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ファンドにぐちゃぐちゃいわれよーと、半導体続けたソニーの正しさが証明された
パナも東芝もキヤノンも投資を怠ったわけじゃないだろうが、方向性や投資額などでSONYに及ばなかったのだろうな。高付加価値のイメージセンサー重視のSONYは上手く山当てた感じだね。カメラ自前で作ってるのも大きいか…。他社と異なり、センサーの進歩を見込んでカメラ設計できてるようだから。
設計レベルはカメラ製造各社やってるようですが、製造まで内製でやってるのはソニーとキヤノンのみになってるそうな。なので、一応キヤノンは独自のイメージセンサー持ってる。近年のキヤノンセンサーの変態技術はデュアルピクセルCMOSってのがある。全画素が像面位相差センサーになりまっせというやつ。とはいえ、センサーの変態度はソニーのほうが上だと思う。カメラからの性能要求と、センサーの進歩がカメラ性能の向上に直結するミラーレスカメラをメインとしているためか、カメラ側とセンサー側の性能向上がいい感じで回ってるように見える。
ソニーのセンサー事業の最大の功績は、やはり裏面照射CMOSの商品化じゃないかなー。あれでスマホカメラの性能が劇的に向上した。2010年くらいから、スマホカメラでも暗い屋内とか夜景とかが普通に撮れるようになったのは、裏面照射CMOSのおかげ。
キヤノンは今でこそ外販しているけど、以前は基本的に自社の製品向けにしか製造していなかったから、投資や研究・開発の方向性は単純に比較できないんじゃないかな。今のところ外販しているセンサーも監視カメラや産業用、天体観測用しかありませんしね。# 薄利多売のコンデジなんかはソニーのセンサー使ってますしね。
デュアルピクセルで変態とか今のモバイルのハイエンドの主流はクアッド(4画素)ですよ奥さん
それは、キヤノンのデュアルピクセルとは全然別物。クアッドの方は、感度とエセ解像度の両立のためだけで、測距の役には立たないが、キヤノンのデュアルピクセルは測距用。感度と解像度の役には立たない。
位相差AFというのは、ざっくり言えば「レンズの左端から見た場合と、右端から見た場合(もしくは上と下)を比べて三点測量する」というもの。で、像面位相差AFの場合、撮像素子の一部に「右側から来た光だけを受光する素子」や「左側から来た光だけを受光する素子」を配置して、その素子で測距を行う。測距用素子では普通の撮影受光ができないから、その部分の画素は周辺からの補完でごまかす。
それに対して、キヤノンは、各画素のマイクロレンズの下に「方向を分けた受光素子を2つセット」を全画素に配置しちゃったの。二つ足せば普通の撮影受光になるし、分けて信号処理すれば位相差測距ができる。全画素が撮影も測距もどちらもできるようになるって代物。ただし、この2素子の受光データを分けて解像度を上げることはできない。画素ごとのマイクロレンズの下にあるから、あくまで2素子で1画素。「画素に対して2倍のフォトダイオードが必要だなんてコストパフォーマンス悪い」のに「左右位相差専用で、上下の位相差測距ができない」とか、意気込みは買うけどツッコミ入れたくなるのが変態たるゆえん。
#位相差測距部分の補完がなくなる、というのはすごい惹かれるけど、上下位相差なしってのもどうかと思うので、「フォトダイオードを十字(龱の字)に4つ配置したクアッドピクセル」まで頑張れ、とか思ってしまう。
キヤノンはクアッドピクセル方式AFのイメージセンサーを以前から研究・開発はしていますよ。特開2019-041178 [inpit.go.jp]ただ、センサーからの情報量が多くなるので処理速度の問題とか、プロセッサーの発熱や消費電力なんかの問題は出てくるだろうし、カメラ自体のサイズ、価格、撮影可能枚数なんかの問題を考えると、キヤノンとしてはまだ製品化できるレベルではないとの判断じゃないんだろうか。もちろん、センサー自体の製造プロセスの問題もあるし、試作レベルはできても、量産レベルのプロセス開発もしないといけないですしね。
ソニーのIPX586も4画素ですよね。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
ほかの会社が投資を怠っただけ (スコア:0)
ファンドにぐちゃぐちゃいわれよーと、半導体続けたソニーの正しさが証明された
Re: (スコア:0)
パナも東芝もキヤノンも投資を怠ったわけじゃないだろうが、方向性や投資額などでSONYに及ばなかったのだろうな。
高付加価値のイメージセンサー重視のSONYは上手く山当てた感じだね。
カメラ自前で作ってるのも大きいか…。
他社と異なり、センサーの進歩を見込んでカメラ設計できてるようだから。
Re:ほかの会社が投資を怠っただけ (スコア:1)
設計レベルはカメラ製造各社やってるようですが、製造まで内製でやってるのはソニーとキヤノンのみになってるそうな。
なので、一応キヤノンは独自のイメージセンサー持ってる。
近年のキヤノンセンサーの変態技術はデュアルピクセルCMOSってのがある。
全画素が像面位相差センサーになりまっせというやつ。
とはいえ、センサーの変態度はソニーのほうが上だと思う。
カメラからの性能要求と、センサーの進歩がカメラ性能の向上に直結するミラーレスカメラをメインとしているためか、カメラ側とセンサー側の性能向上がいい感じで回ってるように見える。
ソニーのセンサー事業の最大の功績は、やはり裏面照射CMOSの商品化じゃないかなー。
あれでスマホカメラの性能が劇的に向上した。
2010年くらいから、スマホカメラでも暗い屋内とか夜景とかが普通に撮れるようになったのは、裏面照射CMOSのおかげ。
よく「読めない」といわれるLiberdade
Re: (スコア:0)
キヤノンは今でこそ外販しているけど、以前は基本的に自社の製品向けにしか製造していなかったから、投資や研究・開発の方向性は単純に比較できないんじゃないかな。
今のところ外販しているセンサーも監視カメラや産業用、天体観測用しかありませんしね。
# 薄利多売のコンデジなんかはソニーのセンサー使ってますしね。
Re: (スコア:0)
デュアルピクセルで変態とか
今のモバイルのハイエンドの主流はクアッド(4画素)ですよ奥さん
Re:ほかの会社が投資を怠っただけ (スコア:2)
それは、キヤノンのデュアルピクセルとは全然別物。
クアッドの方は、感度とエセ解像度の両立のためだけで、測距の役には立たないが、
キヤノンのデュアルピクセルは測距用。感度と解像度の役には立たない。
位相差AFというのは、ざっくり言えば「レンズの左端から見た場合と、右端から見た場合(もしくは上と下)を比べて三点測量する」というもの。で、像面位相差AFの場合、撮像素子の一部に「右側から来た光だけを受光する素子」や「左側から来た光だけを受光する素子」を配置して、その素子で測距を行う。測距用素子では普通の撮影受光ができないから、その部分の画素は周辺からの補完でごまかす。
それに対して、キヤノンは、各画素のマイクロレンズの下に「方向を分けた受光素子を2つセット」を全画素に配置しちゃったの。二つ足せば普通の撮影受光になるし、分けて信号処理すれば位相差測距ができる。全画素が撮影も測距もどちらもできるようになるって代物。
ただし、この2素子の受光データを分けて解像度を上げることはできない。画素ごとのマイクロレンズの下にあるから、あくまで2素子で1画素。
「画素に対して2倍のフォトダイオードが必要だなんてコストパフォーマンス悪い」のに「左右位相差専用で、上下の位相差測距ができない」とか、意気込みは買うけどツッコミ入れたくなるのが変態たるゆえん。
#位相差測距部分の補完がなくなる、というのはすごい惹かれるけど、上下位相差なしってのもどうかと思うので、「フォトダイオードを十字(龱の字)に4つ配置したクアッドピクセル」まで頑張れ、とか思ってしまう。
Re:ほかの会社が投資を怠っただけ (スコア:1)
キヤノンはクアッドピクセル方式AFのイメージセンサーを以前から研究・開発はしていますよ。
特開2019-041178 [inpit.go.jp]
ただ、センサーからの情報量が多くなるので処理速度の問題とか、プロセッサーの発熱や消費電力なんかの問題は出てくるだろうし、カメラ自体のサイズ、価格、撮影可能枚数なんかの問題を考えると、キヤノンとしてはまだ製品化できるレベルではないとの判断じゃないんだろうか。もちろん、センサー自体の製造プロセスの問題もあるし、試作レベルはできても、量産レベルのプロセス開発もしないといけないですしね。
Re: (スコア:0)
デュアルピクセルで変態とか
今のモバイルのハイエンドの主流はクアッド(4画素)ですよ奥さん
ソニーのIPX586も4画素ですよね。
Re:ほかの会社が投資を怠っただけ (スコア:1)
Re: (スコア:0)
でっかい画素ピッチでダイナミックレンジ上げればいいだけなのに、わざわざ4分割してから画素混合で元の1画素に戻してるだけでしょ
カタログの画素数を4倍にできるってだけ・・・?