アカウント名:
パスワード:
APIが揃うのは良いが、開発者やユーザーへの訴求、取り込み方法はどうするんだろう。Chrome拡張機能のアーカイブであるcrxファイルをそのままインストールできるぐらいにしないと、わざわざChromeからFirefoxへの移植版なんて作ってもらえないと思う。
未だにFirefoxってMSIファイルもないし、本体にグループポリシー設定機能もないし、本気でシェアを分捕るつもりあるんだろうか。確かな野党とかに近い考えだったりして。
その割には拡張機能をWebExtensionsに一本化なんて話もありますよね。自ら多様性を捨ててChromeと同質化していくFirefoxに存在する意味があるのかどうか。リソースがなくてOperaみたいにギブアップするなら分かるんですが、エンジン開発を続けながら偽Chromeを作る意味はなんなんだろう。少なくともユーザーには何もメリットは無いですよね。
Chromeとよく似たUIで乗り換えが簡単です。←分かるもちろんChromeに無い機能はありません。←乗り換える意味は?
> その割には拡張機能をWebExtensionsに一本化なんて話もありますよね。
標準化のために作られたAPIに対応する行為自体は問題ないだろう。問題のあるのは、標準化されることのない独善的な仕様に依存することだろう。独善的な仕様に依存して、さらに実装の多様性も失われたら、あとは実装者の思うままになる。
標準APIに対応することで、APIの使い方等のドキュメントやサポートのコストが減らせる。開発のリソースを節約するとか、もっと別のところに集中できるかもしれない。
> 少なくともユーザーには何もメリットは無いですよね。
オープンの精神というか、そういうのじゃないから。
> 問題のあるのは、標準化されることのない独善的な仕様に依存することだろう。> 独善的な仕様に依存して、さらに実装の多様性も失われたら、あとは実装者の思うままになる。
それ自体は激しく同意。実際かつての IE において証明されている。
だが、昨今の Firefox(と云うより Mozilla)において問題なのは、多様性を持たせようとはしていない事。WebExtensions を導入し、Chrome 互換の拡張と旧来の実装の拡張が併存するなら、別に反対する開発者も居ないと思われるが、Mozilla は実績ある実装やスタイルを切り捨て、新しいスタイル(と云っても大半が Chrome の二番煎じなのだが)への移行を利用者や開発者に(意見に耳を傾ける事無く)強制しており、拡張についても XUL や XPCOM と云った実績ある方式は将来的に全廃する方針を固めている。
この事は拡張の開発者の中でも波紋を呼んでおり、WebExtensions と引き換えに旧来の拡張が使えなくなるのであれば、それは新しい方式に対応する為の勉強と拡張の作り直しが必須になる事を意味しており、しかも旧来の拡張で出来た事の何処までが WebExtensions で実装可能かも不透明な事も有り、その為にかかる手間や時間、互換性を考えればどれだけの拡張が WebExtensions 版に移行するかは未知数で、実際、一部の開発者は Firefox 向け拡張の開発を打ち切ると発表したりもしている。
最近の Firefox(それも非 ESR の通常版)はこう言った仕様変更が度々発生しており(しかも予備期間が殆ど用意されない)、使っていて嫌になる事も少なく無い。
・・・う~ん、書いていてだんだん鬱になって来るなぁ。Pale Moon への移行、真剣に検討しようかしら。
おそらく、今は理想よりお財布が Firefox を支配しているんでしょう。
Firefox開発者のコミュニティの視点で見ると、互換性の維持は重要なことで、互換性が失われるにしても、ゆるやかに行われるべきです。ただ、コストを考えれば代替機能が実装された段階で旧来のメンテナンスも廃止することは合理的です。
FirefoxもGoogleからの収益がなくなった段階で、現在の機能をメンテナンスしつつ、新しい機能を取り込んでいくサイクルを今までどおり維持できなくなってきた。取捨選択をして活動範囲の縮小が避けられなくなった。その一端が今回の話なのでしょう。Pale Moonも縮小化の一つの流れですね。
そういう意味では、短期的には目玉機能とか、デザインセンスで目を引いても、長期的には、「資金の潤沢さが互換性や使用感に貢献する一番の要素」なんでしょうね。営利企業は支配に資金をつぎ込んで「無料」を実現して、オープンコミュニティは自由に資金をつぎ込んで「無料」を実現する。資金が途絶えたらプロジェクトは死を迎える。自由の対価とはいかなるものかが、垣間見られる事案ですね。
(余談だが、この資金縮小が国レベルで起こっているのが、少子高齢化で資金が入ってこないのに、経済成長に寄与しないハコモノに資金を流し続ける体質が抜けない、今の日本なんだよなぁ。)
Googleからの収入がなくなった後のほうが金額はむしろ増えてるんですがね。収入があったらそれはそれでGoogleの言いなりだの奴隷だのとまた適当な妄想書き散らすんでしょ。お気楽でいいよね。
ご指摘ありがとうございます。たしかに調査不足の妄想でしたね。(PCからモバイルブラウザへの注力とか)戦略的が変わっただけなのかもしれません。
Firefox も、旧 Mozilla ブラウザ (SeaMonkey) を下克上して、Mozilla のメインプロジェクトになったわけだし、破壊的イノベーションを全部否定するわけじゃないけど、古いものの廃止は新しいものが取って代わるに十分であることが示されてからにして欲しいね。
# ま、今の拡張機能のメイン要素の XUL, XPCOM, RDF といったところを、新規のひとに今から学ぶことをオススメ出来るかといえば…
貼っとく。「もはやモダン(笑)ブラウザと呼ぶのもなまぬるい!!」(原題:『Firefox』GAME OVER) [mozillazine.jp]
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
最初のバージョンは常に打ち捨てられる。
部分的じゃなくて完全互換にしろよ (スコア:0)
APIが揃うのは良いが、開発者やユーザーへの訴求、取り込み方法はどうするんだろう。
Chrome拡張機能のアーカイブであるcrxファイルをそのままインストールできるぐらいにしないと、わざわざChromeからFirefoxへの移植版なんて作ってもらえないと思う。
未だにFirefoxってMSIファイルもないし、本体にグループポリシー設定機能もないし、本気でシェアを分捕るつもりあるんだろうか。
確かな野党とかに近い考えだったりして。
Re: (スコア:0)
MozillaがWebKitを使わず独自エンジンを開発するのは、まさにそういう理由だよ。
Webの多様性云々
Re: (スコア:0)
その割には拡張機能をWebExtensionsに一本化なんて話もありますよね。
自ら多様性を捨ててChromeと同質化していくFirefoxに存在する意味があるのかどうか。
リソースがなくてOperaみたいにギブアップするなら分かるんですが、エンジン開発を続けながら偽Chromeを作る意味はなんなんだろう。
少なくともユーザーには何もメリットは無いですよね。
Chromeとよく似たUIで乗り換えが簡単です。←分かる
もちろんChromeに無い機能はありません。←乗り換える意味は?
Re: (スコア:0)
> その割には拡張機能をWebExtensionsに一本化なんて話もありますよね。
標準化のために作られたAPIに対応する行為自体は問題ないだろう。
問題のあるのは、標準化されることのない独善的な仕様に依存することだろう。
独善的な仕様に依存して、さらに実装の多様性も失われたら、あとは実装者の思うままになる。
標準APIに対応することで、APIの使い方等のドキュメントやサポートのコストが減らせる。
開発のリソースを節約するとか、もっと別のところに集中できるかもしれない。
> 少なくともユーザーには何もメリットは無いですよね。
オープンの精神というか、そういうのじゃないから。
Re:部分的じゃなくて完全互換にしろよ (スコア:0)
> 問題のあるのは、標準化されることのない独善的な仕様に依存することだろう。
> 独善的な仕様に依存して、さらに実装の多様性も失われたら、あとは実装者の思うままになる。
それ自体は激しく同意。実際かつての IE において証明されている。
だが、昨今の Firefox(と云うより Mozilla)において問題なのは、多様性を持たせようとはしていない事。
WebExtensions を導入し、Chrome 互換の拡張と旧来の実装の拡張が併存するなら、別に反対する開発者も居ないと思われるが、Mozilla は実績ある実装やスタイルを切り捨て、新しいスタイル(と云っても大半が Chrome の二番煎じなのだが)への移行を利用者や開発者に(意見に耳を傾ける事無く)強制しており、拡張についても XUL や XPCOM と云った実績ある方式は将来的に全廃する方針を固めている。
この事は拡張の開発者の中でも波紋を呼んでおり、WebExtensions と引き換えに旧来の拡張が使えなくなるのであれば、それは新しい方式に対応する為の勉強と拡張の作り直しが必須になる事を意味しており、しかも旧来の拡張で出来た事の何処までが WebExtensions で実装可能かも不透明な事も有り、その為にかかる手間や時間、互換性を考えればどれだけの拡張が WebExtensions 版に移行するかは未知数で、実際、一部の開発者は Firefox 向け拡張の開発を打ち切ると発表したりもしている。
最近の Firefox(それも非 ESR の通常版)はこう言った仕様変更が度々発生しており(しかも予備期間が殆ど用意されない)、使っていて嫌になる事も少なく無い。
・・・う~ん、書いていてだんだん鬱になって来るなぁ。
Pale Moon への移行、真剣に検討しようかしら。
Re:部分的じゃなくて完全互換にしろよ (スコア:1)
おそらく、今は理想よりお財布が Firefox を支配しているんでしょう。
Firefox開発者のコミュニティの視点で見ると、互換性の維持は重要なことで、互換性が失われるにしても、ゆるやかに行われるべきです。
ただ、コストを考えれば代替機能が実装された段階で旧来のメンテナンスも廃止することは合理的です。
FirefoxもGoogleからの収益がなくなった段階で、現在の機能をメンテナンスしつつ、新しい機能を取り込んでいくサイクルを今までどおり維持できなくなってきた。
取捨選択をして活動範囲の縮小が避けられなくなった。その一端が今回の話なのでしょう。Pale Moonも縮小化の一つの流れですね。
そういう意味では、短期的には目玉機能とか、デザインセンスで目を引いても、
長期的には、「資金の潤沢さが互換性や使用感に貢献する一番の要素」なんでしょうね。
営利企業は支配に資金をつぎ込んで「無料」を実現して、オープンコミュニティは自由に資金をつぎ込んで「無料」を実現する。
資金が途絶えたらプロジェクトは死を迎える。自由の対価とはいかなるものかが、垣間見られる事案ですね。
(余談だが、この資金縮小が国レベルで起こっているのが、少子高齢化で資金が入ってこないのに、経済成長に寄与しないハコモノに資金を流し続ける体質が抜けない、今の日本なんだよなぁ。)
Re: (スコア:0)
Googleからの収入がなくなった後のほうが金額はむしろ増えてるんですがね。収入があったらそれはそれでGoogleの言いなりだの奴隷だのとまた適当な妄想書き散らすんでしょ。お気楽でいいよね。
Re:部分的じゃなくて完全互換にしろよ (スコア:1)
ご指摘ありがとうございます。
たしかに調査不足の妄想でしたね。
(PCからモバイルブラウザへの注力とか)戦略的が変わっただけなのかもしれません。
Re: (スコア:0)
Firefox も、旧 Mozilla ブラウザ (SeaMonkey) を下克上して、Mozilla のメインプロジェクトになったわけだし、
破壊的イノベーションを全部否定するわけじゃないけど、古いものの廃止は新しいものが取って代わるに十分であることが示されてからにして欲しいね。
# ま、今の拡張機能のメイン要素の XUL, XPCOM, RDF といったところを、新規のひとに今から学ぶことをオススメ出来るかといえば…
Re: (スコア:0)
貼っとく。「もはやモダン(笑)ブラウザと呼ぶのもなまぬるい!!」(原題:『Firefox』GAME OVER) [mozillazine.jp]