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いや、長期間の調査でも「わからない」ということだと思います。なぜかというと福島住民の被曝量が集団として「影響が出るには少なすぎる」からです。
児玉龍彦氏の演説は立派でわかりやすいものしたが、内容は完全に一般向けで、科学者としてはメッセージを込めすぎ、一部不正確なところがあり、あおりすぎだと思いました。
そういう意味で「科学者としては」疑問符がつきます。(でも国会向けとしてはあれでいいとも思います。)
# 簡単に断言してしまう人は科学者じゃない。# 本当の科学者は科学の限界をよく知っているのだ。
科学者として科学的にはっきり断言できないことが多いのはよく分かります。特に現代は専門が非常に分化されているので横断的な領域は余計に難しい。ただ、科学者が研究をする意義としては広くは人類・社会に役立てるためであるので、一般向けにわかりやすいメッセージは必要です。
専門的な見地から跳んで一般的で総括的なお話になると、そして、特にそれって科学で取り扱える領域なの?という非常に広範囲で意味の広い質問に答えるには、相手の意図を読み取って、それなりに旨く「嘘をつく」能力が必要です。そして、それは科学と言うよりは政治に近い技能に
風呂敷を広げていいのはそれが大風呂敷だという理解を容易に共有できるものの間でだけ。一般向けにそういう断定調の風呂敷を広げるのはトンデモの始まりです。
専門家の間の大風呂敷は、一般から見ると結構専門的ですので巷で言うトンデモという代物ではありません。(おそらく一般の目に触れる物ではない)
研究者がトンデモなことを市民向けに言うのは、市民がそういう言い方を求めているからというのも結構あります。(専門的に話しても興味・理解を持ってくれないのであえてトンデモに話す)ここいらでどれだけ市民が納得してくれるのかが、旨い嘘の付き方と下手な嘘の付き方の差になります。
それとは別に、研究者の研究がどのような形で市民の目に触れるか?が問題になります。マスコミレベルが取り上げるような研究報告書。
これは一般にはかなり政治的です。似たような物で、ある予算での研究した成果報告書などもかなり政治的。元々が政治的な代物なので、組織の顔色をうかがうのが基本ですので、研究者の目から見ても内容はけっこうエエ加減な物が多いです。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
報告書は妥当だと思いますよ (スコア:3)
「そんなわけねーだろ」
と突っ込みたくなると思いますが
「癌を発病したとしても、原発事故に起因すると明確に特定することは難しいだろう」
に集約されちゃうと思うんですよね。
放射線は癌のリスクファクターであることは確かだけど,
癌という病気自体,他のリスクファクターの影響が大きすぎるんだよね。
Re: (スコア:0)
放射線とガンの関係なら被曝量が重要だから、今回の事故での被曝量の推定値がある程度の精度で計算されていないといけない。それが短期間の調査では無理だよ、ってことなんじゃないかな。
Re: (スコア:1)
いや、長期間の調査でも「わからない」ということだと思います。
なぜかというと福島住民の被曝量が集団として「影響が出るには少なすぎる」からです。
児玉龍彦氏の演説は立派でわかりやすいものしたが、内容は完全に一般向けで、
科学者としてはメッセージを込めすぎ、一部不正確なところがあり、あおりすぎだと思いました。
そういう意味で「科学者としては」疑問符がつきます。
(でも国会向けとしてはあれでいいとも思います。)
# 簡単に断言してしまう人は科学者じゃない。
# 本当の科学者は科学の限界をよく知っているのだ。
Re: (スコア:1)
科学者として科学的にはっきり断言できないことが多いのはよく分かります。特に現代は専門が非常に分化されているので横断的な領域は余計に難しい。ただ、科学者が研究をする意義としては広くは人類・社会に役立てるためであるので、一般向けにわかりやすいメッセージは必要です。
専門的な見地から跳んで一般的で総括的なお話になると、そして、特にそれって科学で取り扱える領域なの?という非常に広範囲で意味の広い質問に答えるには、相手の意図を読み取って、それなりに旨く「嘘をつく」能力が必要です。そして、それは科学と言うよりは政治に近い技能に
Re:報告書は妥当だと思いますよ (スコア:0)
風呂敷を広げていいのはそれが大風呂敷だという理解を容易に共有できるものの間でだけ。一般向けにそういう断定調の風呂敷を広げるのはトンデモの始まりです。
Re: (スコア:0)
専門家の間の大風呂敷は、一般から見ると結構専門的ですので
巷で言うトンデモという代物ではありません。
(おそらく一般の目に触れる物ではない)
研究者がトンデモなことを市民向けに言うのは、
市民がそういう言い方を求めているからというのも結構あります。
(専門的に話しても興味・理解を持ってくれないのであえてトンデモに話す)
ここいらでどれだけ市民が納得してくれるのかが、旨い嘘の付き方と下手な嘘の付き方の差になります。
それとは別に、研究者の研究がどのような形で市民の目に触れるか?
が問題になります。
マスコミレベルが取り上げるような研究報告書。
これは一般にはかなり政治的です。
似たような物で、ある予算での研究した成果報告書などもかなり政治的。
元々が政治的な代物なので、組織の顔色をうかがうのが基本ですので、
研究者の目から見ても内容はけっこうエエ加減な物が多いです。