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驚いたことに、コダックが変化に抵抗する紋切り型の日本企業のように行動し、富士フイルムが柔軟な米国企業のように行動したのだ。
ということだそうです。
その記事、富士フイルムとコダックが元々同じような業態だというところに立ちすぎててちょっと微妙だよ。とりあえずコダックにはない優良事業として、富士フイルムグループには富士ゼロックスがある。コダックも富士フイルムも近頃の売上げ規模は2兆円ぐらいなんだけど、そこの中で9千億円の売上げを持つ富士ゼロックス(富士フイルムが75%株を持ってる)が一言も出てこないのは、経済分析としてはいかがなものかと。
買った?1962年の設立時点から富士ゼロックスなんじゃ?その後、出資比率が50:50から75:25(もちろん富士フイルムが75)に変わりはしたが。
#合弁相手は米ゼロックスじゃなくて英ゼロックスなんだよな
富士ゼロックスは設立当初からゼロックスと富士フィルムとの合弁会社ですね。ただしおっしゃるとおり「できたときから優良事業だったわけじゃない」ってのは同感です。だからこそ分析に出てくるべきだと思うんですよ。
富士ゼロックスはフイルム企業が経験したような急速な経営環境の変化を経験しています。それはゼロックス社から独占許諾を受けてた各種特許が切れた時。それも米ゼロックスとは違う形で。ここら辺もいろいろと調べると面白いんですが、富士ゼロックスは今じゃコピー機のシェアじゃトップじゃないんですよね。だが、コピー枚数ベースだと依然とし
なるほど。印刷機部門で先に変革を迫られていたから フィルム部門でも変革を起こすのは容易だったということですかね。
しかし、素人の私の考えだと、コダックは自社でデジタルカメラを開発し、 変革への意思はあったように見えるし、先行者としてのアドバンテージで、 今のニコンやキヤノンのような位置にいてもおかしくはなかったのではないか、 と思えてしまう。 実際2002年にコダックはプロ用のデジタル一眼レフカメラを発表していますが (参考: いよいよ到来した35mmフルサイズ1,000万画素超時代 [impress.co.jp]) 、当時としては最高クラスの性能で、しかも安かった。 あのまま順調に進んでいれば、富士フィルムのように多角化しなくても 立派に業態転換可能だったと思えてしまうのです。 印刷機部門があったとかそのようなことが本当に本質的な問題だったのでしょうか。
やはりカメラを作るというのは単にセンサーを作るということとは違う ことなんだろうとは思いますが、それを言えばカメラメーカーだってこれまでは レンズとその周辺を作っていたのが、今度はフィルムに相当する部分まで 作ることをやっているわけですからね。
なるほど。印刷機部門で先に変革を迫られていたからフィルム部門でも変革を起こすのは容易だったということですかね。
そういう風にばらばらに安易に考えてないかって話だろ。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
つぶれたか (スコア:4, 興味深い)
驚いたことに、コダックが変化に抵抗する紋切り型の日本企業のように行動し、富士フイルムが柔軟な米国企業のように行動したのだ。
ということだそうです。
Re:つぶれたか (スコア:1)
その記事、富士フイルムとコダックが元々同じような業態だというところに立ちすぎててちょっと微妙だよ。
とりあえずコダックにはない優良事業として、富士フイルムグループには富士ゼロックスがある。
コダックも富士フイルムも近頃の売上げ規模は2兆円ぐらいなんだけど、そこの中で9千億円の売上げを持つ富士ゼロックス(富士フイルムが75%株を持ってる)が一言も出てこないのは、経済分析としてはいかがなものかと。
Re: (スコア:0)
# だいたい儲かってるなら売ってくれるわけないしな
Re: (スコア:0)
買った?1962年の設立時点から富士ゼロックスなんじゃ?
その後、出資比率が50:50から75:25(もちろん富士フイルムが75)に変わりはしたが。
#合弁相手は米ゼロックスじゃなくて英ゼロックスなんだよな
Re: (スコア:0)
富士ゼロックスは設立当初からゼロックスと富士フィルムとの合弁会社ですね。
ただしおっしゃるとおり「できたときから優良事業だったわけじゃない」ってのは同感です。だからこそ分析に出てくるべきだと思うんですよ。
富士ゼロックスはフイルム企業が経験したような急速な経営環境の変化を経験しています。それはゼロックス社から独占許諾を受けてた各種特許が切れた時。それも米ゼロックスとは違う形で。ここら辺もいろいろと調べると面白いんですが、富士ゼロックスは今じゃコピー機のシェアじゃトップじゃないんですよね。だが、コピー枚数ベースだと依然とし
Re:つぶれたか (スコア:2)
なるほど。印刷機部門で先に変革を迫られていたから フィルム部門でも変革を起こすのは容易だったということですかね。
しかし、素人の私の考えだと、コダックは自社でデジタルカメラを開発し、 変革への意思はあったように見えるし、先行者としてのアドバンテージで、 今のニコンやキヤノンのような位置にいてもおかしくはなかったのではないか、 と思えてしまう。 実際2002年にコダックはプロ用のデジタル一眼レフカメラを発表していますが (参考: いよいよ到来した35mmフルサイズ1,000万画素超時代 [impress.co.jp]) 、当時としては最高クラスの性能で、しかも安かった。 あのまま順調に進んでいれば、富士フィルムのように多角化しなくても 立派に業態転換可能だったと思えてしまうのです。 印刷機部門があったとかそのようなことが本当に本質的な問題だったのでしょうか。
やはりカメラを作るというのは単にセンサーを作るということとは違う ことなんだろうとは思いますが、それを言えばカメラメーカーだってこれまでは レンズとその周辺を作っていたのが、今度はフィルムに相当する部分まで 作ることをやっているわけですからね。
Re: (スコア:0)
なるほど。印刷機部門で先に変革を迫られていたから
フィルム部門でも変革を起こすのは容易だったということですかね。
そういう風にばらばらに安易に考えてないかって話だろ。
Re:つぶれたか (スコア:1)
その記事の最後にあるイノベーションのジレンマの観点からコダックの危機をまとめた関連記事もありますね。
破壊的技術の犠牲となった米コダック (2011.10.04)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/24466 [ismedia.jp]
この英フィナンシャル・タイムズ紙の記事はわかりやすくまとまってるように思う。
既存バージョンよりも安く、当初は性能が劣る技術に
実現可能な最高品質で顧客が求める製品を提供することで
今の地位を築いてきた企業が対応するのは難しいってのは
日本のメーカーでも携帯電話とか身につまされる企業は多そうだ。
こっちの記事も最後は富士フイルムとの比較で締められてるけど
文字通りイノベーションのジレンマを乗り切った富士フイルムの経営者はもうちょっと賞賛されてもいいんじゃなかろうか。
あれほど短期間に利益率の高い中枢事業が消えたにも関わらず会社を維持できてるんだから
コダックと比較するまでもなくたいしたもんだと思う。
Re:つぶれたか (スコア:1)