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本家でもコメントがついてるけど、ドイツの家庭や企業が支払う電気料金は上昇し続けていて下がる気配はない。
下がっているのは電力事業者間の取引価格。ttp://www.gepr.org/ja/contents/20130304-03/税金で補填されるからどんだけ安く売っても懐は痛まないという、要は政府公認のダンピング。高い電気料金払った上に、税金でも自然エネルギー(笑)を買い支えている酷い状態。おかげで原子力どころか一般火力ですら民営発電事業は成り立たないぞと。
>再生エネルギーは、少なくとも量については原発や火力なんかより上です
言いかえると、再生エネルギーは「質」が悪いことも常識ってことかな。
必用な時間に必用な量を発電できないから、それを吸収するために揚水発電とかの対策がないと、最悪では発電したそばから熱に変えて捨てるということにもなりかねない。そこの対策部分はどうなってるんでしょうかね。
>言いかえると、再生エネルギーは「質」が悪いことも常識ってことかな。
おそらく理想は太陽光で水素を作って燃料電池で発電。大規模燃料電池にはもう一段のブレークスルーが必要でしょうけど。
いやー、余剰電力を水素の形で蓄えるのはどーかなあ。
水の電気分解の効率って諸説あるんだけど、10%~40%だわね。つまり、電気分解のためにぶちこんだ電力量の6割~9割がロスになっちゃうんだよね。更に水素を圧縮する際のロスや燃料電池の効率もあるし。
これは蓄電池や揚水発電の70%程度に比べると絶望的に低い効率となるわね。なので、有望なのは海水を用いる揚水発電なんじゃないかなーと思うんだけど。
まとめておきます。
>「水の電気分解の効率って諸説あるんだけど、10%~40%」
調べました限り、AC氏のこの表記は誤解を招くものです。
・一般的な工業用電気分解装置による水素生成の効率は、2012年時点で70%前後 [electrochemsci.org]とのことです。
実際の製品でも、装置全体の消費電力に対して6割(低位発熱量(LHV)ベース)/7割(高位発熱量(HHV)ベース)前後のエネルギーに相当する水素を得られるものが複数みつかります。・例1 [h-tec.com](定格電力ベースで14kWh×24時間入力で水素5.8kg、等。効率は最大75%)・例2 [www.ceth.fr](消費電力量5kWhあたり水素1Nm3、等)・例3 [itm-power.com](システム全体の効率が最低でも70%、最大77%)(参考:水素に関する諸定数はこのまとめ [www.hess.jp]が便利)また開発中のものでは、変換部の効率が8~9割前後のものも見つかります。・例 [ginerinc.com]と技術情報 [nrel.gov]
電気→水素→電気のRound-tripの効率なら3~4割程度になりますし [greenpeace-energy.de](独語ですが、PDFの20ページ目)、それはそれで揚水や蓄電池と比べて論じる意味もあるでしょう。しかし電気に戻さずに水素のまま利用(Power-to-Gas [mgssi.com])するならば、上記のように現状でも6割/7割以上の効率が得られます(ちなみに電力→メタンでも65%ぐらい [gasnaturally.eu](LHVなら55%ぐらい?)だそうです)。情報を追加しておけば、こうして電力から生成した水素のコストが2013年時点で既に4.19ポンド/kg、燃料電池車で使うと燃料費はディーゼル車の約半分 [itm-power.com]、などの例が見つかります。
以上より、・水素をまた電力に戻す場合は確かに効率が低いが、それでも3~4割程度は出せる。・水素のままで使う場合は現状でもシステム全体でも6~7割前後の効率が実現しており、また今後さらに向上が見込まれている。またコスト的にも、少なくとも現時点でガソリン等より安く生成できるようになっている。ということが言えます。
一方のAC氏は、資料に明示されている数値を無視して、電源容量を常時100%使い切るという非現実的な試算をされた上に「不思議ですね」などとご自分でおっしゃる [srad.jp]など、遺憾ながら電源容量と消費電力の違いも分かっておられないご様子で、指摘差し上げても [srad.jp]、訂正や具体的論拠の提示が無かったことを、付け加えておきます。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
下がっているのは事業者間の取引価格だけ。 (スコア:5, 興味深い)
本家でもコメントがついてるけど、ドイツの家庭や企業が支払う電気料金は上昇し続けていて下がる気配はない。
下がっているのは電力事業者間の取引価格。
ttp://www.gepr.org/ja/contents/20130304-03/
税金で補填されるからどんだけ安く売っても懐は痛まないという、要は政府公認のダンピング。
高い電気料金払った上に、税金でも自然エネルギー(笑)を買い支えている酷い状態。
おかげで原子力どころか一般火力ですら民営発電事業は成り立たないぞと。
Re: (スコア:-1)
再生エネルギーは、少なくとも量については原発や火力なんかより上です
殆どまともに計算している人はいませんが、計算してみるととてつもない量が発電される事が判る
書くと、どういう訳か否定されるんですが(笑)
電力事業なんて所詮利益誘導と政治がドロドロにまじりあったもの
上手くいかない原発にいつまでも固執しないで、こういう成功例に追従していくべきだ
でないと何回でも日本の電力政策は失敗してしまう
Re: (スコア:0)
>再生エネルギーは、少なくとも量については原発や火力なんかより上です
言いかえると、再生エネルギーは「質」が悪いことも常識ってことかな。
必用な時間に必用な量を発電できないから、それを吸収するために揚水発電とかの
対策がないと、最悪では発電したそばから熱に変えて捨てるということにもなりかねない。
そこの対策部分はどうなってるんでしょうかね。
Re: (スコア:0)
>言いかえると、再生エネルギーは「質」が悪いことも常識ってことかな。
おそらく理想は太陽光で水素を作って燃料電池で発電。
大規模燃料電池にはもう一段のブレークスルーが必要でしょうけど。
Re: (スコア:0)
いやー、余剰電力を水素の形で蓄えるのはどーかなあ。
水の電気分解の効率って諸説あるんだけど、10%~40%だわね。つまり、電気分解のためにぶちこんだ電力量の6割~9割がロスになっちゃうんだよね。更に水素を圧縮する際のロスや燃料電池の効率もあるし。
これは蓄電池や揚水発電の70%程度に比べると絶望的に低い効率となるわね。なので、有望なのは海水を用いる揚水発電なんじゃないかなーと思うんだけど。
電力→水素への変換効率まとめ (スコア:2)
まとめておきます。
>「水の電気分解の効率って諸説あるんだけど、10%~40%」
調べました限り、AC氏のこの表記は誤解を招くものです。
・一般的な工業用電気分解装置による水素生成の効率は、2012年時点で70%前後 [electrochemsci.org]とのことです。
実際の製品でも、装置全体の消費電力に対して6割(低位発熱量(LHV)ベース)/7割(高位発熱量(HHV)ベース)前後のエネルギーに相当する水素を得られるものが複数みつかります。
・例1 [h-tec.com](定格電力ベースで14kWh×24時間入力で水素5.8kg、等。効率は最大75%)
・例2 [www.ceth.fr](消費電力量5kWhあたり水素1Nm3、等)
・例3 [itm-power.com](システム全体の効率が最低でも70%、最大77%)
(参考:水素に関する諸定数はこのまとめ [www.hess.jp]が便利)
また開発中のものでは、変換部の効率が8~9割前後のものも見つかります。
・例 [ginerinc.com]と技術情報 [nrel.gov]
電気→水素→電気のRound-tripの効率なら3~4割程度になりますし [greenpeace-energy.de](独語ですが、PDFの20ページ目)、それはそれで揚水や蓄電池と比べて論じる意味もあるでしょう。
しかし電気に戻さずに水素のまま利用(Power-to-Gas [mgssi.com])するならば、上記のように現状でも6割/7割以上の効率が得られます(ちなみに電力→メタンでも65%ぐらい [gasnaturally.eu](LHVなら55%ぐらい?)だそうです)。
情報を追加しておけば、こうして電力から生成した水素のコストが2013年時点で既に4.19ポンド/kg、燃料電池車で使うと燃料費はディーゼル車の約半分 [itm-power.com]、などの例が見つかります。
以上より、
・水素をまた電力に戻す場合は確かに効率が低いが、それでも3~4割程度は出せる。
・水素のままで使う場合は現状でもシステム全体でも6~7割前後の効率が実現しており、また今後さらに向上が見込まれている。またコスト的にも、少なくとも現時点でガソリン等より安く生成できるようになっている。
ということが言えます。
一方のAC氏は、資料に明示されている数値を無視して、電源容量を常時100%使い切るという非現実的な試算をされた上に「不思議ですね」などとご自分でおっしゃる [srad.jp]など、遺憾ながら電源容量と消費電力の違いも分かっておられないご様子で、指摘差し上げても [srad.jp]、訂正や具体的論拠の提示が無かったことを、付け加えておきます。