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タンクとエンジンが分離出来るだけでも大変そう。スペースXのファルコンやゼニットブースターみたいに1段目ごと戻ってくるほうが、重量的には不利だけど筋は良さそうな気がするがどうだろう。
##つーかヴァルカンっていったらエネルギアの方だよなー
ファルコンの秀逸な所は、余計な物が何もついてない、ってことなんだよね。着陸脚程度。
打ち上げ中に推力不足になったら、回収あきらめて燃焼延長する、という保険が効くのも有益だと思うし。この利点だけで重量的欠点は相殺されそう。
本来の目的は打ち上げなのだから、余分な機構は極力少ない方が良いね。
>ファルコンの秀逸な所は、余計な物が何もついてない、ってことなんだよね。
回収しないのなら1/3は打ち上げ能力を増大できる程度に帰還用の燃料を積んでいるのが、余計なものでないと申したか。それが燃料にせよ固定翼にせよパラフォイルにせよ何にせよ、回収再使用には余計な質量とコストが必要で、それぞれの特質を比較し、回収する程度を考量し(ex.回収する速度と高度と質量を引き下げれば回収自体は楽になるけど上段の負担は増えうまみも減る)、使い捨ての打上げ機に勝てる設計上のスマートでスイートなスポットはこれだ! とあちこちが提案してるのが現状でしょ。あるいはそんなスポットはそもそも存在しないのかもしれないし、単に他所がやってるからウチもと言い出す宇宙開発でよくあるパターンかもしれないけど。
ファルコンの秀逸な所は、余計な燃料を積まないコンフィギュレーションも可能だってとこなんだよね。
回収するつもりがないなら、足つけずに適切な燃料だけで上がればいい。回収するなら、余分に燃料積んで足つけて飛べばいい。
あくまでおまけとして実施できるのが良いところじゃないかと思うのだよね。たとえ、このソリューションが失敗に終わって、すべて使い捨てた方が効率が良い、ってなったとしても、失う物があまりないのが最大の利点かもしれない。垂直着率技術自体は、月面輸送などを考えれば無駄にはならないだろうしね。要するに、開発に失敗してもリスクが少ない。
一方の、翼をつけたりプロペラつけたり、というのは、リスクが高すぎですね。
そういう意味でも、ファルコンは目から鱗が落ちる思いでしたよ。生き残りを優先するという開発の思想自体がおもしろいね。
コンフィギュレーションの変更が許されるなら、アリアンロケットはこれまでどおりの普通の一段目を使う、という選択がとれるでしょ。
まぁそうだけど、開発の無駄・リスクの話が主眼なんだけどなぁ…。
地球上の高高度から逆噴射しながら垂直着陸での帰還という前代未聞のチャレンジをするファルコンの方がリスクは高いんじゃないの?
そもそも、低速で垂直着陸するための制御機構って普通のロケットより複雑なものが必要になる気がするんだよなぁ…ペイロード:飛行機のほうが多分上(再回収なしなら従来型使えばそのほうが安いし再回収型のを使う意味が無い)開発難易度:飛行機のほうが多分楽開発機種数:垂直帰還の方が少ない
でもロケットってかなりワンオフな性格が強いから開発機種数がどの程度のメリットになるのかっていうと…うーん。面白いのは判るんだけど、それに拘る意味はあるのか。シャトルと同じでどうせコテコテの再整備しないと飛ばせないんだし、丸ごと持ってきても結局バラすんだよなぁ…
探査機ジェネシスのカプセルをヘリコプターで回収したように(実際は失敗)、一段目ロケットの速度を落としたら、マルチコプターで回収という方式を挙げてみる。これなら垂直着陸の機構と着陸脚不要になる。
衛星打ち上げ自体に対するリスクはほとんど無いでしょ。
フライバックブースターのたぐいには2つの目標があって、1.ロケットとして正常に衛星をあげること2.エンジン等を回収すること
優先度は1>>2で、特に開発時に関しては1が成功すれば、2は実験なので失敗してもかまわない。
そして、ファルコンの方式は、打ち上げに影響する改造点がほとんど無い。せいぜいが足が余分についてるのと、燃料が余分にある程度だけど、足はたいしたリスクではなく、余分の燃料は衛星打ち上げの成功率を上げる方向に寄与する。
結果的に、前代未聞のチャレンジしてるのに、リスクがあまりない。
一方、今回のアリアンの方式だと、エンジン分離機構は新規開発、羽も新規要素で空力的な影響が大きく、ただのロケットとして見てもリスクがある。つまり、「1.ロケットとして正常に衛星をあげること」に対するリスクが生じる。
開発リスクとしてはどちらの方式が高リスクか、微妙な感じはあるけども、打ち上げビジネスの中での開発、という観点から見れば、ファルコンの方が遙かに低リスクと思います。
#開発すること自体が仕事になる組織と、開発は手段でしかない組織の違いのようにも思える。
エンジン分離部は2段目分離部とは異なる位置で、分離も2段目分離が終わった後なので、衛星の打ち上げに対するリスクは大して変わらないのでは?
羽根つきの飛翔体のロケットでの打ち上げに関しては、スペースシャトルのオービターの開発にも係わったボーイングのことですし、そこらへんのノウハウの蓄積は充分積んであるんじゃないですかね。
ああ、ボーイングじゃなかったwアリアンはエアバスだったw
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
構想だけで終わるに一票 (スコア:2)
タンクとエンジンが分離出来るだけでも大変そう。
スペースXのファルコンやゼニットブースターみたいに1段目ごと戻ってくるほうが、
重量的には不利だけど筋は良さそうな気がするがどうだろう。
##つーかヴァルカンっていったらエネルギアの方だよなー
Re: (スコア:0)
ファルコンの秀逸な所は、余計な物が何もついてない、ってことなんだよね。
着陸脚程度。
打ち上げ中に推力不足になったら、回収あきらめて燃焼延長する、という保険が効くのも有益だと思うし。
この利点だけで重量的欠点は相殺されそう。
本来の目的は打ち上げなのだから、余分な機構は極力少ない方が良いね。
Re: (スコア:1)
>ファルコンの秀逸な所は、余計な物が何もついてない、ってことなんだよね。
回収しないのなら1/3は打ち上げ能力を増大できる程度に帰還用の燃料を積んでいるのが、余計なものでないと申したか。
それが燃料にせよ固定翼にせよパラフォイルにせよ何にせよ、回収再使用には余計な質量とコストが必要で、それぞれの特質を比較し、
回収する程度を考量し(ex.回収する速度と高度と質量を引き下げれば回収自体は楽になるけど上段の負担は増えうまみも減る)、
使い捨ての打上げ機に勝てる設計上のスマートでスイートなスポットはこれだ! とあちこちが提案してるのが現状でしょ。
あるいはそんなスポットはそもそも存在しないのかもしれないし、単に他所がやってるからウチもと言い出す宇宙開発でよくあるパターンかもしれないけど。
Re: (スコア:1)
ファルコンの秀逸な所は、余計な燃料を積まないコンフィギュレーションも可能だってとこなんだよね。
回収するつもりがないなら、足つけずに適切な燃料だけで上がればいい。
回収するなら、余分に燃料積んで足つけて飛べばいい。
あくまでおまけとして実施できるのが良いところじゃないかと思うのだよね。
たとえ、このソリューションが失敗に終わって、すべて使い捨てた方が効率が良い、ってなったとしても、失う物があまりないのが最大の利点かもしれない。
垂直着率技術自体は、月面輸送などを考えれば無駄にはならないだろうしね。
要するに、開発に失敗してもリスクが少ない。
一方の、翼をつけたりプロペラつけたり、というのは、リスクが高すぎですね。
そういう意味でも、ファルコンは目から鱗が落ちる思いでしたよ。生き残りを優先するという開発の思想自体がおもしろいね。
Re:構想だけで終わるに一票 (スコア:0)
コンフィギュレーションの変更が許されるなら、アリアンロケットはこれまでどおりの普通の一段目を使う、
という選択がとれるでしょ。
Re: (スコア:0)
まぁそうだけど、開発の無駄・リスクの話が主眼なんだけどなぁ…。
Re: (スコア:0)
地球上の高高度から逆噴射しながら垂直着陸での帰還という前代未聞のチャレンジをするファルコンの方がリスクは高いんじゃないの?
Re: (スコア:0)
そもそも、低速で垂直着陸するための制御機構って普通のロケットより複雑なものが必要になる気がするんだよなぁ…
ペイロード:飛行機のほうが多分上(再回収なしなら従来型使えばそのほうが安いし再回収型のを使う意味が無い)
開発難易度:飛行機のほうが多分楽
開発機種数:垂直帰還の方が少ない
でもロケットってかなりワンオフな性格が強いから開発機種数がどの程度のメリットになるのかっていうと…うーん。
面白いのは判るんだけど、それに拘る意味はあるのか。
シャトルと同じでどうせコテコテの再整備しないと飛ばせないんだし、丸ごと持ってきても結局バラすんだよなぁ…
Re: (スコア:0)
探査機ジェネシスのカプセルをヘリコプターで回収したように(実際は失敗)、一段目ロケットの速度を落としたら、マルチコプターで回収という方式を挙げてみる。
これなら垂直着陸の機構と着陸脚不要になる。
Re:構想だけで終わるに一票 (スコア:1)
衛星打ち上げ自体に対するリスクはほとんど無いでしょ。
フライバックブースターのたぐいには2つの目標があって、
1.ロケットとして正常に衛星をあげること
2.エンジン等を回収すること
優先度は1>>2で、特に開発時に関しては1が成功すれば、2は実験なので失敗してもかまわない。
そして、ファルコンの方式は、打ち上げに影響する改造点がほとんど無い。
せいぜいが足が余分についてるのと、燃料が余分にある程度だけど、足はたいしたリスクではなく、余分の燃料は衛星打ち上げの成功率を上げる方向に寄与する。
結果的に、前代未聞のチャレンジしてるのに、リスクがあまりない。
一方、今回のアリアンの方式だと、エンジン分離機構は新規開発、羽も新規要素で空力的な影響が大きく、ただのロケットとして見てもリスクがある。
つまり、「1.ロケットとして正常に衛星をあげること」に対するリスクが生じる。
開発リスクとしてはどちらの方式が高リスクか、微妙な感じはあるけども、打ち上げビジネスの中での開発、という観点から見れば、ファルコンの方が遙かに低リスクと思います。
#開発すること自体が仕事になる組織と、開発は手段でしかない組織の違いのようにも思える。
Re: (スコア:0)
エンジン分離部は2段目分離部とは異なる位置で、分離も2段目分離が終わった後なので、
衛星の打ち上げに対するリスクは大して変わらないのでは?
羽根つきの飛翔体のロケットでの打ち上げに関しては、スペースシャトルのオービターの開発にも係わった
ボーイングのことですし、そこらへんのノウハウの蓄積は充分積んであるんじゃないですかね。
Re: (スコア:0)
ああ、ボーイングじゃなかったwアリアンはエアバスだったw