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CBCのNews記事http://www.cbc.ca/news/business/subway-defends-its-chicken-after-cbc-m... [www.cbc.ca]に方法を記したドキュメントが掲載されている。
DNAの抽出後、鶏DNA量は脊椎動物のミトコンドリアDNAを増幅するプライマーを用いて測定し、植物DNA量は葉緑体DNAを増幅するプライマーを用いて測定している。測定はPicoGreenとあるので、リアルタイム定量PCRではない可能性が高い。
ミトコンドリアDNAも葉緑体DNAも1細胞に多くのコピーが含まれており「検出」(含まれているか含まれていないかの判定)には適しているが、1細胞当たりや単位重量当たりのコピー数は種や部位によって大幅に異なるので、素材の重量比を復元するには適していない。つまり、そのDNA量比は何も表してはいない。また、鶏以外の脊椎動物にもマッチするユニバーサルプライマーを用いているので、鶏DNAには必ずしも適しておらず、増幅効率が良くない可能性もあるだろう。これは植物の定量に用いたプライマーにも言える。さらに言えば、定量したDNAが鶏と大豆かどうかも確実ではない。
鶏と植物の同定は、別のプライマーセットを用いてミトコンドリアCOI領域、葉緑体trnLイントロン領域を増幅し、ABI 3730で解読して得た配列を既知配列と比較して行っている。そのため、これらの配列が鶏と大豆(や他の植物)の配列であるのは間違いないだろう。しかし、前述のとおり、定量したときの増幅産物DNAが鶏と大豆のDNAかどうかは断言できない。
以上のように、方法に問題があるので、DNA量比は鶏と大豆の量比を反映しているとは言えず、サブウェイの言い分が正しい可能性は十分あるだろう。ただし、鶏と大豆の量比がわかっているサンプルに予めこの方法を適用し、DNA量から元の量比を推定するモデルを作成して当てはめているのであれば、別である。
つまり脊椎動物のミトコンドリアDNAを持つ大豆を遺伝子操作かなんかで作って増量材に使えばいいわけね。
ニワトリが生える木か プリニウスかよ
問題はその大豆を開発・育成するのにかかるコストが普通にチキンを育てるコストと比較してどうなのよって話だな.
(ていうか,普通に「ウチはチキンの味と食感を残しつつ大豆に置き換えたので,高たんぱく低脂肪です」って言えばヘルシーな印象が強まると思うんだけどな.精進料理みたいで.)
ですよね。どう考えてもDNA量から分かるのは細胞数の比率までで、それが分かったところで細胞毎にサイズは違うし。デブになると脂肪細胞自体がでかくなると言うし、できたての卵はでっかい単細胞だし、ミカンの一粒一粒はそれが1個で細胞だと言うし。
何となく他より多そうだけど比率がどうこう言うつもりはない、というつもりの発表でした。←聞いた一般人はそうは思わねーだろというところで争ってるのかな?
ミトコンドリアDNAと葉緑体DNAなので、細胞数の比率ですらありませんよ。ミトコンドリアゲノムと葉緑体ゲノムの比率です。
ただ、他社より植物の混入が多そうだ、というのは言ってもいいかもしれません。
いずれにしろ、手法が適切ではない、あるいは結論が誇張されている、のは間違いないでしょう。
サブウェイには、重量比のわかっている鶏+大豆サンプルでDNAを定量してDNA量比から重量比を推定できるモデルを作成し、自社製品に適用してDNA量比から重量比を推定して自社の主張が正しいことを証明することをオススメします。
葉緑体のほうは知らんけど、ミトコンドリアは筋肉鍛えると、該当筋繊維内で増えたりするはず。
しかもこいつら細胞内小体は核内部でDNA保持しているわけじゃないので、数が増えると細胞単位でのDNAも増える。
つまりマッチョなのかブロイラーかでも変わる。
さらに別コメにあるように細胞あたりの重量も違う。
ということでと成分比率を示すのにはかなり無理のある方法では。#混ざっているとか産地偽装疑惑を確認するには良いけど。#大豆由来の材料混ぜてることは認めたわけです。
>重量比のわかっている鶏+大豆サンプルでDNAを定量どちらも由来を明らかにした上で無いと定量の意味が出ない。
パティってつなぎに卵使ってませんでしたっけ。
だとしたら、ちょっと初歩的ミスすぎるような、、、
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
この方法で鶏と大豆の量比は推定できない (スコア:5, 参考になる)
CBCのNews記事
http://www.cbc.ca/news/business/subway-defends-its-chicken-after-cbc-m... [www.cbc.ca]
に方法を記したドキュメントが掲載されている。
DNAの抽出後、鶏DNA量は脊椎動物のミトコンドリアDNAを増幅するプライマーを用いて測定し、植物DNA量は葉緑体DNAを増幅するプライマーを用いて測定している。測定はPicoGreenとあるので、リアルタイム定量PCRではない可能性が高い。
ミトコンドリアDNAも葉緑体DNAも1細胞に多くのコピーが含まれており「検出」(含まれているか含まれていないかの判定)には適しているが、1細胞当たりや単位重量当たりのコピー数は種や部位によって大幅に異なるので、素材の重量比を復元するには適していない。つまり、そのDNA量比は何も表してはいない。また、鶏以外の脊椎動物にもマッチするユニバーサルプライマーを用いているので、鶏DNAには必ずしも適しておらず、増幅効率が良くない可能性もあるだろう。これは植物の定量に用いたプライマーにも言える。さらに言えば、定量したDNAが鶏と大豆かどうかも確実ではない。
鶏と植物の同定は、別のプライマーセットを用いてミトコンドリアCOI領域、葉緑体trnLイントロン領域を増幅し、ABI 3730で解読して得た配列を既知配列と比較して行っている。そのため、これらの配列が鶏と大豆(や他の植物)の配列であるのは間違いないだろう。しかし、前述のとおり、定量したときの増幅産物DNAが鶏と大豆のDNAかどうかは断言できない。
以上のように、方法に問題があるので、DNA量比は鶏と大豆の量比を反映しているとは言えず、サブウェイの言い分が正しい可能性は十分あるだろう。ただし、鶏と大豆の量比がわかっているサンプルに予めこの方法を適用し、DNA量から元の量比を推定するモデルを作成して当てはめているのであれば、別である。
Re:この方法で鶏と大豆の量比は推定できない (スコア:1)
つまり脊椎動物のミトコンドリアDNAを持つ大豆を遺伝子操作かなんかで作って増量材に使えばいいわけね。
Re: (スコア:0)
ニワトリが生える木か プリニウスかよ
Re: (スコア:0)
問題はその大豆を開発・育成するのにかかるコストが
普通にチキンを育てるコストと比較してどうなのよって話だな.
(ていうか,普通に
「ウチはチキンの味と食感を残しつつ大豆に置き換えたので,高たんぱく低脂肪です」
って言えばヘルシーな印象が強まると思うんだけどな.精進料理みたいで.)
Re: (スコア:0)
ですよね。どう考えてもDNA量から分かるのは細胞数の比率までで、それが分かったところで細胞毎にサイズは違うし。
デブになると脂肪細胞自体がでかくなると言うし、できたての卵はでっかい単細胞だし、ミカンの一粒一粒はそれが1個で細胞だと言うし。
何となく他より多そうだけど比率がどうこう言うつもりはない、というつもりの発表でした。←聞いた一般人はそうは思わねーだろ
というところで争ってるのかな?
Re:この方法で鶏と大豆の量比は推定できない (スコア:2)
ミトコンドリアDNAと葉緑体DNAなので、細胞数の比率ですらありませんよ。ミトコンドリアゲノムと葉緑体ゲノムの比率です。
ただ、他社より植物の混入が多そうだ、というのは言ってもいいかもしれません。
いずれにしろ、手法が適切ではない、あるいは結論が誇張されている、のは間違いないでしょう。
サブウェイには、重量比のわかっている鶏+大豆サンプルでDNAを定量してDNA量比から重量比を推定できるモデルを作成し、自社製品に適用してDNA量比から重量比を推定して自社の主張が正しいことを証明することをオススメします。
Re: (スコア:0)
葉緑体のほうは知らんけど、ミトコンドリアは筋肉鍛えると、
該当筋繊維内で増えたりするはず。
しかもこいつら細胞内小体は核内部でDNA保持しているわけじゃないので、
数が増えると細胞単位でのDNAも増える。
つまりマッチョなのかブロイラーかでも変わる。
さらに別コメにあるように細胞あたりの重量も違う。
ということでと成分比率を示すのにはかなり無理のある方法では。
#混ざっているとか産地偽装疑惑を確認するには良いけど。
#大豆由来の材料混ぜてることは認めたわけです。
>重量比のわかっている鶏+大豆サンプルでDNAを定量
どちらも由来を明らかにした上で無いと定量の意味が出ない。
パティってつなぎに卵使ってませんでしたっけ。
Re: (スコア:0)
だとしたら、ちょっと初歩的ミスすぎるような、、、