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大学の講義の一環として、アンケートの集計をした。平均値だけでなく分散なども求めて、ヒストグラムを描いて、2つの集団の平均値の差の検定もやって、やっと分かったように思う。高校の数学Cでも分散などを勉強したはずだけれど、今の方が理解度は上がっているはず。
# 集団の代表値として平均が妥当なのかの検討はあまりされないよなあ。# 年間の所得は区分けをして最頻値を出すほうがよさそうかな?
健康食品・美容関係のテレビショッピングなんかを見ていて、骨年齢とか肌年齢とかでてきますが、出てくる人のほとんどは平均値から大きくかけ離れた人ばかりで、みんな驚いている様子がありますね。テレビショッピングのあの放送の勢いで、例えば:
日本人の80%以上で骨年齢が実年齢を15歳以上上回っているという研究データがあります。
などと放送されたら、それについて何の疑いも持たずに真に受ける主婦なんかが多数いそうですよねぇ。
つまりはこの場合は、残りの20%の中に骨年齢がずば抜けて若い人たちが(飛んだ値)存在していて、それで平均値を押し下げて
模試の成績とかで,別の模試の母集団から偏差値を求めて,合格確率が云々とかあったなぁ.
本で,統計で騙されない方法とか書いてる本があっても,結局書いてあることは,平均と最頻値は違うとか,母集団がちがうとか当たり前のことしか書いてないし.
統計的な数値だけじゃありませんけど、データというものは、まとめ方次第で、いかようにでも都合よく加工できるので、騙されないように、気を付けたいところですよねぇ。
データだけでなく、物事の因果関係の推論などでもそういうふうに思うこともあります。たとえば、ある人がの古傷が痛くなった次の日には必ず雨が降る、という事実がある場合に、
古傷が痛くなる ⇒ 雨が降る
と、いうふうに因果関係を推論したとすれば、日照りが続いて、雨が降ってほしいときに、その人の古傷を叩いたり、蹴ったりして痛くさせればよい…、となってしまいます。こういったことがいわゆる雨乞いの儀式といった、民間信仰のようなものになっていくのかとおもいます。(実際には古傷で雨乞いをしている文化なんかないでしょうけど…)
この場合の間違いは、因果関係の推論の仕方にあるわけですよね。実際のところは、
・低気圧 ⇒ 古傷が痛くなる ・低気圧 ⇒ 雨が降る
という関係(恐らく)だけれども、古傷が痛くなるのが、雨が降るのよりも、時間的に先だ、ということから、古傷が雨の原因だろうと推論した、というわけです。
健康食品とか美容関係の商品のテレビショッピングの番組の内容には、そういったところを誤解させるような、短絡的なものが多いように思われます。たとえば、その商品を使わない場合の《リファレンス条件》が設定されていない「検証」番組は、よくあります。
民間信仰や「ジンクス」や「都市伝説」なんかに、惑わされないようにするには、やはり、物事の考え方を訓練している必要があるかもしれません。そのためにも日々精進しないと… ですね。( ̄∀ ̄)
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
実際に使ってみて、初めて理解できた(気がする) (スコア:2)
大学の講義の一環として、アンケートの集計をした。
平均値だけでなく分散なども求めて、ヒストグラムを描いて、2つの集団の平均値の差の検定もやって、やっと分かったように思う。
高校の数学Cでも分散などを勉強したはずだけれど、今の方が理解度は上がっているはず。
# 集団の代表値として平均が妥当なのかの検討はあまりされないよなあ。
# 年間の所得は区分けをして最頻値を出すほうがよさそうかな?
Re: (スコア:1)
健康食品・美容関係のテレビショッピングなんかを見ていて、骨年齢とか肌年齢とかでてきますが、出てくる人のほとんどは平均値から大きくかけ離れた人ばかりで、みんな驚いている様子がありますね。テレビショッピングのあの放送の勢いで、例えば:
などと放送されたら、それについて何の疑いも持たずに真に受ける主婦なんかが多数いそうですよねぇ。
つまりはこの場合は、残りの20%の中に骨年齢がずば抜けて若い人たちが(飛んだ値)存在していて、それで平均値を押し下げて
そういえば (スコア:0)
模試の成績とかで,別の模試の母集団から偏差値を求めて,合格確率が云々とかあったなぁ.
本で,統計で騙されない方法とか書いてる本があっても,結局書いてあることは,
平均と最頻値は違うとか,母集団がちがうとか当たり前のことしか書いてないし.
Re:そういえば (スコア:1)
統計的な数値だけじゃありませんけど、データというものは、まとめ方次第で、いかようにでも都合よく加工できるので、騙されないように、気を付けたいところですよねぇ。
データだけでなく、物事の因果関係の推論などでもそういうふうに思うこともあります。たとえば、ある人がの古傷が痛くなった次の日には必ず雨が降る、という事実がある場合に、
と、いうふうに因果関係を推論したとすれば、日照りが続いて、雨が降ってほしいときに、その人の古傷を叩いたり、蹴ったりして痛くさせればよい…、となってしまいます。こういったことがいわゆる雨乞いの儀式といった、民間信仰のようなものになっていくのかとおもいます。(実際には古傷で雨乞いをしている文化なんかないでしょうけど…)
この場合の間違いは、因果関係の推論の仕方にあるわけですよね。実際のところは、
という関係(恐らく)だけれども、古傷が痛くなるのが、雨が降るのよりも、時間的に先だ、ということから、古傷が雨の原因だろうと推論した、というわけです。
健康食品とか美容関係の商品のテレビショッピングの番組の内容には、そういったところを誤解させるような、短絡的なものが多いように思われます。たとえば、その商品を使わない場合の《リファレンス条件》が設定されていない「検証」番組は、よくあります。
民間信仰や「ジンクス」や「都市伝説」なんかに、惑わされないようにするには、やはり、物事の考え方を訓練している必要があるかもしれません。そのためにも日々精進しないと… ですね。( ̄∀ ̄)