価するよりは客観性の高い数値が出せるんだけど、厳密に標準準拠で測定すると結構な手間がかかるのが難点。厳密な環境の構築に加えて、老若男女の被験者をバランス良く集めたり、時間もコストもかかる。
オーディオの評論でこういった数値化があまり行われない理由が、上記の手間の問題なのかその他の理由 (数値化されてしまうと都合が悪い、単にこれらの方法を知らない、など) なのかは知りません。
原音からの劣化だけを測れれば良いのなら、客観的に数値を出す方法もある。比較的有名どころで言うと、ITU-R勧告 BS.1387 (PEAQ; perceived evaluation of audio quality) など。正確な値を出す場合は主観評価も併用する必要があるが、大雑把な値を出すだけならば単体でも使えないこともない (もちろん非推奨) 。また、元々はコーデックの劣化を評価するための手法だが、きちんとトルソーを使って録音すれば、オーディオ機器の評価に使えないこともない (これも本来の用途からは外れるので非推奨) 。PEAQは心理モデルを使って算出した各種パラメータを重み付けして数値化しているので、重みを変えればば味付けもできる可能性はある。調整がかなり面倒だが。
> 「いい音=原音に限りなく近い」
基本的に「いい音」という絶対評価はできないので別コメントで触れられている MOS であったり,またさらに細かい評価をするには,「音A」 と 「音B」に差があるかどうか・差があればどちらが良いか,というような評価をします.
「一般人には分からない高尚な話をしているんだ!」という人向けには「音響評価の専門家」による上記の盲検評価をすることもあります.
そしてハイエンドオーディオでこういう評価実験が行われないのは専門家にとって「差がでないことが自明」なので「金をつかってやる意味がない」ためです
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
いみふ (スコア:0)
逸般の話なのか、一般の話なのか、どっち?
マニアの言う良い音の意味=原音に忠実
世間一般での良い音の意味=好みの音=人それぞれ
更に現代の販売形態は、
非可逆圧縮でのオンラインストアが幅を効かせているので、
逸般と一般の差は音源時点で開く一方。
普及機種である一般向けオーディアシステムは、
音源に合わせて進化しているだけでしょう。
原音に忠実なクオリティなど必要とされていない。
逸般向けオーディアシステムは、
今まで通りオカルト含めて我道をいっているだけでしょう。
高額購入は信仰の証みたいだしなんの問題もないし、
買う音源すら一般とは異なる。
そもそも、実物で聴かず、レビューも漁らずに買うわけなかろうて。
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
実際は以下のような感じだと思うんですけどね。
一般人=それなりに聞こえればOk
マニア=「自分好みの音」派もいれば「スペックが良ければ良い」派も「原音に忠実な方が良い」派もいる
ピュア=原音よりももっと先にあるイデアとも呼べる理想状態を召喚しようとしている信者
#ただし3つめは「ピュアオーディオ(笑)とか言ってネタにしている人だけが実在を信じている謎の存在」
よく誤解されるけど、オーディオマニアは必ずしも「原音通りだけが正義」とは思ってないんですよ。
コンサートホールで聞くより無反響室で演奏された方が嬉しいマニアなんてどんだけ居るのかと。
機器によって「味がある」のを前提に、これが素晴らしいあっちはイマイチだって言い合ってるのであって。
#ある程度以上のノイズやゆがみは確かにほとんどのマニアから嫌われるわけですが、
#妙な希少価値により「これだよこの特有の歪みがたまらない」ってのも沸いてくるのがマニア道。
Re:いみふ (スコア:2)
結局は影響力の大きい人が「これはいい音」といえばいい音になる、みたいな。
もっと数値化できる方向に持って行けないもんでしょうかね。
オーディオ関係で食っている人達はそういうのをとってもいやがり、あくまで自分の感性のみで話しをして来ますが。
身近にいるんですが、うんざりです。
発振子の種類で音が変わるだと?クリスタルのジッタでさえ気になるだと?勘弁してください。
Re:いみふ (スコア:2, 興味深い)
数値化する方法はある。
例えば、ITU-R勧告 BS.1284などは標準として認知されている方法。これは簡単に言うとMOS (Mean Opinion Score) なので (正確にはDMOSやCMOSもあるけどここでは割愛) 、多くの人が盲検で点数を付けて平均点が高いものを良い音とする。
この手の方法で、少なくとも一人のオーディオ評論家が非盲検で評価するよりは客観性の高い数値が出せるんだけど、厳密に標準準拠で測定すると結構な手間がかかるのが難点。厳密な環境の構築に加えて、老若男女の被験者をバランス良く集めたり、時間もコストもかかる。
オーディオの評論でこういった数値化があまり行われない理由が、上記の手間の問題なのかその他の理由 (数値化されてしまうと都合が悪い、単にこれらの方法を知らない、など) なのかは知りません。
Re:いみふ (スコア:3, 興味深い)
結局は聞く人の好みでいい音悪い音が評価されてしまう。
本来は「いい音=原音に限りなく近い」なのでしょうけど、やはり味付け(音質)が評価されるわけで。
評論家がいう「奥行きがある」とか「輪郭がしっかりしている」「まったりとしてこくがあり、それでいてくどくない」なんてのが数値で表すことができれば「このセットはこういう特性を好む方に向いています」という作り方・売り方も出てくると思うんですけどね。
私みたいな素人が「値段の割に音がいい」というのを買って「ちょっと音質が好みじゃないなぁ」というのも減ると思うんですよ。
Re:いみふ (スコア:1)
原音からの劣化だけを測れれば良いのなら、客観的に数値を出す方法もある。
比較的有名どころで言うと、ITU-R勧告 BS.1387 (PEAQ; perceived evaluation of audio quality) など。
正確な値を出す場合は主観評価も併用する必要があるが、大雑把な値を出すだけならば単体でも使えないこともない (もちろん非推奨) 。また、元々はコーデックの劣化を評価するための手法だが、きちんとトルソーを使って録音すれば、オーディオ機器の評価に使えないこともない (これも本来の用途からは外れるので非推奨) 。
PEAQは心理モデルを使って算出した各種パラメータを重み付けして数値化しているので、重みを変えればば味付けもできる可能性はある。調整がかなり面倒だが。
Re: (スコア:0)
> 「いい音=原音に限りなく近い」
基本的に「いい音」という絶対評価はできないので
別コメントで触れられている MOS であったり,
またさらに細かい評価をするには,
「音A」 と 「音B」に差があるかどうか・差があればどちらが良いか,
というような評価をします.
「一般人には分からない高尚な話をしているんだ!」という人向けには
「音響評価の専門家」による上記の盲検評価をすることもあります.
そしてハイエンドオーディオでこういう評価実験が行われないのは
専門家にとって「差がでないことが自明」なので
「金をつかってやる意味がない」ためです