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中国がレアアース生産で97%もシェアを持っていたのは、公害問題を考慮せず、安く採掘、精製を行っていたから。供給止めて価格が上昇してしまうと、公害対策を採った上で別の国で採掘、精製の供給が可能になってしまいます。レアアースっても物自体はレアでもなんでもなく、市場に出回る材料とか精製済みの資源が少ないだけですからねぇ。
特にレアアースは火山帯について回るようなので、環太平洋火山帯の日本には相当量のレアアースが眠ってるのは間違いない事実ですが、これを開発するには、公害抑制の技術を作り出して採掘、精製する必要があるため、現状の日本ではどうしようもないのというのも大きな事実として捕らえておく必要があります。
#精製時に副生成物として放射性物質のウランやトリウムが出るのがなぁ・・・#日本国内だと、法律の問題乗り越えても国民感情的に中々難しい気がする。
全然違います。レアアースがレアなのはホントにレアだからです。
以前にも書きました http://science.srad.jp/comments.pl?sid=537698&cid=1982778 [science.srad.jp] が、レアメタルには三種類
1.そもそも量が少ないもの2.ふんだんにあるけれど、まとまった鉱床としては滅多に存在しないもの(例:たとえばバナジウムは地殻1トンあたり230g含まれてるけど、薄く広く分布してるのでレアメタル扱い。 逆に銅なんかはトンあたり75gの含有度だけ
> レアアース鉱床には> 1.マグマだまりの中で固まったマグマ鉱床(大量の岩石が溶けたあとで、そのマグマ塊が比重にしたがって分離する過程で濃度が高くなった)> と> 2.高温多雨地帯で、花崗岩が風化し粘土化する過程で濃縮が進んだイオン吸着型鉱床> の二種類があって、
今回の南鳥島のやつは、どちらなのでしょうか?
生成プロセスが分ってないので結論は出てませんが、新たな種類に分類されるのでは?レアアース泥の利点は、以下の通り(1)膨大な資源量をもつこと(2)資源探査が容易なこと(3)レアアース含有量が高いこと(4)重レアアースに富むこと(5)放射性元素をほとんど含まないこと(6)希酸でレアアースを抽出でき製錬が容易なこと
欠点は今のところ以下の一つぐらいでしょうか(1)海底深層にあり採掘コストが高いこと
深海にあるのがネックですが、採掘技術的には湾口浚渫と類似の簡便な方法で行えます。実際に加藤泰浩教授も「採算性は高く、3年で商業化することが可能だ」とおっしゃってます。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
一番の問題は公害。 (スコア:1)
中国がレアアース生産で97%もシェアを持っていたのは、公害問題を考慮せず、
安く採掘、精製を行っていたから。供給止めて価格が上昇してしまうと、
公害対策を採った上で別の国で採掘、精製の供給が可能になってしまいます。
レアアースっても物自体はレアでもなんでもなく、市場に出回る材料とか
精製済みの資源が少ないだけですからねぇ。
特にレアアースは火山帯について回るようなので、環太平洋火山帯の日本には
相当量のレアアースが眠ってるのは間違いない事実ですが、これを開発するには、
公害抑制の技術を作り出して採掘、精製する必要があるため、現状の日本では
どうしようもないのというのも大きな事実として捕らえておく必要があります。
#精製時に副生成物として放射性物質のウランやトリウムが出るのがなぁ・・・
#日本国内だと、法律の問題乗り越えても国民感情的に中々難しい気がする。
Re: (スコア:5, 参考になる)
中国がレアアース生産で97%もシェアを持っていたのは、公害問題を考慮せず、
安く採掘、精製を行っていたから。供給止めて価格が上昇してしまうと、
公害対策を採った上で別の国で採掘、精製の供給が可能になってしまいます。
レアアースっても物自体はレアでもなんでもなく、市場に出回る材料とか
精製済みの資源が少ないだけですからねぇ。
全然違います。レアアースがレアなのはホントにレアだからです。
以前にも書きました
http://science.srad.jp/comments.pl?sid=537698&cid=1982778 [science.srad.jp]
が、レアメタルには三種類
1.そもそも量が少ないもの
2.ふんだんにあるけれど、まとまった鉱床としては滅多に存在しないもの
(例:たとえばバナジウムは地殻1トンあたり230g含まれてるけど、薄く広く分布してるのでレアメタル扱い。
逆に銅なんかはトンあたり75gの含有度だけ
Re:一番の問題は公害。 (スコア:0)
> レアアース鉱床には
> 1.マグマだまりの中で固まったマグマ鉱床(大量の岩石が溶けたあとで、そのマグマ塊が比重にしたがって分離する過程で濃度が高くなった)
> と
> 2.高温多雨地帯で、花崗岩が風化し粘土化する過程で濃縮が進んだイオン吸着型鉱床
> の二種類があって、
今回の南鳥島のやつは、どちらなのでしょうか?
Re:一番の問題は公害。 (スコア:3, 興味深い)
生成プロセスが分ってないので結論は出てませんが、新たな種類に分類されるのでは?
レアアース泥の利点は、以下の通り
(1)膨大な資源量をもつこと
(2)資源探査が容易なこと
(3)レアアース含有量が高いこと
(4)重レアアースに富むこと
(5)放射性元素をほとんど含まないこと
(6)希酸でレアアースを抽出でき製錬が容易なこと
欠点は今のところ以下の一つぐらいでしょうか
(1)海底深層にあり採掘コストが高いこと
深海にあるのがネックですが、採掘技術的には湾口浚渫と類似の簡便な方法で行えます。
実際に加藤泰浩教授も「採算性は高く、3年で商業化することが可能だ」とおっしゃってます。