「ロボットに仕事を奪われていくなか、取り残されないようにする方法とは」記事へのコメント

最後まで残ると思われてる仕事ほど、先に取って代わられるのではないだろうか

[oj.wake (39498)]

　この手の議論では、「簡単にできる仕事はロボットや人工知能にとって代わられる、だから仕事を奪われたくなければ、創造性の高い仕事や高い技能を必要とする仕事ができるようになるべきだ」
という論調が多いけど、本当にそうなるだろうか？

むしろそういう仕事ほど、先にロボットや人工知能に置き換えられていくのではないだろうか。
なぜなら、創造性の高い仕事や高い技能を必要にする仕事ほど、重要性は高い。
つまり、効率を上げるメリットが大きい。そして従事者は高い収益を得ている。
これをロボットや人工知能に置き換えられれば、大幅な費用削減になる。従事者はともかく、金を出す側、資本家にとってはメリットが大きい。

今は、ロボットや人工知能の能力には限界があるので人間に替えられる仕事は少ない。
しかし、ロボットや人工知能の進化させていく上で、わざわざ「替えやすい、替えても効果の低い」分野に注力するだろうか。
ロボットや人工知能が人間の能力にほぼ匹敵し、凌駕するようになったとき、先に置き換えられるのは、創造性の高い仕事や高い技能を必要とする仕事ではないだろうか。

Re:最後まで残ると思われてる仕事ほど、先に取って代わられるのではないだろうか

[Anonymous Coward]

いや、既にイラストのマスキングやらがレイヤー機能で自動化されている、レタリングもフォントという形で自動化されている、工業デザインも寸法とかのパラメータ差し替えで類似部品の図面を簡単に作成など、デザイナーの仕事なんてもう何十年も先から自動化されてきてるんだが。
ただし、ここいらが効率化されているのは、生産におけるボトルネックとなるため、その対策だと思われる。製造ラインの多重化やら建築での人海戦術やらが効かない部分だから。

だいたいが「替えやすい、替えても効果の低い」を勘違いしていないだろうか？
デザイナーとかクリエイターとか呼ばれる人間なんて、コストが高いといっても高々ブルーカラー数人分のコストの極少数の人たちがピラミッドの頂点にいる程度。
総数から見たら圧倒的に作業従事者のボリュームがデカい。
クリエイターなんてそれこそ「替えにくい、替えても効果の低い」最たるものですよ、と。