アカウント名:
パスワード:
NICT・九大・富士通研究所、次世代標準の「ペアリング暗号」で278桁長の解読に成功:ITpro Activehttp://itpro.nikkeibp.co.jp/article/ActiveR/20120618/403386/ [nikkeibp.co.jp]
根本的な問題のようで、大々的に使われる前に発覚したのは幸いだったということなんでしょう。
これはペアリング暗号に使われている(特殊な形式の)離散対数問題を高速で解くことに成功したのか、あるいは一般的な離散対数問題を高速で解いてしまったのか、どっちなの?後者だったらペアリング暗号だけの脆弱性の問題ではなくなってくるのでは?
資料を見る限り、前者で合っていると思います。
問題設定と解読結果:問題の設定としては、まず、有限体GF(397 )をGF(3)[x]/(x97 + x16 + 2) として定め、超特異楕円曲線E(GF(397 )) y2 = x3 − x +1上の離散対数問題から、T η ペアリングを用いて有限体GF(3582 ) 上の離散対数問題に変換したものを用います。次に、楕円曲線上の点を( ( ) 4, ) π π Q = Int π + y , ( ( ) 15, ) e e Q = Int e + y とします。ただし、Int(π ) , Int(e)は、それぞれ円周率π = 3.14159...、ならびに自然対数の底e = 2.71828...を3進展開した値であり、e Q ,Q π は、各々楕円曲線上の点の条件を満たす最も近い値を求めたものです。これは、問題の恣意性(問題の答えが事前に分かっていることが疑われる設定)を排除するために行いました。以上の準備の下、T η ペアリングの値を計算し、以下に示す有限体GF(3582 )上の離散対数問題の解読実験を実施しました。(http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0312246_02.pdf より)
ちなみに離散対数問題は、一定の式においては解読可能であることが既に明らかになっています。PS3が不適切な実装を行ったECDSAを解読され、えらい目にあったのは記憶に新しい所。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
ソースを見ろ -- ある4桁UID
より詳細な情報 (スコア:2, 興味深い)
NICT・九大・富士通研究所、次世代標準の「ペアリング暗号」で278桁長の解読に成功:ITpro Active
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/ActiveR/20120618/403386/ [nikkeibp.co.jp]
根本的な問題のようで、大々的に使われる前に発覚したのは幸いだったということなんでしょう。
詳しい人教えて? (スコア:1)
これはペアリング暗号に使われている(特殊な形式の)離散対数問題を高速で解くことに成功したのか、あるいは一般的な離散対数問題を高速で解いてしまったのか、どっちなの?
後者だったらペアリング暗号だけの脆弱性の問題ではなくなってくるのでは?
Re:詳しい人教えて? (スコア:5, 参考になる)
資料を見る限り、前者で合っていると思います。
ちなみに離散対数問題は、一定の式においては解読可能であることが既に明らかになっています。PS3が不適切な実装を行ったECDSAを解読され、えらい目にあったのは記憶に新しい所。
Re:詳しい人教えて? (スコア:2)