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ブリタニカが実際には何を売っていたのかを考えるとこの手の話は分かりやすいかと。
百科事典のメインターゲットは教育熱心な親と考えられます。自分自身で読んだり調べたりするために買うのではなく、子供のために買う。つまり、親が買っているものは百科事典というハードウェアというよりは「それを使って子どもが学習してくれる期待」と言えるのではないかと。そうであれば内容なんて二の次になるわけで、ブリタニカのように高額なものはEncartaやWikipediaのような低コストな代替物に対して勝ち目がない。日本国内では進研ゼミや公文などより直接的に「学習」を訴えるものも競合として考えられますね。
一方で、最近は「くらべる図鑑」シリーズのように、単なる百科事典ではなくテーマに沿って内容を充実させたものが好評とも聞きます。これなんかも「学習してくれる期待」をうまくくすぐることができているからと言えるのではないでしょうか。
ただ、ブリタニカや平凡社の事典は、もともと子供むけではないんだよね。
学研のセールスレディーが売っていた事典は、小中学生をターゲットに作られていたけど。
>「それを使って子どもが学習してくれる期待」
だとすると、wikipediaやencartaでは置き換えにならない気がする。子供部屋の本棚に百科事典があるということが重要なのですから。百科事典をめくる子供の姿に価値があるので、PCでは代替できないでしょう。ただ、その期待のために10万以上のお金を出せる家が減ったんですかね。辞典や図鑑がぼろぼろになるまで読んだ自分としては寂しい限り。
#甥っ子に小学館の百科事典セットを買ってあげたのでAC
>百科事典をめくる子供の姿に価値があるので、PCでは代替できないでしょう。
相互検索性の劣る重くて大きい紙媒体を読むよりも、電子媒体で相互参照しつつどんどん読んでいけるという実利を尊ぶ親が世代交代により増えてきたと言うことでは無かろうか。
#そして毎度のデジタルネイティブ論へ
書棚の飾り 要するにステータスを売ってたと思いますよ
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
ブリタニカは何を売っていたのか (スコア:3, 参考になる)
ブリタニカが実際には何を売っていたのかを考えるとこの手の話は分かりやすいかと。
百科事典のメインターゲットは教育熱心な親と考えられます。自分自身で読んだり調べたりするために買うのではなく、子供のために買う。つまり、親が買っているものは百科事典というハードウェアというよりは「それを使って子どもが学習してくれる期待」と言えるのではないかと。
そうであれば内容なんて二の次になるわけで、ブリタニカのように高額なものはEncartaやWikipediaのような低コストな代替物に対して勝ち目がない。日本国内では進研ゼミや公文などより直接的に「学習」を訴えるものも競合として考えられますね。
一方で、最近は「くらべる図鑑」シリーズのように、単なる百科事典ではなくテーマに沿って内容を充実させたものが好評とも聞きます。これなんかも「学習してくれる期待」をうまくくすぐることができているからと言えるのではないでしょうか。
Re:ブリタニカは何を売っていたのか (スコア:2)
ただ、ブリタニカや平凡社の事典は、もともと子供むけではないんだよね。
学研のセールスレディーが売っていた事典は、小中学生をターゲットに作られていたけど。
Re: (スコア:0)
>「それを使って子どもが学習してくれる期待」
だとすると、wikipediaやencartaでは置き換えにならない気がする。
子供部屋の本棚に百科事典があるということが重要なのですから。
百科事典をめくる子供の姿に価値があるので、PCでは代替できないでしょう。
ただ、その期待のために10万以上のお金を出せる家が減ったんですかね。
辞典や図鑑がぼろぼろになるまで読んだ自分としては寂しい限り。
#甥っ子に小学館の百科事典セットを買ってあげたのでAC
Re:ブリタニカは何を売っていたのか (スコア:1)
>百科事典をめくる子供の姿に価値があるので、PCでは代替できないでしょう。
相互検索性の劣る重くて大きい紙媒体を読むよりも、
電子媒体で相互参照しつつどんどん読んでいけるという実利を尊ぶ親が
世代交代により増えてきたと言うことでは無かろうか。
#そして毎度のデジタルネイティブ論へ
Re: (スコア:0)
書棚の飾り 要するにステータスを売ってたと思いますよ